家康が言う東京の京都を「寛永寺」上野大仏/清水観音堂「弁天堂」「摩利支天徳大寺」【東京シリーズ】【上野浅草シリーズ】
徳川家光と天海大僧正コンビにより1625年に徳川家の菩提寺として創建。平安京と比叡山の関係にならって「東叡山寛永寺」を建立。上野公園をテクテク歩くと多く目にする「寛永寺」は江戸期に寺町としても賑わった。歌川広重(安藤広重)が描いた「江戸百景」にも、その賑わいの風情が残されている。元々はトー博のところにあったが、幕末の戦火で大半が焼失したが、この表門だけは残ったそう。
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変更履歴
2023/03/20 初版
▼HP
▼アクセス
東京都台東区上野桜木1丁目14番11号
▼祭神・本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
箇条書きでまずはポイント説明！
徳川家光と天海大僧正コンビニより1625年に徳川家の菩提寺として創建
江戸時代は上野公園周辺は「寛永寺」の境内だった
寛永寺は、徳川家康・秀忠・家光が帰依した寺
開山は100歳以上の長寿で、関東の天台宗の長・天海
天海は会津出身で、11歳で出家
比叡山延暦寺、園城寺（三井寺）、興福寺で修行する
1571年に織田信長が行った「比叡山焼き討ち」で東国へ
1608年、天海が70歳ごろに徳川家康と親交を持つ
家康のとき、天海は埼玉・仙波喜多院を拠点に活動
1622年頃、家光の援助で今の上野に進出
1625年、家光時代に本坊・円ドン院完成（現在の東京国立博物館）
創建時の年号から「寛永寺」が与えらる
以後、綱吉、吉宗の時代も境内は大きくなっていく
山号は「比叡山」から頂いており「東の延暦寺」から「東叡山」となっている
寛永寺は京都の鬼門を護った「比叡山延暦寺」と同じく、江戸城を守るもの
今でもある「不忍池」は琵琶湖を表している
不忍池の弁天堂は、琵琶湖・竹生島の神仏習合の場所となる
根本中堂・常行堂・法華堂・釈迦堂は延暦寺を模している
清水観音堂は京都・清水寺となる
明治の神仏分離令、廃仏毀釈で縮小し上野公園になる
▽寛永寺本坊表門
上野公園をテクテク歩くと多く目にする「寛永寺」は江戸期に徳川家の菩提寺として繁栄し、寺町として賑わった。歌川広重(安藤広重)が描いた「江戸百景」にも、その賑わいの風情が残されている。元々はトー博のところにあったが、幕末の戦火で大半が焼失したが、この表門だけは残ったそう。
▽寛永寺清水観音堂
1625年に二代将軍「徳川秀忠」から寄進された上野山に、平安京と比叡山の関係にならって「東叡山寛永寺」を建立。これは、平安京の鬼門にあたる「比叡山延暦寺」を江戸に導入したもの。江戸は京都の有名寺院を取り入れた時期があり、ここはは京都・清水寺を見立てたお堂で、確かに懸造になっていました。
天海が修行した「比叡山延暦寺」、「園城寺（三井寺）」、「興福寺」もどうぞ！
▽上野大仏
最近、テレビ番組でこの存在を知った。受験生にも人気があるらしく、小高い丘にあるのだが、丘の下まで列をなしていた。私たちはお参りすることなく、写真と横にある面白絵馬探しに没頭。
そして和歌山「無量光寺」にも大仏の顔だけの寺もありますね。
▽花園稲荷神社
やはり、ここにも鎮座するお稲荷さんですね！まあ～京都の平安京をイメージしたようなので当然か？と思ったが、室町時代に、太田道灌が京都・東寺の門前から勧請したようだ（天海が勧請とも）。
▽不忍池「弁天堂」
不忍池に弁天堂があります。弁天堂の参道には屋台が並んでおり、ちょっとした人気スポットになっていました。ちなみに、ここに行く場合は上野公園内の動物園入口から奥に抜けると着きます。
▽摩利支天徳大寺
アメ横そばのお寺でご利益は開運勝利だそうです。 こちらの狛犬は赤い隈取がお洒落で、日本三大摩利支天のひとつ。寺名にもなっている摩利支天像は聖徳太子作とか。。。摩利支天とは仏教を守護する天である。
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