江里 祥和

1987年大阪生まれ千葉育ち。スケボー系Youtubeチャンネル「ろびんトよし」の相方…

江里 祥和

1987年大阪生まれ千葉育ち。スケボー系Youtubeチャンネル「ろびんトよし」の相方(無期限活動休止中)/あったか〜い缶コーヒーは年中必要である。 https://yeri.me/about/

マガジン

  • 読書日記

    読んだ本、読みたい本、買った本などについて

  • 練習ちょー短編

    とても短い物語のようなものを書く試み。

  • 日常のふくらみ

    気になったもの、印象に残ったものを文章でふくらます試み。

  • スケボーの記憶

    中学時代を過ごしたサイパンで夢中になったスケボー。スケボーが日々にどう影響を与えのかはもちろん、当時の暮らしも振り返っています。

  • おとあそび日記

    ビートメイク経験ゼロからSpotifyにアルバムを公開するまでのプロセスを記録しています。音声版「おとあそびラジオ」はApple Podcasts、Spotify、stand.fm、Himalaya、Amazon Musicなどで配信中。

最近の記事

青いドレス | 練習ちょー短編 #2

朝6時のアラームを止め、ふとんをまくりながら上半身を起こす。起床後は、まずはベランダの窓を開ける。車の走行音が耳に届き、肌をなでるような風を顔、肩、腕に感じる。向かいの家の梅の木が咲いている。そろそろ春だろうか。 ぼくは、出勤前の朝6時半から7時半まで公園にいくことを日課にしている。目的は、人間観察だ。さまざまな人間の表情や服装、行動をながめては、その変化を観察している。この日課を続けて、もうすぐ1年になる。 「アレクサ、今日の天気は」 「今日の天気は、おおむね快晴です。

    • 真っ白な本 | 練習ちょー短編 #1

      ある日、男が古本屋で読みたい本を散策していると、真っ白な本が目に止まった。手に取ってみると、表紙も中のページも、真っ白である。 ハードカバーで表紙はマットコート、裏も白である。ページに関しては、一般的な単行本と大差がない紙質だが、色は茶色がかっている感じもなく、やはり白である。それは印刷を怠ったという意味での"情報が一切ない"というよりも、あえて真っ白にしているように感じられた。 古本屋にあるから中古本ということだろうが、表紙に多少のスレがあるくらいで、特に大きなダメージ

      • ズッキーニのぬか漬け

        ぬか漬けではズッキーニが一番好きなぼくは、『スター』を読み終わり、その余韻が抜けぬまま『爪と目』を読んだ。脳内がぐちゃぐちゃである。爪を噛む女の子が映画監督を目指しそうだし、古本屋はYoutuberと不倫しそうである。 『爪と目』は、ホラーということであった。読んでみたが、あんまりホラー感がない。それは小説筋肉がおとろえているぼくのせいなのか、それとも物語の複雑性からきているのか。何本か書評を読んで、再読の必要性を感じた。だが、あまり小説を読まなかったぼくでも、言葉で紡がれ

        • 箒で空気をはくお兄さん

          普段は電車で数駅はなれた大型書店にいくのだけど、電車に乗るのが面倒なとき、歩いてとなり駅の書店にでかける。「まぁ、運動にもなるし」と先日その書店にいってきた。 だいたいのジャンルを満遍なく取り揃えたその中型書店にて、文庫コーナーをうろつく。新潮文庫、角川文庫と目線を動かして探してみたが、お目当ての本はないようだった。また今度、大きな書店にいったときにでも探そう、とエスカレーターで下った。 施設をでて、ゆるやかな下り坂をあるく帰り道、右側には自動車販売店が見えてくる。そこに

        青いドレス | 練習ちょー短編 #2

        マガジン

        • 読書日記
          0本
        • 練習ちょー短編
          2本
        • 日常のふくらみ
          2本
        • スケボーの記憶
          7本
        • おとあそび日記
          31本
        • スケボー Q&A
          18本

