人生が好転する「欲」との付き合い方とは? 〜 フロイトの思想から解説!〜



こんにちは!YOKU STUDIOです。

私たちのnoteメンバーシップ「欲、生きる」ゼミの、記念すべき第1回目の記事。執筆はわたし、中の人が担当します。



このメンバーシップ名ともなっている「欲、生きる」は、YOKU STUDIOのコンセプト。

社会的な価値観に合わせて生きる(「良く生きる」)のではなくて、周囲との関わりのなかで流動的に変化していく自分自身のエネルギー(=「欲」)を生かして、人生をクリエイティブにデザインしていくことを指します。




一般的に、「欲」という言葉には、どうしてもマイナスイメージがつきまといがちですよね。

「欲」を生かした人生設計なんてしたら、自分勝手で怠惰な人が増えてしまうんじゃないか… そんなふうに感じる方もいるかもしれません。

近頃、アンガーマネジメントなどの感情コントロールメソッドや、精神を整えるマインドフルネス、極力ものを持たないミニマリスト的ライフスタイルが推奨されているのも、「欲」を抑制し無化していくことを良しとする考えが、かなりメジャーになっていることの表れだと思います。




しかしYOKU STUDIOが目指しているのは、「欲」を乗り越えるべき「敵」とみなすのではなく、それを「仲間」にしていくこと!

それこそ、私たちがよりエネルギッシュに、かつストレスフリーに毎日を楽しむ上で、いちばん大切なことではないかと考えているんです。



そこで今回は、現代社会において厄介もの扱いされがちなこの「欲」について、深ぼっていきたいと思います。

精神分析の祖として知られるジークムント・フロイトが考えた人間の心の構造、とりわけ、その根源的なエネルギー(=「欲」)の源である無意識領域・「エス」の役割に注目しながら、「欲」を「仲間」にしていくことの重要性について考えます!




・「欲」が無くなれば幸せになれるの?




現代においては、「欲」=「敵」という考え方が、かなり一般化していますよね。

コスパ・タイパが重視される時代において、人はますます「欲」を不要なもの、リスクの元凶として、それを削ぎ落とそうとしているのではないでしょうか?

仕事・恋愛・人間関係などのさまざまな場面において、「〜〜したい!」という気持ちを全面に出して熱く前進していく生き方よりも、社会の波に抗わず、自発的に何かを求めたりすることはなく、要領良く日々をやり過ごしていく生き方が推奨されている…そんな印象を持ちます。


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