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観たこと、感じたこと

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ふと考えたこと、感じたことを。
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2021年1月の記事一覧

Clubhouseと「耳の可処分時間」と

Clubhouseと「耳の可処分時間」と

耳の可処分時間をどう取り合うか。メディアの次を考えるとき、その議題がとり上げられるようになって久しい。

とはいえ、オーディオブックやPodcastがアメリカほどに日本で普及しない理由を知人は、「長距離運転する人が少ない」「英語力の欠如による」と言った。「日本語で発信しても、ほぼ日本人にしか聞いてもらえないので、日本国内では発展しづらい」と。供給量が少ないので、需要も伸びず…というわけだ。

「声

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宮本浩次は、エディ・スリマンを着て、おんな唄をうたう

宮本浩次は、エディ・スリマンを着て、おんな唄をうたう

エレカシの宮本浩次さんは、昨年から精力的にソロ活動をしている。3月に発売されたオリジナルソロアルバムもさることながら、

個人的には11月に発売された、「宮本が愛した、おんな唄」とキャッチコピーがつけられたカバーアルバムをとてもよく聴いている。

「エレカシと言えば」の元ロッキングオンの兵庫さん(もう一人は、現ロッキングオンの山崎洋一郎さんですね。春に書籍発売とのことで楽しみ!)のインタビューがと

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EXITりんたろー。さんの「美体グラビア」と「アルマゲドン」

EXITりんたろー。さんの「美体グラビア」と「アルマゲドン」

1月20日。VOCE3月号発売日。いよいよXdayが迫ってきた。

連載を始める時、担当編集者ながらに、この結果(通過点ですが)は予想していなかった。

昨年末の3ヶ月間、ボディメイキングをサポートさせていただいたEXITりんたろー。さんの肉体改造後のグラビアページが、来週の金曜日に世に放たれる。

ひとまず、私ができることは全て仕込んだ。ノンビリとした土曜の昼下がり、私の手を離れ、あとはどれくら

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若者が業界に物申しやすい環境づくりを考える

若者が業界に物申しやすい環境づくりを考える

大学生の時、入社面接を受ける前のレクチャーを受けた際に、ビックリしたことがある。「短所を聞かれたら、長所を答えろ」と言われたことだ。もちろん、それは少し乱暴な説明で、厳密には、「短所も転じれば、自分の長所であることをアピールしろ」ということになる。

諦めが悪い→物事に真剣に取り組める。
八方美人→コミュニケーション能力
器用貧乏→機転が効く   ……etc.

と言ったように。

よくよく考えれ

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世界はどこへ向かうのか?

世界はどこへ向かうのか?

朝、目が覚めたら、とんでもないことが。Miyatakeさんの一連の投稿、他のいくつかのSNSに言葉を失う。

一方、日本。

年始で仕事がバタバタしているが、思わず遠くの空を眺めてしまう。

【備忘録】

歓喜しかないニュースも(涙)。

殿様になるよりも

殿様になるよりも

「万引き」じゃなく、「万置き」という概念があることをラジオで聞いた。何かを盗むのではなく、何かを置いていく行為。ゴミであっては意味がないので、その人の中で5番目に大切なもの、と仮に定義する。この場合、そこに金銭的指標はない。万引きする商品には値段がついているが、万置きされた商品にはその指標はない。ただ、誰かが5番目に大切にしていたもの、というだけ。誰かのプライスレスなものが誰かの手に渡る。

所得

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2021仕事始め前日のこと

2021仕事始め前日のこと

明日から仕事始めだが、引越しの片付けが終わらない。気晴らしに家の近所を散策してみる。

ジョギングコースを発見。おそらく桜の季節にはたいそう綺麗な桜並木になりそうな緑道。徒歩圏内に図書館も数カ所あり、長居できそうな喫茶店も見つけた。

思いの外楽しくなり、散歩が長くなってしまった。いかん、いかん。

緊急事態宣言の検討の示唆。

非常時に職場でこんな空気感を出したら、部下は誰もついてこないよなぁ、

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「テレビ」から見えてくること

「テレビ」から見えてくること

テレビっ子だった。両親が共稼ぎで兄と過ごす時間が長かったことも影響しているかもしれない。

最近、視聴時間は減っている。とはいえ、映像を見ている時間の総量はおそらくさほど変わっていない。NetflixやYouTube、そして見逃し配信をしてくれているアプリなど。テレビは(再放送やビデオ録画などは一旦おいておいておくと)、基本的には決まった時間に始まり、その1回きりの放映を楽しむものである。

テレ

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不自由は自由だ⁉︎

不自由は自由だ⁉︎

引越しの段ボールの山から逃げるように、東京を出た。2021年から二拠点生活を送ろうと思う場所に、ひとり来て、この原稿を書いている(そして、年始からの怒涛になるはずの日々に備え、粛々と地味な仕事をこなしている)。

私はテレビっ子だった。ゆえに、年末年始はテレビ漬けで過ごすことの多い人生だったが、テレビのない場所で過ごしてみれば、この穏やかさをなぜもっと早く手に入れなかったのか不思議なくらい心地よい

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いつまで紅白に分かれて合戦するのか?

いつまで紅白に分かれて合戦するのか?

紅白歌合戦が好きである。毎年、最初から最後まで他にチャンネルをまわさずに観ている。

嵐が中継、かつオオトリでなかったことに代表されるように、(無観客なためにステージを広く使えるため、演出に広がりがあったけれど)なんだかこじんまりとした印象。収録やCG、中継を駆使しているという意味で制約から解き放たれているはずだったのだが、だからこそ緊張感のようなものがそがれたようにも思う。個人的にはライブにおけ

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