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【詩】守り人

彼女に見合う強い男になる
そんな約束したはずだった
だがそれでもダメだった
最初から僕のことは眼中にないみたいだ
ただの黒歴史を今更蒸し返す
小学生中学生の時に神社によくきてた
大人になって恋人できますようにと祈る
一人暮らしの部屋には干したままのシャツ
電源が付いたままのテレビ
それにはあの時の彼女が映っていた
悲しそうな表情をしたままうつむいている
たくさんの大人に囲まれながら
ある場所に連れていかれていった
あの神社の境内には
未来が見える神がいる
僕の未来を守ってくれたのだろうか?

#自由律俳句

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