        記事

          黒船到来|スケボーの記憶 #6

          前回の投稿から2週間近く空いてしまいました。飽きたわけではありません。ちょっと小休憩ということで。 「スケボーの記憶」は、中学時代を過ごしたサイパンにてスケボーに夢中だった頃を、34歳になってから振り返っている不定期投稿シリーズです。 過去投稿はマガジンからどうぞ 前回は、キックフリップという技がいかに「ほんとにできるん!?」という都市伝説的なものだったかをお話しました。ビデオの中でしか見たことがなかったのですが、友達が成功した途端「できるんだ!」とみんな成功しだしたので

          黒船到来|スケボーの記憶 #6

          都市伝説だった技|スケボーの記憶 #5

          少し間が空いてしまいました。34歳のぼくが中学時代のサイパンでのスケボーの日々を振り返るシリーズ、今回で5本目ですか。 前回は脱臼ということで、ちょっと痛々しい話でした。スケボーにケガはつきものですが、できればケガってしたくないですよね。受け身を知らずにこうなっちゃったので「転び方って大事だよね」という内容になっています。 あ、そうそう、マガジンも作成したので、よかったらフォローしてもらえると感激です。 今回は「都市伝説」という、ちょっとすごいワードを入れてしまいました

          都市伝説だった技|スケボーの記憶 #5

          脱臼|スケボーの記憶 #4

          今日はじめて中本に行ってきました。辛さ9という北極ラーメンを食べたのですが、うまからでした。食べれば食べるほど辛くなるという感じではなく、ただ最後はきつかったですけど。スープ全部飲むのはさすがにきつかった。辛いけど、ちゃんと美味しかった。 前回は「初めてのオーリー」ということで、オーリー練習を振り返りました。練習自体の記憶はそこまで鮮明ではなく、「スケボー練習とは」という解説部分がふくれあがってしまいました。 さて、今回は「脱臼」ということで、ケガの話です。ちょっと記憶が

          脱臼|スケボーの記憶 #4

          初めてのオーリー|スケボーの記憶 #3

          こんにちは。この前久しぶりに『メッセージ』という映画を見たら、ラストでうるっときてしまいました。あれは名作ですね。 さて、前回はスケボーを入手するまでのお話でした。北斗の拳的なグラフィックの安物スケボーをゲットして、ついにスケボーに乗りはじめた僕です。 今回は「初めてのオーリー」ということで、その練習の様子を思い出してみます。 あとこのシリーズでは、ちょこちょこ解説的なことも書いていきます。Youtubeで何十本と解説動画をつくってきたのもあるので、「スケボーしたことな

          初めてのオーリー|スケボーの記憶 #3

          スケボー入手|スケボーの記憶 #2

          おはようございます。台風が来るそうですね。今夜から明日にかけて荒れるそうです。買い物は今日の夕方までには済ませておきたい気分です。 さて、前回は小学校を卒業したぼくがサイパンという異国の地に上陸するまでのお話でした。英語を覚えなきゃだったり、日本人学校に通ったり、とても大きな変化があった時期を振り返っています。 それで今回は、スケボーの話です。そもそも、なんで僕はスケボーをやりたいと思ったのか、という話ですが、具体的なきっかけというのは覚えていません。でもついにサイパンで

          スケボー入手|スケボーの記憶 #2

          卒業と上陸|スケボーの記憶 #1

          なんと書けています。まだ飽きていません。ということで今回は「スケボーの記憶」2本目ということで記憶をたどっていきたいと思います。 ところで先日話題のイカゲームを観たのですが、観終わった後の感じが世間は高熱なのにぼくは平熱だったので、その差に戸惑っています。 さて、前回はこの「スケボーの記憶」を書いていくにあたっての導入文みたいな内容でした。今回は「卒業と上陸」になります。 ここで残念なお知らせです。いや、特に残念と感じない人もいるかもしれません。今回はスケボーは登場しま

