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書く時間が、自分と向き合う時間になった

自分と向き合うことが大事。たとえ答えは出ずとも、自分と向き合う時間を定期的に持つことが大事。

そう思っているし、人にそう言い続けてきた。

けれど、いざ実践しようとすると難しかった。

どうしても優先順位を上げられずにいたし、日曜日にカフェに行って「よし、自分と向き合うか」と思っても、何をどうしたらいいか分からなかった。

「自分はどうなりたいんだ?」

と問いかけてみても、「・・・」と沈黙が続くだけで、かえってモヤモヤする。

モヤモヤする度に、「でも、別に今答えを出さなきゃいけないわけじゃないもんな」と自分自身に言い聞かせる。

結局、いつも一杯のコーヒーと向き合って終わるだけ。

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自分自身とコミュニケーションするのは難しい。

自分のことは自分が一番分かっているとは限らない、それは痛いほど実感しているはず。

いや、分かってはいるのかもしれない。

ただ単に素直になれないだけで、自分自身に歩み寄ろうとすると、なぜか自分の気持ちに蓋をしてしまう。

だからいつも結論は変わらなくて、モヤモヤだけが残る。

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「よし、やりたいことが何か今から考えるか」と真正面から向き合うよりも、気になることを実際にやってみて、それがやりたいことかどうか判断する方が案外簡単なように、真正面から自分と向き合うよりも、「書くこと」を通して間接的に向き合う方が良いのかもしれない。

どっしりと構えるのではなく、「さて、何書こうかな」と考え始めるところからまずは始めてみれば良い。

もちろん、それが「書く」でなければいけない理由はない。「喋る」でも「描く」でも「つくる」でも良い。

それに、「自分と向き合う時間」よりも「書く時間」の響きの方が、自分の日常には馴染む。


考え方一つでこうも変わるほどの単純性を持ちつつ、内面はしっかり複雑なのが人間の面白いところであり、自らを悩ませる要素でもあるんだろうな。

・・・また「書く時間」のネタが一つ増えた。

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