Yuki Omori

🌾百姓×ライター×ファシリテーター|杜守|米農家の視点から、組織と経営、社会と自然環境を再生についての調査・研究、執筆、翻訳、プログラム実施等| https://junkanforestrice.mystrikingly.com/

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    • ゼロから始める伊賀の米づくり〜新米兼業農家の記録〜

      2020年1月、三重県伊賀市の父の実家の田を継ぐことになった男の米作り1年目からの記録です。京都⇄伊賀の二拠点生活を送っている筆者が、家族の思い、地域の信頼に応えるべく、自然のままならなさと共に歩む米作りの備忘録。よろしければ、ご覧ください。

    • 次世代に届けたい組織、経営、社会のアイデア記事まとめ

      ティール組織という組織経営モデルに魅了され、オランダのホラクラシートレーニングにも参加した私。組織論、コミュニティ、パラダイム、生き方といったテーマで探求した本や海外文献のまとめ記事、記録をこちらに貯めていきたいと思います。

    • 曽祖父の遺した耕作放棄地再生記録

      およそ50年ぶりに再発見された我が家の耕作放棄地を、無肥料無農薬、自然の力を活かした菜園や果樹園に再生させていくライフプロジェクトの記録です🌱

    • 兼業米農家が、種から始める果樹栽培🍎🍊

      三重県伊賀市の兼業米農家が、バケツで育てる米づくりの挑戦を皮切りに「自分が好きで食べるものは、自分で育てられるようになってみたい🌱」と思い立ち、りんごとみかんを種から栽培する挑戦を始めました。その、成長記録です🍎🍊

    • 自然農法×バケツで始める米づくり

      兼業米農家の著者が、ひょんなことから『ハッピーヒル 』というお米の種籾を分けていただき、自然農法的に、かつ、バケツ栽培で育ててみることにしました。 ハッピーヒルとは、不耕起・無肥料・無農薬で作物を育てる『自然農法』を確立した福岡正信氏が交配、育成したお米の品種のことで、その名の由来は、福岡正信氏の名前から福(=Happy)岡(=Hill)と直訳し、名付けられたそうです。 このハッピーヒル と向き合うことで学んだこれからの社会・農業・働き方のあり方への可能性についても書いていければと考えています。

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    【読書記録】人が成長するとは、どういうことか 発達志向型能力開発のためのインテグラル・アプローチ

    今回の読書記録は、一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事である、鈴木規夫さんの最新刊『人が成長するとは、どういうことか 発達志向型能力開発のためのインテグラル・アプローチ』です。 私にとって、このような『人・組織・社会の意識と構造』の探求を深めよう、というのは少し久しぶりのように感じています。 現在のようにコロナウイルスが世界中に蔓延する以前。 かつては『ティール組織』著者フレデリック・ラルー氏との邂逅や、 組織運営システム『ホラクラ

      • 4ヶ月の途中成果:「新しい百姓のあり方の実践を、この農閑期から始めます」宣言からの進展

        🌳六反百姓・大森、農閑期に『令和の結(ゆい)』を始めます🌳と題した農閑期の暮らしと仕事づくりの実験を宣言して、4ヶ月が経ちました。 おかげさまで各方面からの反響や進展がありましたので、その経過報告と続報をお伝えできればと思います。(まとまらないなりに、ひとまず区切りとして出してみます) 『令和の結(ゆい)』を通して進展したことまず、私にとって季節の移り変わりと暮らし、仕事は文字通り一体化しているという前提がありました。実家の稲刈りが終われば農閑期に入ります。 寒さの厳し

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        • 【記事翻訳】アイデアの源は誰だったのか?組織におけるソースの役割

          今回は、ナジェシュダ・タランチェフスキ氏(Nadjeschda Taranczewski)による、組織におけるソース(source)の役割に関する英語記事の翻訳です。(原文はこちら↓) 記事を読む上での前提共有 本書で取り上げられる『Source Principle(ソース・プリンシプル / ソース原理)』とは、イギリス人経営コンサルタント、コーチであるピーター・カーニック氏(Peter Koenig)によって提唱された、人の創造性の源泉、創造性の源泉に伴う権威と影響力、

