「トリビアのゲシュタルト崩壊。」

自分が行方不明になる瞬間、ゲシュタルト崩壊が勃発したな、と脳裏の端の端の端で戦々恐々と感じる。

特に雑学を勉強している時、トリビアのゲシュタルト崩壊が勃発する。

「でも、やるんだよ!」

と、自分を根性論で立て直し、睡眠が不眠症状態のキャパシティオーバーな自分の眠い目を心の中で擦りながら、カフェインを脳内に闘魂注入する。

「生きる。」

と、この世界の脳裏の片隅で誓いながら、ソウルフルにダンスミュージックのリズムと共鳴して揺れたくなる。

「オレって、特殊なのかな?」

と、農業自転車のサドルにまたがりながら、あん馬をキメつつ、

「まだ特殊になってすらいねぇよ。」

と、人生にオチを付けて『人生劇場・濃厚。』の映画が終了する頃には、

「生きる。」

という選択肢が見えてくる。

まだまだ、「生きる。」つもりである。