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【読書記録】実務でつかむ!ティール組織

ティール組織」という新しい組織経営の考え方が広まり、関連書籍も増えてきました。それに伴い、筆者自身も「ティール組織」をはじめとする組織経営の手法・考え方を企業、団体、学校を対象にお伝えする機会も増えてきています。

しかし、依然として「ティール組織」とはどういったものなのか?具体的に何から始めれば良いのか?という疑問を抱えながら、より良い組織作りをめざす人も少なくないようです。

本書は、そういった疑問や懸念に「プレティール組織」と「目的俯瞰図」という独自の切り口を示すことで、"成果も人も大切にする"組織へのアプローチを提案してくれています。

ティール組織」とは、人類誕生以来生まれ続けてきた組織形態の中で、現在、世界で最も新しく生まれつつある組織形態と位置付けられています。

しかし、いざ、理想的とすら評される「ティール組織」の形態に移行しようと考えても、その移行のプロセス暗黙知の領域に押し込められ、具体的に試せるものは限られていました。

実践事例として組織内の情報の透明化等も挙げられていますが、では、それを実際にどうすれば実現できるのか、と。

それもそのはずで、「ティール組織」的な要素を持ち合わせている企業として紹介されている組織のほとんどは「結果として」そう呼ばれうる形態に独自に進化してきたに過ぎなかったためです。

本書の著者は、その暗黙知の領域にあった「ティール組織への移行プロセス」そのものを取り上げ、「プレティール組織」という「ティール組織」に向かうための"土台作り"の段階を仮説として準備しました。

また、従来型の組織において暗黙知であった「組織の目的≒経営者の頭の中」を「目的俯瞰図」という地図へと落とし込み、その地図を元に組織に参加する皆が「目的にアクセスする」道筋を提案しています。

仕事上のやらされ感から脱却するためには、自分自身が目的とつながること=自分自身も組織に参加しているという主体的な態度となることが必要になります。その上で、本書の2つの独自の切り口は、まさしく組織が生まれ変わっていくための勘所と言えるでしょう。

上記を踏まえた上で、本書に紹介されている日本企業の事例や、振り返って自分の企業、組織を眺めてみたとき、"成果も人も大切にする"組織へのアプローチについてまた少し変わった景色が見えてくることも、あるのかもしれません。


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米農家⇄ホラクラシーファシリテーター。京都⇄伊賀の二拠点生活| ティール組織をテーマに国内・海外文献の研究・リサーチ| NPO法人場とつながりラボhome's vi(http://homes-vi.org)| 一般社団法人くじら雲(放課後等デイサービス)

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ティール組織という組織経営モデルに魅了され、一実践事例であるホラクラシー(Holacracy)を学びに昨年オランダのトレーニングにも参加した私。組織論、コミュニティ、パラダイム、生き方といったテーマで探求した本の読書録をこちらに貯めていきたいと思います。

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