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トレンド探し

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金融に限らず、世の中のトレンドで気になったことを、まとめるようにしています
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2021年10月の記事一覧

世の流れの二極化(下)で

世の流れの二極化(下)で

コロナ禍で経験した閉塞感やZoomなどを通じたコミュニケーションなど、人間の移動を必要としない(もしくは必要とならない)中での、外部との交流(インターアクション)がデジタルに移行しているのがトレンドとなるかなかで、Facebookは社名をメタバースに由来した『メタ』に変更したとのこと。

メタバース空間では、もう一つの自分であるアバターを使って「活動」する。既存のSNS(交流サイト)を代替するだけ

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SNSもより中国版とそれ以外に

SNSもより中国版とそれ以外に

数日前になりますが下記ニュースをみて、ここ十数年、中国という一大巨大SNSマーケットに向けて、多くの米企業が試みていたものの、最終的には規制や制度の違い等で市場には進出できなかったわけです。

2014年に中国でサービスを立ち上げて同国で利用できる唯一の主要米系SNSとなっていたが、インターネットに関する規制強化により事業の継続が難しいと判断した。...中国版について「中国の利用者を対象とした求職

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変化する現実とは②(中国不動産動向)

前回投稿の続きで、中国不動産に関する”変化する現実”について書いていきます。

上記投稿にもあるように、直近では中国の主要都市においても不動産価格下落がみられるようになったそうです。問題はこれがどこまで継続するか(もしくはまた上昇トレンドに戻るのか)が注目されます。

都市別に見ると、北京、上海、広州、深圳の「1級都市」のマンション価格は平均で前月と横ばいだった。8月は0.3%上がったが、上昇傾向

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投資して後悔したお話(たぱぞうさん)

私が作っているわけでも、宣伝したいわけでもないですが。
個人的にこれを見て、特に①-④の話は投資における重要なライフレッスンだなと感じました。⑤は人生を投資のようにどうとらえるか、と言った側面もあり、記念にこちらに書いておきたいと思います。
https://www.youtube.com/channel/UC6uU6smfaEvk_vyVjxIOVuQ

『コロナ禍』のトンネルの先には

『コロナ禍』のトンネルの先には

日本でのコロナ感染者数が劇的に減少している中で、英国でデルタ・プラス株(新規版)が出てきたとのこともあり、個人的には冬も近づき、夏同様部屋の換気がしにくくなることで、また感染者が増え第6波が来るのでは、と変な警戒をしています。もちろん余計や警戒であることを願っているのですが。

加えて第5波では職場クラスターと呼ばれる企業などを介した、感染が多かった模様で、感染者が急減したとしても、すぐ職場に戻る

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変化する現実とは(中国不動産価格)

変化する現実とは(中国不動産価格)

直近では恒大集団の厳しい資金繰りを起因とした社債デフォルトへと向かっている中で、他の不動産会社も社債デフォルトに向かっている、と報道されている。

中国の不動産販売額で業界トップ3に入る恒大は9月以降3回、米ドル建て債の利払いを見送った。ロイター通信によると、吉林省長春市当局に対する土地取得費の未払いも発覚した。恒大は資産売却を模索しているものの大きな進展がなく、30日間の猶予期間が終わる10月2

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不都合な真実⑬

不都合な真実⑬

久しぶりにいくつかお題が集まったので、『不都合な真実シリーズ』を書いてみようと思います。

『不都合な真実シリーズ』の過去投稿はこちらになります。
Part1、Part2、Part3、Part4、Part5、Part6、Part7、Part8、Part9、Part10、Part11、Part12

①米国、中国、日本に次ぎ、日本車にとって重要なマーケットである東南アジア。日本車が独占的な地位を気づ

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2022年から始まる高校向け金融教育とは

2022年から始まる高校向け金融教育とは

コロナ禍の中、学校へ登校して授業という環境にも変化が入っていている昨今。実は2022年4月から新たな学習指導要領が始まり、高校の家庭科において『金融教育』が含まれることになり、そこには『資産形成』もトピックとして入るわけです。指導要領に書かれている内容は下記のようです。

(1)生活における経済の計画
ア 家計の構造や生活における経済と社会との関わり、家計管理について理解すること。
イ 生涯を見通

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四半期決算開示は変わるのか?!

四半期決算開示は変わるのか?!

今月初旬に発足された岸田政権で、当初話題になったのは金融所得課税、という、所謂キャピタルゲインタックスでしたが、当面触れないとなったようです。

発足したばかりの新政権が課税を選挙前に行うのはかなりハードルが高いので、個人的には多分進まないのでは?と思っていましたが。一方で私が気になっていたのは、岸田首相が考えている、上場企業の四半期決算の見直し(所謂半期毎への移行、非財務情報の充実)についてです

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ゲームチェンジャー、着々と

三か月前に投稿した下記記事に関して、少しずつ発展しているようで、所謂ポストコロナ(コロナ後)の世界へ向けて、世の中が向かっているように感じます。

下記記事のようにコロナ対策用の飲み薬(特に無症状者や軽症者向け)の開発・商品化が見えているようです。

米メルクは米新興リッジバック・バイオセラピューティクスと共同で、抗ウイルス薬「モルヌピラビル」を開発中だ。全世界で治験をしており10月にも治験データ

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調査報告書を通じた、老舗企業の違い

調査報告書を通じた、老舗企業の違い

最近の企業内での不正や不祥事に対する、様々な調査報告書が出てきています。直近で一番インパクトがあったのは、東芝の2020年の株主総会へ向けたやり取りがみられた調査報告書でしょう。

そして昨日10月1日には、三菱電機の品質不正問題を受け、第三者による調査報告書が発表されました。詳しくは下記リンクや記事をご確認ください。

三菱電機の品質不正問題を受け、調査委員会が1日公表した報告書は、従業員が会社

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