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ノスタルジアと音楽

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故郷、憧れ、自由、絆は夢と願望と諦めない勇気を涵養する人生の土台となる。
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C’est la Vie

C’est la Vie

セラヴィー

人それぞれにある命
情感を誘う 
果てしなき潤いに
幼いとき夢見た少年ケニア
いまも心のおくで火花が走る

オー、と叫ぶマサイ族の狩人たち
高鳴るドラムにあわせる軽やかな踊り
戻ろうか 
アフリカ大陸に
沈む夕日は燃えたぎる血の色だ

yatcha john s. 「 c’est la vie」

Other Views

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なぜキミはそんなに強いんだ?
なぜキミはそんなに広い世界を見ているのか?

キミは
祈りがみんなの未来をつくってると
その時教えてくれた

まだ幼い顔の少女時代を過ごしているのに

あれから十年以上も過ぎて
やっとわかった不思議
ようやくわかってきた馬鹿な俺

キミは今でもその時まま
僕の目の奥に焼き付いてる

「守りたい人がいて 
僕は生きて行けるんだ
少しだけ前を見て 
違う景色を眺めてみる

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Syntropy

Syntropy

syntropy

マノーリン信じています

サンチャゴはきっと復活すると

サンチャゴは

この少年のためにも

84日の屈辱をひっくり返したい

少年の夢を叶えたい

少年だけがこの老人の本性を知ってます

老人こそ夢のそのさき

老人は海やカジキをこよなく尊敬していたから

我らも復活するときが来たようだ

古い時代を乗り越え

自分を乗り越え

大波を乗り越え

「あの年老いた少年のよう

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カラパーナの Juliette

カラパーナの Juliette

誘うか誘われるかの鬩(せめ)ぎ合い
誘わないか誘われないかの鬩(せめ
)ぎ合い

現地のハワイアンにとってはホノルルの波
引いては満ち
満ちては引きの揺らぎあい

解放
新しい翼
漂流
面白いこと

シェイクスピアは今日もまた
心の中で朗読している谺(こだま)の悲劇

真っ黒な溶岩大地に生えた双葉の健気(けなげ)さ
それが僕を惑わす貴女
ジュリエット

七月に生まれた日を迎えるには
両親だけの思い

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エオーナ

エオーナ

きのう流した涙を落としなさい
その泉に

あなたがもし
道に迷って暗く大きな森に迷い込んでいるとしたら
くよくよしないで
深呼吸し
落ち着きを取り戻したら
両手を耳に当ててごらん
きっと小鳥の囀ずりが聞こえる

小鳥の名は EONA(エオーナ)

彼女は優しく二匹の小鹿ちゃんのところに案内してくれる
小鹿ちゃんたちの名はね
カコちゃん、と
ミライちゃん
そこまで行けば あとはもうすぐ
道は開けて 

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Black Moon

Black Moon

80年代のはじまりには
南米のボサノバよりアジアの風の夕べ

マレーシア女性の名前のような Rajie
見覚えがあるようなきらめき

古い港の石畳に映えるレンブラントに似た
月に2回の新月

木立の裏に拡がる怪しげな月明かりのたとえ
翡翠のベールが月をすっかり包む

ブラック・ムーンは聴こえが悪いに決まっていますよね
今夜も怪しげな誘いに身をゆだねる

君はいつものようにうそぶく
でも今夜のブラッ

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Eternal Boy

Eternal Boy

子供の頃の遊び
模型飛行機を創っては壊し壊してはつくり夢を追いかけること
でもある時 気づいた
自分で飛びたい

少年の頃のゆめ
プロペラのないグライダーで自由に風を切ること
でもある時 気づいた
人を乗せてとびたい

青年のときのゆめ
空を飛ぶことをあつく語り合った仲間
彼は僕の分までとびたいと言ってくれた
その時 気づいた

もっと飛べる方法はないか
そうだ宇宙の法則を知ることだ

ときがすぎ

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Unforgettable

Unforgettable

数えていく
一つ
二つ
三つ

ある日気がつけば
母がいて
父がいた

海の青さが
揺りかごだった

目頭があつくなり
忘れてはならない

いつも丸窓から眺めては
海の向こうの世界を夢みてた

母は底まで透明な眼差しの優しさだった
父は揺れ動く波のときには
限界を越えた音楽だった

両者とも僕にとっては
今でも変わらない
メロディー
Unforgttable

これからもずっと変わらないでしょう

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Evening Light at the Park

Evening Light at the Park

もうじき公園の谷間に霧が充ちる

僕のフィクションは青木久美子さんの一行からはじまる

この風景は亡き魂たちへの思慕にすぎないのか

この愁いは亡き願い事への幻想にすぎないのか

果てしなく続きそうな未来への憧れは行き着くまでのファンタジーを食べ尽くす

今日もひとり浜辺の公園をあゆむ

夕刻のひかりは格別だ

https://youtu.be/15guln7CAZA?si=r8asjoGuXPO

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風のLONELY WAY

風のLONELY WAY

なんと独立自尊をモットーとするロレーヌの花はアザミ
 アザミの英名は Japanese thistle
そして言葉は独立
高潔な人格

今朝ロレーヌのヴァレリーさんから photo の使用を許可されました
「Yi Yinさん。もちろんあなたはそれを使うことができます。 スパイスを欠かさない可愛らしい植物です! アザミのモットーは、誰かこすり、刺す!ロレーヌのシンボルです。」

結局 一人ボッチなど

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光る舟

光る舟

かすみがうら市の富士見ヶ塚古墳
眼下には
海のような湖
ここから富士山が見えたそうです
因みに対岸が私の故郷です

舟の話しを聞いてたら
次の歌が
浮かんできました

彼らが話す《光る舟》に君は夢中だね
心が話しかける度に 君は振り返る
何かの引力で2人は魅かれ逢った
不思議も偶然もそこにはないんだ

https://youtu.be/lK8tqCZGag4?si=hdbJKQUENAvGlFPG

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Hard say I‘m sorry

Hard say I‘m sorry

それはさりげない恋の歌だったりする
若気の至りと言えばそうでしょう

ただ今は素直なんてそんな簡単な言葉なんて

時間を置きたい
休暇は必要なの
距離を取りたいの
と君は呟く

僕はその言葉がなにを意味しているかわかってる
今からずっとねぇ
一瞬一瞬が永遠に続く
自分でない自分が死んでいる
額縁に閉じ込めた君と僕との肖像だけが
生きていくってね

一日でも離れるなんて
耐えられないけど

君は僕の

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青空とあなた

青空とあなた

なだらかな坂道をゆっくりと歩いていく
あなたの笑顔を少し曲がりのある途中でふと思い出した
懐かしい優しい風が頬を触るあなたのような

あどけないあなたの横顔が雲の影に色を変えた
畦道の縁でスミレを一本だけ摘んでくれたけど
まだ幼すぎて言葉がなかった

今なら言えるよ 有り難う 
大事にするよ スミレは「スキ」とい言う意味

あたたかいそよ風が思い出させてくれた
こんな穏やかな晴れの日に
きっとあな

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