          卒業と上陸|スケボーの記憶 #1

          はじめに|スケボーの記憶 #0

          ちょっと前までビートメイクの投稿をしていた僕が、いきなりスケボーとか言いはじめて、びっくりしている人もいるかもしれません。もしくは、全然びっくりしてない人もいると思います。 ぼくは中学時代の3年間をサイパンという島で過ごしたのですが、そこで2年間、スケボーにどハマりしました。夢中というやつです。 それで今回、ちょっとこのときの様子、思い出を書いてみようかなと。特に理由はありません。いや、理由はあるといえばあると思うのですが、「なんか書きたい」と思ったときに書けそうなネタが

          はじめに|スケボーの記憶 #0

          ビートメイクをはじめて3ヶ月が経過:DTM初心者の独り言

          1月2日にスタートしてから、3ヶ月が経ちました。体感的には、早くも遅くもなく「3ヶ月経ったか」という感じです。 ただ、3月はなかなか濃い1ヶ月でありました。 ・シンセでの音作りの基本勉強(オシレーターやフィルターなど) ・初めての編集した音声コンテンツの投稿 ・61鍵盤の電子キーボードの購入 ・1曲目の完成 3ヶ月前にはじめた頃は、まさか電子キーボードを買うとは思っていたなかったし、1曲目が(とりあえずは)完成したのにはホッとしました。 今回は、このなかから特に印象的

          ビートメイクをはじめて3ヶ月が経過:DTM初心者の独り言

          アンビエントっぽい曲、出来上がりました。

          DTMをはじめてもうすぐ3ヶ月、最初の1曲が完成しました。近所の公園をイメージした、ゆったりなアンビエントです。 これを機にSoundCloudのアカウントを作りました。今後は、こちらに曲をアップしていく予定です。 初めての作曲今までにnoteでBGMをアップしたことが何度かありましたが、これは練習するなかでの副産物というか、「つくるぞ!」と気張ってやっていたわけではなくて。 そう考えると、今回は「曲つくるぞ」という意識でつくった初めての曲ということになります。 作業

          アンビエントっぽい曲、出来上がりました。

          音楽を感じるようになった:DTM初心者の独り言

          最近「うわー!やべー!」と興奮して見ているYoutube動画があります。 登録者200万人超えの音楽プロデューサー、ANDREW HUANGのYoutubeチャンネルの企画「4 PRODUCERS」です。 これは、4人のコンポーザー(作曲家)が決められたテーマに沿ってビートメイクしていく企画。最初が「空想の映画のイントロ音楽をつくる」、2個目が「シンセ1つだけで作曲」という縛りです。 同じテーマだけど、4人それぞれ作るビートが全然違って、いやーこれがおもしろい。見ながら

          音楽を感じるようになった:DTM初心者の独り言

          「作曲」というものを体感中:DTM初心者の独り言

          今年の1月2日以前、DTMをはじめる前のぼくにとっては、「作曲」という言葉はどこか遠い存在というか、「すごいなぁ」とつぶやいて終わるような、自分とは関係のない言葉でした。 あれから3ヶ月弱、「おれ作曲してるんじゃん!」という興奮と共に、それを体感できているような気がします。 というのも、いま近所の公園をイメージした曲を制作中で、エンジンがかかってきて毎日30分ほどの作業が楽しい。 スタート方法がわからなかった今は調べれば「初心者向け 作曲のステップ」みたいな記事や動画は

          「作曲」というものを体感中:DTM初心者の独り言

          音声版VLOGを作ってみて学んだこと

          VLOG(ブイログ)を音声にしたらどうなるだろう?と以前から思っていたなか、最初の1本目を今朝、ポッドキャストに投稿しました。 近所の公園にいって、その環境音を録音しにいく内容です。 編集はLogic Proで行ったのですが、当日録音したトークと環境音(コーヒーをいれる、ドアを開ける、歩く、鳥の鳴き声など)にナレーションも加えつつ、8分ほどのコンテンツになりました。 今回は、作ってみて気づいたこと、やる前の理想とやってみての現実(学び)をつらつらと書いてみます。 ちな

          音声版VLOGを作ってみて学んだこと