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EXITりんたろー。さんの「美体グラビア」と「アルマゲドン」

1月20日。VOCE3月号発売日。いよいよXdayが迫ってきた。

連載を始める時、担当編集者ながらに、この結果(通過点ですが)は予想していなかった。

昨年末の3ヶ月間、ボディメイキングをサポートさせていただいたEXITりんたろー。さんの肉体改造後のグラビアページが、来週の金曜日に世に放たれる。

ひとまず、私ができることは全て仕込んだ。ノンビリとした土曜の昼下がり、私の手を離れ、あとはどれくらい波及してくれるのか、と天命に思いを馳せながら、このnoteを書いている(個人的な思いは、おそらく新書1冊分くらい書けるくらいあるので、それは追々機会があれば書こうと思う)。

このプロジェクトは、「自分の腹筋が見てみたい」というりんたろー。さんの(当時は、かなりノンビリしていた)一言から始まった。「えっ、元アスリートなのに、見たことないんですか?」と答え、いろいろお話をし、パーソナルトレーナー星野由香先生をはじめとした先生方をマッチングさせていただいた。

ただ痩せるだけでも、ただマッチョになるだけでもなく、稀代のスーパースターには、この“100年時代”と呼ばれる時代に、「使える身体は美しい」を体現して欲しかった。美容を専門とした編集者を長いことしていて言うのも何なのであるが、世の中にあふれているダイエット情報には辟易しているところがある。誰かと比べるのではなく、自分だけの、自分による、自分のための身体と向き合う意味をりんたろー。さんを通し、たくさんの方々に追体験してもらえるのではないか、と考えた。

もちろん、そんな自分のエゴばかりぶつけていては意味はないので、りんたろー。さんのキャリアを一番に考えた。とにもかくにも、最優先するのは、お笑い芸人としてのりんたろー。さんがおいしくなるような仕上がり。有無を言わさぬヴィジュアルを世に放つことを第一優先に。もちろん、「芸人のくせに」的なコメントも湧き上がるだろうが(「反応がある方がいいですよ」とりんたろー。さんは笑う)、それらを凌駕するほどの圧倒的なインパクトで。人気番組で『奇跡の一枚』という芸人さんたちを華麗に大変身させるコーナーがあるが、奇跡の“一枚(一瞬)“ではなく、恒常的に奇跡を体現できている身体になっていただけるように。

私のギアが何段階かハッキリと上がり、「日本中を泣かせます!」と息巻いたら、「アルマゲドン!」とりんたろー。さんに言われたので、その日から、このプロジェクトに携わる時にはずっとエアロの『I don't want to miss a thing』が私の脳内では再生されている。

今回のグラビアページは、通常版と増刊版、全く別の世界観のヴィジュアルが掲載される。

通常版はボディメイキングの集大成となる肉体美を。

増刊版は、りんたろー。さんが個人YouTubeチャンネルで発表しているミュージックビデオ #ソリベビ (Sorry Baby)にインスパイアされたフォトストーリーを。

余談だが、このMVは「大好きな彼女がいたが自分の夢のために(彼女を想って)別れた」という、私が思うにチェッカーズ言うところの『I Love You,SAYONARA』な曲。誰しも一度は経験したことがある世界観のように思うが、世の中でチャラ男と認知されている男が本気で歌っているところがとてもいいな、と。この中で表現されているナイーヴさや切なさが撮影できたら面白いな、と考えた。そして、 #ソリベビ と「何一つ逃したくない」と狂おしいまでの愛しさを歌うエアロの『I don't want to miss a thing』の歌詞が呼応してしまい、勝手にひとりごちている。

だって君が恋しいから ベイビー
僕は何ひとつ逃したくないんだ

というわけで、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。

X day=1月22日は、私の脳内では『I don't want to miss a thing』がエンドレスループされているかと思います。

【通常版】

【増刊版】



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