トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
マイケル・ベイ監督作品。
前半は「戦争後遺症」の映画、後半は「本土決戦」の映画。マイケル・ベイが映画で「アメリカ」を表現するトランスフォーマーシリーズ、堂々の完結編である(あと2本あるけど明らかにこれでケリをつけるつもりだったろう)。
最終回に相応しい陰惨でハードな風味が強く、やれ『メカゴジラの逆襲』だの『新座頭市物語 折れた杖』だのを思い出す。本シリーズの下敷きになったろうスピの『宇宙戦争』から、とうとうそのまんま描写を引用しており、ベイが相当にボロボロになりながら映画