          • 【読書記録】前編:A little red book about source:Liberating management and living life with source principles

            今回の読書記録は、2020年9月に出版された、Stefan Merckelbach(ステファン・メルケルバッハ)の『A little red book about source: Liberating management and living life with source principles(ソースに関する赤い冊子:経営を解き放ち、ソース・プリンシプルを携えて生きる)』です。 本書を読む上での前提共有本書で取り上げられる『Source Principle(ソース・プ

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          • 新米米農家の「土中環境」の探求と環境再生の実践
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            身体感覚を取り戻し、精神を調える「行」としての筋トレ

            2020年秋、ふと思い立ち、日々の習慣の中に筋トレを取り入れるようになりました。まずは、腕立て50回くらいからです。 2022年12月現在で、そのメニューは大きく変わりました。 筋トレを続けるごとに目覚ましく身体は作り変わり、どんどんできることが増えていきました。 特にジム通いなどするでもなく、ひたすら自重トレーニングによる自主トレです。 一念発起して筋トレを始めてからまる2年以上、継続して続けられていることになります。 時折、この習慣の筋トレについて友人達と話すこ

            ゼロから始める伊賀の米づくり40:野生動物や自然と共に生きる田んぼ

            正月休みの間は、時間に囚われずにゆっくり自然を観察することができます。 そして、じっくり観察してみると、改めて自分の今いる場所は、人間以外のさまざまな生命の生きる舞台なんだなぁ、と実感することができます。 夏の間は雑草が生茂り、それを除草するために暑さと草の生命力との戦いになりますが、冬はまた一味違った自然を体感できます。 まず、朝、目を覚まして田んぼに向かうと、霜の降りた姿を見ることができます。 もう少し手前に目をやれば、水たまりは凍りつき、日の光を反射しています。

            曽祖父の遺した耕作放棄地再生vol.2冬になり、いざ開拓開始!

            2020年、父から家を継ぐこととなり、それに伴って兼業農家としての田んぼ、土地を引き継いだ私は名義変更等の手続きに向き合う中で、50年以上放置されていた我が家の飛地の存在を知りました。 長年放置されており、土地改良に伴う区分変更などもあったため、登記上の番地と現在の土地の番地もズレており、法務局、市役所、ご近所の皆さんとのネットワークを駆使して、ようやく土地を見つけるに至ります。 見つけた当初は5月であったため草木が生い茂り、どうにも開拓が難しい状態でしたが、ようやく季節

            【記事翻訳】受刑者教育における尊厳の向上〜刑務所におけるホラクラシー(Holacracy)の実践

            今回は、アメリカ・アーカンソー州の刑務所において、ホラクラシー(Holacracy)を受刑者教育のプログラムとして活用している事例の英語記事の翻訳です。 (英語記事の初出は2019年11月。原文はこちら↓) ホラクラシーとは? ホラクラシー(Holacracy)とは、フレデリック・ラルー(Frederic Laroux)著『ティール組織(Reinventing Organizations)』でも取り上げられている組織運営手法であり、 Holacracy One(ホラクラ

            種から始めるりんご🍎&みかん🍊栽培3:初めて迎える冬

            前回の記録から少し間隔が空いてしまいましたが、久しぶりに種から育てていたりんごとみかんの苗についての記録をつけたいと思います。 初めて迎えた、冬のりんごとみかんはどのようになったのでしょうか? 初めてのりんごの苗栽培ですが、寒さによって紅葉していました。落葉することなくこのような姿でいるのは、本当に驚きです。 根がしっかりしているからでしょうか?栄養がきっちり行き渡っているようです。 ある程度観察を続けていると、「もうこの苗は枯れてしまうな」「この苗はまだまだ元気だな

