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#マッサージ

私の背骨のはなし その9

私の背骨のはなし その9

最近は、肩が凝ったり腰が痛くなることもなかったが、久しぶりに、首にそっと触れるだけで痛いところがあることに気づいた。確かめるように首の骨に沿って触れていくと、左側が腫れているようにも感じた。こういうときは、すかさず目黒のおじいさん先生、ということになっていたが、今はもういらっしゃらない。ご長男とその息子さんが継いでいらっしゃるではないか、若先生のところへ行くべし。と思い立ち、お電話すると、急がない

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私の背骨のはなし その7

私の背骨のはなし その7

ジョホールバルでお気に入り、というか、仲良しのマッサージのおばちゃん、中華系マレーシア人のアイリ―さん。キャメロンハイランドに引っ越すときには後ろ髪引かれて、連続で会いに行った。キャメロンに一緒に引っ越さないか?とも誘った。いつもマッサージしてもらいながら、いたたーっ、と叫びつつ、身の上話や、ご近所の面白ネタなどで大笑い。

マッサージのおばちゃんにしては英語が得意だけれども、すべて通じるわけでは

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私の背骨のはなし その6は番外編

私の背骨のはなし その6は番外編

40代は、マレーシアでの3度の引っ越し、4軒の家での生活、途中から家族になって早5年になろうかという三猫士とともに過ぎた。戌年生まれで、もともとは犬が大好き。15歳の時、学校帰りに地元の東急ハンズに何度も通い、親も説得し念願叶って、自分のお小遣いで、今でいう譲渡のような形で1000円(男の子は2000円、女の子は1000円だった記憶)で買ってきた雑種の子は、あとちょっとで20歳というところまで長生

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私の背骨のはなし その3

私の背骨のはなし その3

中学2年から高校を卒業するまでは、ほぼ毎日、大学時代も通えるときにはできるだけ、そのおじいさん先生の整体を受けた。明らかに、盛り上がりつつあった右の肩甲骨周りと左腰の筋肉は柔らかくなり、山もなだらかになって、映画を1本動かずに座ったまま見ることが辛かった痛みも和らいだ。中学時代から好きになったスキーは、高校、大学と続け、日常のトレーニングや冬から春にかけての雪山での生活でも全く問題なく過ごせるよう

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私の背骨のはなし その2

私の背骨のはなし その2

「ミルウォーキー装具」という名の鉄鋼コルセットのような鎧を着て通学するようになった。徐々に慣れてはいったものの、中学2年生女子が普通の学校生活を送るには、時々ちょっと難しい場面があった。着替えをしなくてはならない体育の授業は、身体が曲げられないので時間がかかり、授業に遅れることが多かった。先生に説明しても、遅刻するな!言い訳するな!と怒られ、唇を噛んだ。走ったりボールを投げたりも、元々苦手な上に、

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