安田潤司
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「往生際の悪いロマンチスト / 藤田一朗くんのこと」
4月19日、友人の脚本家 藤田一朗くんが15日に亡くなったと奥様より連絡を頂いた。
藤田くんと初めて会ったのは、ファー・イースト・ベイビーズの0号試写だったと思う。
ファー・イースト・ベイビーズのカメラマンをやった諸沢利彦監督が連れてきてくれた。
藤田くんは、NHKの『ネコノトピアネコノマニア』というドラマの脚本を書いていてそれがとてもいいと諸沢さんに話は聞いていた。
ファー・イースト・ベイビー
「ちょっとの雨ならがまん」と「素晴らしき日々も狼狽える」。40年前と40年後。
「"素晴らしき日々も狼狽える"を上映中の劇場から、1日だけ「ちょっとの雨ならがまん」を上映したいとお話を頂きましたので上映しますね。」
と、配給スタッフからLINEがきた。
ということで「40年前のライブハウスのパンクシーンの映画」と
「現在の野外フェスの映画」の同時上映となりました。
12/10(土)「ちょっとの雨ならがまん」と「素晴らしき日々も狼狽える」の上映。
以前だったら、
「いい
「素晴らしき日々も狼狽える」という映画のタイトル。 bloodthirsty butchersとWALK INN FES!
今、公開されている映画「素晴らしき日々も狼狽える」のタイトルはbloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)というバンドの「ファウスト」という曲の歌詞から引用したものだ。
「映画にはブッチャーズは出演していないのになぜタイトルになって劇中で曲も使用されているのですか?」
と、度々聞かれた。
至極当然な質問だ。公開中の映画の内容について監督があれこれ言うのは、
気狂いピエロにあこがれた
片付けしてたら映画のチラシと前売り券の半券が出てきた。こんな片付け進むわけがなく段ボールの前に座って色々と懐かしむ。色々と。
写真は「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」。
どちらも先日亡くなったジャンポール・ベルモント主演のゴダール監督作品、ゴダールの他の作品はそんなに好きじゃないけど、この2作品は大好きだ。
ヌーベルバーグのとても自由な映画のスタイルは「勝手にしやがれ」で世界的に広がったけ
ただ嘘ばかりを語り合った記憶
若い頃、ぼくらは時間とエネルギーを持て余して
月夜の下で相手を気づかいながらも
ただ自分を取り繕った嘘ばかりを語り合っていた。
それを誠実さだと勘違いして。
港で語り合う彼らはとても正直だ。
裸足だから足の裏は汚れているけど
とてもきれいだ。
喧嘩する時も相手の世界に
土足ではなく
わざわざ靴を脱いで
裸足で入ってくる。
だから自分も痛い。
その痛さが僕には無かった誠実さだ。
積み重ねた嘘と
つまづいて転んでも編集の日々
Mac studioついに届く
3月に注文したMac Studioがやっと届いた。
M1 Ultra、メモリ128GB、内蔵SSD4Tb、という化け物じみたスペックで
映像やCG制作のプロ以外には全く必要のない代物。
新しいマシンは嬉しい。
高い買い物なだけに。
なのでたまには映像編集や仕上げ、パソコンのことなど書いてみる。
Macbookで創った映画「素晴らしき日々も狼狽える」
今回の映画
嘘でもファッションでもいいからNO WARしとけ
祖父には13人の兄弟がいて、広島の原爆ドームのそばに住んでいた。
77年前の今日、11人が亡くなった。
父と母は疎開していて助かった。
小さい頃、学校で原爆の話を聞いたので
夕食時に父に言うと、
「その話はやめろ、飯が不味くなる。思い出したくない。」
と怒られた。
「人は台風とか地震とか自然災害は、どんなにつらくても最終的にはあきらめて受け入れることができる。でも、やった相手が人間だと永遠に
映画「JUSTANOTHER」
結成38年を迎えるthe原爆オナニーズのドキュメント映画「JUSTANOTHER」(大石規湖 監督)公開初日にks’シネマに見に行った。
未見の方もいるので内容は割愛するがタイロウさんとメンバーの皆さんの言葉、その関係性のリアルさ、大石監督のカメラ1台の距離感にドキドキして血が沸いた。複数台のカメラやジンバルが誰でも使える時代になったが、ライブハウスで撮るパンクやロックはハンディカメラ1台で勝負