            ゼロから始める伊賀の米づくり39:冬の夜明けの散歩風景

            前回の記録は、稲刈りを終えてから行う必要があった秋起こしの際のものでした。 稲刈りを終えてからも土の中の栄養を稲の切り株は吸い上げ続け、成長しようとします。 そんな稲の切り株……蘖(ひこばえ)をトラクターで耕して土に還し、地中での有機物の分解を促すことで次のシーズンの土の肥やしにする。それが、秋起こしでした。 そんな秋起こしからしばらくし、正月休みに入ると田んぼの様子も冬の様相を呈してきます。 私の田んぼのある三重県伊賀市は盆地であり、昼夜の寒暖差の大きな地域です。

            曽祖父の遺した耕作放棄地再生vol.1忘れられた土地を再発見する

            2022年5月、私は地元の人もあまり立ち寄らない茂みの中へ軽トラを走らせていました。 助手席には90代半ばに差し掛かった集落で最高齢のお爺さんのYさんを乗せ、Yさんの案内で荒れた道を進んでいきます。 なぜ、このような人気のない場所へご近所のお爺さんと連れ立ってドライブしてきたのかといえば、実家の曽祖父が耕していた土地を探しにきたためでした。 耕作放棄地再生のきっかけ実家の兼業米農家を継いでいたこと そもそも、どうして曽祖父の土地を探しにきたのかといえば、2020年に他

            ゼロから始める伊賀の米づくり38:湿地化しつつある田んぼを秋起こし

            9月初旬に収穫と出荷準備を終え、晩秋。 田んぼをトラクターで鋤き込む「秋起こし」を行うことにしました。 我が家の田んぼの一つは、U字溝および畦の劣化によって水が染み出してしまい、半ば湿地のようになっています。 早く塞いでカラッと土を乾燥させたいと思いながら、対策の時間を取れずに今日に至ってしまっています。 とはいえ、稲刈り後に再び再生しつつある蘖(ひこばえ)や稲藁をトラクターで鋤き込んでしまうことで、土に還さなければ蘖は地中の栄養を吸い出してしまいます。 トラクター

            【読書記録】世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが

            今回の読書記録は、私の友人であり、まちづくり活動において先輩にあたる谷亮治さんの『世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが』です。 谷さんの著作はこれまでの書籍を含めて三冊あり、これらを今の私の立場から読み解こう、という思いつきからまとめ始めました。 一冊目は、『モテるまちづくり:まちづくりに疲れた人へ。 (まち飯叢書)』 二冊目は、『純粋でポップな限界のまちづくり: モテるまちづくり2 (まち飯叢書)』

            【読書記録】後編:世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが

            今回の読書記録は、私の友人であり、まちづくり活動において先輩にあたる谷亮治さんの『世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが』です。 前編に引き続き、後編の記事となります。 谷さんの著作はこれまでの書籍を含めて三冊あり、これらを今の私の立場から読み解こう、という思いつきからまとめ始めました。 一冊目は、『モテるまちづくり:まちづくりに疲れた人へ。 (まち飯叢書)』 二冊目は、『純粋でポップな限界のまちづくり

            【読書記録】前編:世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが

            今回の読書記録は、私の友人であり、まちづくり活動において先輩にあたる谷亮治さんの『世界で一番親切なまちとあなたの参考文献〜人見知りで世間知らずな俺がまちづくりを始めて20年が経ったんだが』です。 やや文字数が増えてしまったため、こちらは前編の記事となります。 谷さんの著作はこれまでの書籍を含めて三冊あり、これらを今の私の立場から読み解こう、という思いつきからまとめ始めました。 一冊目は、『モテるまちづくり:まちづくりに疲れた人へ。 (まち飯叢書)』 二冊目は、『純粋で

            【読書記録】『Work with Source(すべては1人から始まる―ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力)』

            今回の読書記録は、2021年3月に出版された、Tom Nixon(トム・ニクソン)『Work with Source: Realize big ideas, organize for emergence and work artfully with money(『ソースを活用する:大きなアイデアの実現、創発の仕組み化、そして、賢くお金を使うために)』および、 2022年10月26日に出版された『Work with Source』の邦訳版である『すべては1人から始まる―ビッグ