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#ライティングのコツ

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現役コピーライターも実践している「わかりやすい文章の書き方」に関する記事をまとめました。
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#わかりやすい文章

文章も「見た目」が大事である

文章も「見た目」が大事である

読みやすい文章を書くうえで、大事な心得の一つ。

それは「文章も見た目が大事」ということ。

文章の読みやすさには、2つの種類があります。

・文章自体の読みやすさ(質や中身にかかわる)
・ぱっと見の読みやすさ(見た目にかかわる)

今回は後者に焦点を当てて、文章の見た目をどうすれば良くできるのか?解説したいと思います。

読む前に、見られている文章を読む前に、私たちは文章の全体を目で見ています。

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伝え方のズレを防ぐ「客観的な視点」

伝え方のズレを防ぐ「客観的な視点」

わかりやすい文章は、読み手とちゃんとコミュニケーションが取れています。逆にわかりにくい文章は、読み手に少なからずストレスを与えたり、手間をかけさせます。

この違いを生むのは、文章の技術だけでなく、客観的な視点を持って考えているか?どうかです。

客観的な視点を意識して、伝わる実用文を目指しましょう。

書き言葉こそ、客観的な視点が必要そもそも話すのと違って、文章を書く行為は目の前に相手がいないた

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読みやすいテキストとは、佐藤可士和のデザインのことだった

読みやすいテキストとは、佐藤可士和のデザインのことだった

リモートワークが広がり、今までにないほどテキストによるコミュニケーションが増えています。わたしの体感だと2〜3倍です。

そんな時、気がついたのです。「佐藤可士和のデザインをマネすると、簡潔で明快なテキストが書ける」ことに。

読みづらいテキストはストレスを与える
デザインをマネしてテキストを書くってどういうこと? その説明の前に、気づきを得たきっかけを話します。

わたしは毎日「読みづらい」テキ

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文章の落とし穴、予測変換から脱出せよ

文章の落とし穴、予測変換から脱出せよ

スマホやパソコンの予測変換はとても便利な機能ですよね。数文字打つだけで、すぐに単語を提案してくれます。

慣れればすばやく簡単に文章を書けるようになりますが、落とし穴があることは意外に知られていません。

それは「予測変換のまま言葉を使ってしまう」こと。

予測変換の落とし穴
こんな文章を目にしたことはありませんか?

是非御来店下さい!

「是非」「御来店」「下」と6文字連続で漢字。お店のホーム

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わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章は、1つの文章に1つの情報を入れる

わかりやすい文章を書くうえで、古典的なルールがあります。それは、一文一義。一文一意とも言って、1つの文章に1つの情報を書くことを意味します。

同じ文字数でも、読みやすさが違う具体的にどういうことなのか?ビジネスメールを例に読んでみましょう。

まずは、一文に複数の情報が入っているもの。

読めなくはないですが、3つも情報(①別案を加えたこと、②企画書を作ったこと、③確認のお願い)が入っているので

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読みやすい文章は、目を細めればわかる

読みやすい文章は、目を細めればわかる

わかりやすい文章は、読みやすさが大切です。読みやすい文章を書くコツはいくつかありますが、今回は誰でもすぐに実践できるものをご紹介します。

〇〇の多い文章は読みにくいさっそくですが、以下の「商品発送の案内文」を読んでください。

御注文有り難うございます。御注文件数・発送状況により、御案内した予定日を前後する場合がございます。順次発送の手配となります為、早めたり、遅らせることは出来かねます。予めご

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