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熱中症にご用心

昨夏、私は、炎天下の中、マスクを着けて歩いたことがあります。
新型コロナ感染対策とは言え、つらかったです。
長時間続くと、汗もかくし、体もふらつきました。
日本の夏は、高温多湿で気温が35度以上になることがあります。
日中は、室内を涼しくして、外出を控えたほうがいいです。

「自然に人情は露ほどもない。
 これに抗するものは、容赦なく蹴飛ばされる。
 これに順うものは、恩恵に浴する。」
 (長岡半太郎)

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熱中症とは


高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調整機能がうまく働かないことにより、体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障害などが起こります。

屋外で活動しているときだけでなく、就寝中など室内で熱中症を発症し、救急搬送されることがあります。

気温が30度を超えると、死亡する事例が数多く報告されています。
熱中症患者のおよそ半数は高齢者(65歳以上)です。
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調整機能も低下しています。


 新型コロナ感染渦の熱中症対策


1. マスクの着用

マスク着用時は、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。

高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。

マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。

また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。


2.エアコンの使用

熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。

ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。

換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。


3.涼しい場所への移動

少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。

人数制限等で屋内の店舗等に入ることができない場合は、屋外で日陰や風通しの良い場所に移動してください。


4.日頃の健康管理

毎朝など、定時の体温測定、健康チェックは、熱中症予防にも有効です。
平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。
日ごろからご自身の身体を知ることは大切です。
また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。


参考資料:厚生労働省ホームページ


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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