ヨシHERO

主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと変えられるものを変える勇気と その両者を…

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主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと変えられるものを変える勇気と その両者を見分ける英知を我に与え給え。 人生100年時代、折り返し地点を過ぎても尚、担がれていることに気づけない羊のふりはもうやめよう

最近の記事

レッジョ・エミリアアプローチとアトリエの文化

 レッジョ・エミリア・アプローチとは、子どもたちは他者との関係の中で学び成長する可能性を持っているという「子ども観」、または「人間観」に基づいた教育哲学です。  アトリエは、行動を通じて概念を可視化する場所です。 アトリエは、人々がデザインし、探求し、創り出すためのツールや材料を備える物理的な場でもあります。それは、頭、手、感受性、合理性、感情が密接に協同する学びの方法を可能にし、目に見えるようにする場でもあります。  アトリエは、私たちの種に深く生来している審美的感覚が、さ

    • コヘレトの言葉

      今 この時を生きる    コヘレトの言葉 1章 一代が過ぎ また一代が興る 地はとこしえに変わらない 日は昇り 日は沈む 元の所に急ぎゆき 再び昇る 南に向かい 北を巡り 巡り巡って風は吹く 風は巡り続けて また帰りゆく すべての川は海にそそぐが 海は満ちることがない どの川も行くべき所へ向かい 絶えることなく流れゆく 私は 太陽の下で行われるあらゆる業を見たが やはり すべては空であり 風を追うようなことであった 曲がったものは まっすぐにならず 失われたものは

      • 誓いますか?それとも

        今年はやってみたいこと100のリストをスケジュール帳に初描きしました。 初詣で「今年こそは!」をしないことにしました。 その方がワクワクするし、3日坊主でイヤな気持ちにもならないからです。 「1年の計は元旦にあり」とよく聞きますが、 江戸時代の儒学者、安井息軒 (そっけん)の「三計の教え」だそうです。  一日の計は朝にあり  一年の計は春(元旦)にあり  一生の計は少壮(少年時代)にあり 何をするにも早い方が良い、若い方が失敗もたくさんできるということか? 若いとは、年

        • わかる?できる?とにかくやってみる

          「いつやるの?〇〇でしょ」 言葉自体は知っているけれど、自分も含めて今じゃなくて「あとでしょ」とか「いや、ないでしょ」っていう時がないですか?さらに「私じゃないでしょ」とか「なんで私なの!」という時も? 「失敗」のリスクはあるので、一歩踏み出すって勇気がいりますよね。でも失敗している人、怒られている人ほど成功しているっていう話もあります。大人になればなるほど失敗のハードルは高くなるのですが、幼少期から自分でいろいろ考えて、いろいろやってみて、失敗をたくさん経験して、そこから

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          自己決定が増えれば、幸福度も上がる

           今年の目標とか、新学期の目標とか、よく決めちゃうのって学校あるあるじゃないですか。それよりも強力でまるでアラジンの魔法のランプのような素敵な発想方法が、自分で素敵な未来を志向するイメージする力です。 それを引き出すのが、大人のしつもんスキルだと思います。何かトラブルがあった時の子どもへの【しつもん】の例です。 ①今、何が起きているの? ②君はどうしたいの? ③私が手伝えることがあるとすれば何? ④君が今できることって何だろう?  全部答えられなくてもいいし、一方的ない

          自己決定が増えれば、幸福度も上がる

          同じ方向を見るって͡コト

          コロナ禍の今では保護者の参観も制限せざるを得ない状況の中、皆で検討し大前提は、子どもたちが主体的に関わろうとする内容にしようということ。 ”遊び”の感覚を取り入れたかったんだよね。発表会当日にピークをもっていくのではなく、当日までの過程も楽しんじゃうというコンセプト。 同僚たちは見事に応えてくれたことは言うまでもない。結果はインスタでも紹介したけれど、子どもたちの様子を見れば一目瞭然だった。 キーワードは【楽しくないワケがない】 ”遊び”という言葉だけが一人歩きしてし

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          言葉にするって、ムズカシイ?

          先日第1回目の「大学入学共通テスト」が行われました。センター試験における国語科の平均点は、数年来50~60%で推移しているそうです。 「国語力」をどう定義するかによるし、センター試験の問題=国語力だとも個人的には考えていません。そもそも問題の質にもよる・・という声も聞こえてきそうですが、それはさておきいわゆる「国語力」について考えます。 日本で生まれて、日本人の家庭で育てば、日本語に困ることはないですね。「国語」って日本語だから、特に勉強とかしなくても大丈夫・・な訳ない?

          言葉にするって、ムズカシイ?

