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【書評ラジオ】竹村りゑの木曜日のブックマーカー

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北陸放送で毎週木曜日の18:30~18:45に放送している(再放送は毎週日曜日の7:15~7:30)書評ラジオ「木曜日のブックマーカー」。Podcastで全国から無料で聞いて頂け…
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【無料で聞けます】『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬さんインタビュー前編・後編(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」6月2日・9日放送分)

【無料で聞けます】『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬さんインタビュー前編・後編(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」6月2日・9日放送分)

スマホの方は、右上のSpotifyのマークをタッチすると最後まで聴くことができます。

【前編】

【後編】

<収録を終えて>

『同志少女よ、敵を撃て』で、2021年アガサクリスティー賞を受賞してデビューを果たし、その後、第166回直木賞ノミネート、2022年本屋大賞受賞と、快進撃を続ける逢坂冬馬さん。
今、最も注目度が高いと言っても過言ではない作家さんに、インタビューをさせていただく機会に恵

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ジョージ・オーウェル『一杯のおいしい紅茶』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月10日放送分)

ジョージ・オーウェル『一杯のおいしい紅茶』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月10日放送分)

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<収録を終えて>
 20世紀前半を生きたイギリスの作家、ジョージ・オーウェル。
『動物農場』や『1984年』などが代表作ですが、今回はオーウェルの柔らかで親しみのある部分を知ることのできる、小さなエッセイ集をご紹介しました。というか、オーウェルは先に上げた2つの小説があまりに傑作であったために小説家として名を

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三秋縋『君が電話をかけていた場所』『僕が電話をかけていた場所』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月3日放送分)

三秋縋『君が電話をかけていた場所』『僕が電話をかけていた場所』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月3日放送分)

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<収録を終えて>
今回は「ライト文芸」のジャンルから、三秋縋さんの2作品をご紹介しました。
公衆電話という「かかってくるはずのない」電話から、「誰だかわからない」人が電話をかけてくる……不穏な仕掛けを巧みに使ったストーリーは、読み手を飽きさせることなく、ぐんぐんと物語の世界に引き込んでいきます。
三秋さんって

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書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年2月のラインナップ

書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年2月のラインナップ

2月になりましたね。
今年の立春は2月4日だそうで、もう私達は春を迎えていることになります。
実感は湧きませんが、言葉の上で春を味わうのも豊かなことですよね。
そこで、春らしい短い詩をご紹介したいと思います。

明確に春という言葉が出てくるわけではないのですが「花」「蜂」の季語が晩春なため、春の詩なことが分かります。

それにしても、なんて優しい、まるで少しでも力を入れたら壊れてしまいそうほど繊細

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最果タヒ『パパララレレルル』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月20日放送分)

最果タヒ『パパララレレルル』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月20日放送分)

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<収録を終えて>
大好きな作家さんの作品を紹介するときは、いつも緊張します。
最果タヒさんはその筆頭になる方で、その詩だか物語だか、ひょっとしたら妄言だか分からない言葉の並びには不思議な求心力があって、まるでわんこそばを頂くように次から次へと、ごくごく読み進めてしまいます。

今回の『パパララレレルル』には、

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書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年1月のラインナップ

書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年1月のラインナップ

石川県に在局するMRO北陸放送(TBS系列)では、毎週木曜日の夕方6時30分から15分間「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」という書評ラジオをお届けしています。

スポンサーの金沢ビーンズ明文堂書店さんが、とてもとても寛容なので、毎週紹介する本は完全に自由に決めています。「これ紹介してね」など言われたことは、一切ありません。
じゃあどうやってチョイスしているかと言うと、私と書店員のOさんが、きゃっ

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ミア・カンキマキ『清少納言を求めて フィンランドから京都へ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月6日放送分)

ミア・カンキマキ『清少納言を求めて フィンランドから京都へ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月6日放送分)

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<収録を終えて>
清少納言と言えば、平安時代を代表する才女として知られている人。学校の授業でも必ずその名前を聞きますよね。
そんな「歴史上の人物」として、どこか遠い存在であったはずの清少納言が、フィンランド人の作者の目を通して語られることで、生身の人間として近しい存在に感じられる不思議な1冊でした。
「憧れ

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都甲幸治『教養としてのアメリカ短篇小説』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」12月9日放送分)

都甲幸治『教養としてのアメリカ短篇小説』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」12月9日放送分)

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<収録を終えて>
私事で恐縮ですが、最近アメリカ文学にはまっています。

以前からその兆候はあって、例えば私の住む金沢出身の哲学者、鈴木大拙とサリンジャーの関わりを書いたコラムを書いたり、

NTLiveで鑑賞した『リーマン・トリロジー』に魂を半分持っていかれたり、

東京ディズニーランドで待ち時間0で乗るこ

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