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人工知能(AI)が人間を支配する知性を生み出すシンギュラリティという仮説

人工知能のことをAIと呼ぶのは皆さんもご存じの通りですが、このAIブームは2000年代に初めてAIが取り沙汰され、ブームになったときを第一次のブームとして数えると、現在は第三次のAIブームにあたるそうです。

最近ではあちらこちらでAIという単語が飛び交っていますが、AIの進化はこの第三次ブームに至って本格的な実用性をともなってきた感がありますね。

AIの働きそのものは、人間の脳の働きを模倣して様々なアウトプットを提供してくれるのですが、その特徴としてAIを機能させるために大きく分けると3つのステップがあり、その3つの流れでAIは進化を繰り返すのです。

1つ目は教師データと呼ばれている、AIに学習させるためのデータを集めるというステップで、この教師データの完成度の高さによってAIの頭脳が優秀になれるか、それとも凡人クラスで終わるかの鍵を握っています。

2つ目は、集めた教師データをAIに学習させるというステップで、この学習のステップでいくら頑張っても、集めた教師データの精度や確度が低ければ賢いAIにはなり得ないということですね。😓

そして3つ目が、AIに推論させて実際の場面で利用するために、AIの機能を働かせるというステップになります。

この3つのステップを踏んだ流れで、AIはその機能を向上させていくわけですが、まずは学習用に最適なデータを集めてそのデータを学習し、その学習をもとに与えられた課題への推論をアウトプットしているわけですね。

それと、教師データについては常に追加で集められるので、AIの学習も改善されていくので、3つの流れを繰り返すたびに賢くなっていくのです。

そうやって人間が脳で考えるように、AIは与えられた課題に対するアウトプットをしてくれるのですが、AIがアウトプットしたものが100%正解ではないという点に気をつけなければいけませんよね。(^_^)b

あくまでも集めたデータを学習し推論するわけなので、集めたデータの真偽や正確性まで100%保証されているものじゃないことに、私たちは目を向ける必要があると思います。

人間が作業するよりも格段に速く、豊富な情報の中から回答を見つけ出してくれるので確かに便利だし、AIが出した答えだから正確だろうとか、信じ込みやすいけど妄信しないように気をつけなければいけませんよね。😅

要するに、AIがどうやってそのアウトプットを出したのか、その根拠や経過を私たち人間は知ることができないということが、何やらブラックボックスになっており、今後の大きな壁というかAIの課題になりそうです。

AIに関する前振りが長くなっちゃいましたが、前述した3つの流れを繰り返してAIがさらに優れた人工知能を再帰的に創造していくと、人間を完全に超える圧倒的な知性が生み出される可能性があるわけです。

そのことを仮説として提起したのは、自身の著作「シンギュラリティは近い~人類が生命を超越するとき」で提唱した、レイ・カーツワイルというAIの世界的権威として認知されている人物です。

AIの用語辞典によるとシンギュラリティ(Singularity:技術的特異点)とは先述の、人工知能がさらに優れた人工知能を再帰的に創造していくことで人間を完全に超える圧倒的に高度な知性が生み出されるとする仮説のこと。

この仮説によると、テクノロジー(技術)の革新は指数関数的なスピードで進み、2029年には「人工知能の賢さが人間を超え」て、2045年に「シンギュラリティに到達」するといわれているようです。

2029年まであと6年、シンギュラリティに到達する2045年にはもう生きてはいないかも知れないけど、どんな社会になっているのか一目見てからオサラバしたいと思う、今日この頃でありまする。😂


ってことで、今回は
人工知能(AI)が人間を支配する知性を生み出すシンギュラリティという仮説」という少し固っ苦しい人工知能についての話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

特異点  アナログ得意  のほほんと


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