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きみと22時の5分

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恋愛にまつわるnoteのまとめ
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2019年5月の記事一覧

「一番」が似合わない女性なんて存在しないんだよ

「一番」が似合わない女性なんて存在しないんだよ

2018年は、読者さんから人生で一番恋愛の悩みを聞いた一年でした。

圧倒的に多かったのは、「彼女持ちor妻子持ちの男性」を好きになってしまった(付き合っている)パターン……。

仕事で書く原稿の中には、そういう恋愛だっていいじゃないって内容のものもありますが

正直に言えば私個人としてはこれっっっっぽっちも「それもあり」とは思っていない。

だって、恋愛くらいしかないじゃない。

血の繋がりもな

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「とりあえずセックス」って、即席麺かよ

「とりあえずセックス」って、即席麺かよ

前のブログで公開していた記事を読んでくれた読者さんから、こんなDMが届きました。

会社の先輩からデートに誘われてご飯に行ったんですが、初回のデートでそれとなくホテルに誘われて、私はまだ意識し始めたばかりで好きかもわからなかったので、明日仕事があるのでと言って断ってしまいました。でも、同期から「とりあえずセックスしなきゃわかんなくない?」と言われて、断ったのは間違いなのかな?って考えて……
付き合

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「愛がなんだ」は、ラブストーリーなんかじゃない。

「愛がなんだ」は、ラブストーリーなんかじゃない。

※ネタバレを含むのでお気をつけて※

「この人は、私のことを大事にする気が少しもないのだな」と思い知らされる好きな人の言葉を、笑って受け流したことがある。

そういうひとには、胸をえぐられる物語だった。「みたあとに死にたくなる説」がSNSで浮上していて、なにがそんなに辛くさせるのか?の答え合わせをする感覚で見に行ったわけだけれど
その瞬間を見つけるのは、あまりにも容易で。死にたいとまではいかない

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「ぼくはきみを、大事にしているつもりだよ」

「ぼくはきみを、大事にしているつもりだよ」

大事にするとは、なんなのか?
この問いについて、私はわりと長いあいだ考えている。

それは大事なひとを、うまく大事にできなかった後悔があるからだ。大事にできるときに、大事にできなかった経験がある。
もうあんな思いをするのはまっぴらだ。ずっと、そう思っている。

けれど大事な誰かと別れるたびに、大事な存在を失うたびに
「1秒たりともそこにある愛に対して怠慢ではなかった」と、言い切れた試しがない。

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平成に実らなかった、すべての恋に花束を

平成に実らなかった、すべての恋に花束を

なくなった瞬間寂しくなるのは、人の性だろうか。

いつもそうだ、二度と戻ってこないのだと思わされると、「もっと出来ることはあっただろうか」と後ろを振り返ってしまう。

失恋した。
31年続いた平成のあいだに幾度となく恋をして、そして失った。

心のまんなかに宿った新芽みたいな喜びを抱きしめ、友達ときゃあきゃあ想いを募らせ、ようやく蕾になったころ、泣きながらもう一度土の中に押し込めたりした。「なかっ

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