          「子」も「親」も選べないけどね

          小児科医の有井悦子先生は、毎年の職員研修でお世話になっている方です。子どもの「しんどさ」をわかりやすく、臨床現場での経験を踏まえて伝えてくださいます。何より実際の症例からお話ししてくださり、私たち大人の盲点となっている「子どものしんどさ」に気づかせていただいています。 いわゆる「子育て論」や「ハウツー本」のような”マニュアル”ではないけれど、私たち大人の関わり方について、子どもがいる環境のつくり方においてとても参考になります。大人のスタンスの取り方や立ち位置は、考えている以

          「子」も「親」も選べないけどね

          森へ行こう、外で遊ぼう

          自分軸をしっかりと持っている大人はブレない強さがある一方で、正しいと信じて生きてきた自分の軸に、相手や周りを合わせようとしがちじゃない? 幼児期は、何でもかんでも吸収する時期でもあり、自分自身を作り上げる大切な時期でもあるから、自分でいろいろ考えたり行動したりすることも極めて大切だったりするわけです。 幼稚園という場所や環境がそれに越したことはないんだけれど、まさにそれに相応しい環境が『屋外』。しかも【自然】や【森】だというのです。 <引用参考>北欧の森のようちえん リ

          森へ行こう、外で遊ぼう

          赤ちゃんの脅威の言語能力

          乳幼児期の言語発達は将来の学力に影響すると言われています。赤ちゃんはAIにも大人にも負けない優れた効率性で言葉を身につけるそうです。 とはいえ、赤ちゃん時代の環境ってみんなそれぞれ違いますよね。おなかにいるころから様々な言葉を知覚し、学習しているのだとか・・・。誕生してから初めて言葉を話すまでも、さまざまにInputされているわけで、お母さんの声やリズム、母音と子音、使う言葉や単語などそんなことあまり意識していませんでした。日本人ならおばさんとおばあさんの違い、英語圏ならL

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          自分(たち)でやるという感覚

          お・も・て・な・しという言葉が流行したウラに何があるか?おもてなしをしているという『偽善者的な満足感』と、自分はおもてなしされるに値する人間だという『傲慢さ』が日本人の無意識の中にあるのではないか。 コインに裏表があるように、朝が来れば夜にもなるし、陰陽表裏一体は宇宙の法則である。正義のヒーローやヒロインは悪役がいないと成り立たない。うちの子がブラッククローバーというアニメにはまっているのはSnow Manきっかけであるが、努力と根性だけでは一線を越えられず強くなれない主人

          自分(たち)でやるという感覚

          いい加減のさじ加減

           いい加減にしなさいって、お子さんに言ってますか?それ最高です!  今の子どもたちって、そんなに言われるくらい集中できる子の方が少ないかもしれない?だとすればお子様はかなりの可能性をお持ちだということになりますね ^^) _  ところで、この『いい加減』とは、どんな加減なんでしょうね?前回にブログでなんだか有機ばっかり食べているようなイメージだったかもしれませんが、実はまったく有機とはかけ離れた食生活であります。  ラーメンもマクドナルドも、コンビニも・・・もちろん日本

          いい加減のさじ加減

          有機は好きですか?

          ここ最近、もっぱら有機にはまりかけている。正直にいえば面倒な分野だなと思っていたのだが、いろいろきっかけが重なって本で読んだり調べたりしているうちに【めんどくさい】から【怖いかも】【もっと知らないと】という感情に変わった。  初めは、職員研修用にスウェーデンやデンマーク、イタリアのレッジョの保育を勉強していると「森のようちえん」というキーワードから縁あって,『NPO法人  日本に健全な森をつくり直す委員会』のメンバーに招待され、有機野菜や農薬について知る・学ぶという現状から

          有機は好きですか?

          Outputしてます?

           VUCAの時代と言われる今を幼児期で過ごす子どもたちにとって、必要なチカラとは、いかに自分らしさを表現できるか。昭和な世代がそんなことをこれからの令和キッズに?と思いつつ、最近、変わりつつある幼稚園の取り組みを紹介します。  まず、教室にモニターを入れたことにより日常に映像が入ってきました。去年の運動会のDVDでイメージしたり、運動会練習の写真や動画で自分たちの態度や様子を客観視して反省や次へのモチベーションにつなげたりしています。保育の見える化やあそびの見える化を保育の

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          お膝の上はいつまでですか?

           カメラ(スマホ)を持たずに園舎の中を巡回している時に限って、思わぬシャッターチャンスに遭遇することが多くて、急いで職員室にカメラを取りに戻るということがよくあります。  幼稚園では1クラスに1人の担任がいるわけですが、廊下を通っている際に羨ましいなぁと思う瞬間が、膝の上に子どもを載せている様子を目にした時です。こういう時間って、設定保育の前後というか、時間的にも余裕がある時間帯なのかもしれませんが、そういうときのお部屋は何とも言えない温かい空気やオーラが支配しています。

          お膝の上はいつまでですか?

          人それぞれにタイムリー

          野球では、勝負の分け目となる安打をタイムリーヒットというが、人生という長いゲームにおけるタイムリーとはいつのことだろう? タイムリーとは、漢字なら【時宜】という言葉があてはまるだろうか。人生におけるタイムリーヒット?といえば大げさかもしれないが、運命の分かれ道という瞬間は、そうそうあるもんじゃなくて、人によってその瞬間は違ったりするわけで、その時は気づかなかったけれど、後から考えたらあの瞬間だったりして・・という話はよくありますよね。 その『時宜』について、お話をしたいと

          人それぞれにタイムリー