赤ちゃんの脅威の言語能力
乳幼児期の言語発達は将来の学力に影響すると言われています。赤ちゃんはAIにも大人にも負けない優れた効率性で言葉を身につけるそうです。
とはいえ、赤ちゃん時代の環境ってみんなそれぞれ違いますよね。おなかにいるころから様々な言葉を知覚し、学習しているのだとか・・・。誕生してから初めて言葉を話すまでも、さまざまにInputされているわけで、お母さんの声やリズム、母音と子音、使う言葉や単語などそんなことあまり意識していませんでした。日本人ならおばさんとおばあさんの違い、英語圏ならLとRの音の違いを、習わなくても勝手に身につけていますよね。
脳神経細胞の数が、幼児期からどんどん減っていく?(不要な情報は削除されていく)のは極めて普通だそうで、そのかわりに情報と情報をリンクさせるネットワークは広がっていくとなれば、どんな情報がInputされる環境にいるかが、乳幼児期の言葉の獲得に大きな影響があるのも納得です。
『どこでそんな言葉をおぼえてきたんやろ』とよく耳にしますが、実は周りの大人の会話や言葉遣いが原因であることも多く、幼稚園でも家でも自分たち以外の要因を推測しがちです。幼児期は特にスポンジのように言葉を吸収する時期だということを私たちは忘れがちです。
その学習スピードと効率は最先端のAIシステムよりも優れているので、赤ちゃんがどのように言葉を獲得していくか、どんな時に興味を示すのかについて、AI研究者と発達心理学の専門家が一緒に研究をしているそうです。AIの学習スピードを上げるために、人間の赤ちゃんの脳内アルゴリズムが研究されているのです。まだまだ人間には未知な能力があるってワクワクします。
とはいえ、赤ちゃんの住む環境つまり経済的環境にも大きく影響されるので経験する『ことばの数や質』つまりInputの内容と量に差があると語彙数や学力などにも影響がでてくることも事実だそうです。そこでよく問題にされるのがスクリーンタイム。
私たちの頃のスクリーンといえばテレビや映画の画面。いわゆる一方通行でしたが、イマドキのスクリーンは、スマホやタブレットなので双方向なんですよね。つまり反応してくれるわけです。
最先端の研究では、画面の中にいる人間だけでなくキャラクターであっても視聴者である赤ちゃんと目を合わせた時だけ、赤ちゃんが反応して【言葉】を獲得したという報告があるそうです。
やっぱり、目と目で通じ合う・・・って大事なんですよね。そうゆう仲になりたいわ by MUGO・ん...色っぽい
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