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中世以来の能楽の源流「奈良豆比古神社」禁足地の御神木【西ノ京シリーズ】【京街道シリーズ】

中世以来の古い形態の能楽の源流に位置する「翁舞」がある。祭神は超レアな平城津比古大神、春日宮天皇(施基親王、志貴皇子、田原天皇とも)、右殿に春日王(志貴皇子の子)である。

▽翁舞とは
 春日王の第1皇子浄人王(きよひとおう)と第2皇子安貴王(あきおう)が父の病気平癒祈願のために舞を奉納したのが始まりと伝えられる。
 詳細は「https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/204083」参照で。

変更履歴 

  • 2024/01/21 再参拝したので写真撮影(「2024/01/20」でページ内検索)

  • 2022/06/11 初版


▼HP

▼アクセス

奈良市奈良阪町2489

▼祭神

  • 平城津比古大神(当地の産土神。奈良豆比古神とも)・・・産上の神・平城津彦神

  • 春日宮天皇(施基親王、志貴皇子、田原天皇とも)・・・万葉歌人としても名高く、天智天皇の子であり光仁天皇の父

  • 春日王(志貴皇子の子)

▼見どころ

 「ならずひこじんじゃ」、「ならつひこじんじゃ」、「ならづひこじんじゃ」と読む。

↓---2024/01/20
 神社の方がいたためか?神社横のスペースが開いていた。参拝後、どうぞと結賞を頂き、本殿裏に行ってくださいとのこと。そうとてつもない御神木があった!!

 後述の由緒よりポイント抜粋。

  • 771年、光仁天皇の尊考施基親王を奈良山春日離宮に祀る

  • 同年、春日大社の第四殿の姫大神を當社に勧請

  • 1136年、春日若宮を北方の左座に移した万葉歌人としても有名な志貴皇子を祀る

  • 「いわばしる 垂水のうえの さわらびの 萌えいづる 春になりにけるかも」(万葉集巻八 志貴皇子)

  • 「むささびは こぬれ求むと あしひきの 山のさつおに 会いにけるかも](万葉集巻三 志貴皇子)

  • 京都府との県境に近く、「旧奈良~京街道」に而した処に「奈良阪の氏神さん」と土地の人に敬愛されている古社

  • 正面の一段高い柵内に春日造りの三神殿

  • 境内には、巨大な「児の手柏i一万葉の樹)」の切り株がある

  • 本殿裏の境内地にひときわ日立つ「樟」の巨樹は、奈良県の天然記念物で、根元幹回り約十二・八属、樹高約二十属にも達する

  • 1200年前「田原天皇の子、田原太子(春日王)が療養のため、大木茂る平城山の一社に隠居さる」との伝説を裏付けている

  • 「延喜式」に、添上郡奈良豆比古神社の名が出ている古社

  • 古くから「奈良坂春日社」と称された由縁があるが、「春日大社」とは全く異なるものであるとも

  • 祭神・春日王は、志貴の第二皇子であり、桓武に続く平城天皇とゆかり深い

    ↑---2024/01/20

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2010年代

→参道から割拝殿

 「ならつひこじんじゃ」と読む古社。

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2010年代
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2010年代
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→拝殿・本殿

 中殿に平城津比古大神(当地の産土神。奈良豆比古神とも)、左殿に春日宮天皇(施基親王、志貴皇子、田原天皇とも)、右殿に春日王(志貴皇子の子)を祀る。

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2010年代
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 いきなり磐座参上。何かの祭祀の場所なんでしょうね。

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中殿に「平城津比古大神」、左殿に「春日宮天皇」、右殿に「春日王」を祀る。

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2010年代

→本殿裏は禁足地だったので圧巻の御神木がある ※2024/01/20

 割拝殿をくぐらず左手に行くと、とても大きな樟の木がある。ここからぐるっと本殿裏を行くと後述の「石瓶神」に行くのだろう。昔は神域のため禁足地だったようだ。

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→摂社・末社

2024/01/20 恵比須
2024/01/20 毘沙門天王

 石造・毘沙門天像が安置されている。神仏習合ですね。

2024/01/20 辨財天
2024/01/20 福の神
2024/01/20 石瓶神

 石瓶神ってなんか面白いし、始めてきた気がする。御神体は、春日王が作られた矢などが、石の瓶に入れて納められているよう。ということから神社名よりも「石」+「瓶」となっているようだ。

2024/01/20 石瓶神
2024/01/20 石瓶神

→由緒

2024/01/20
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▼旅行記

▼セットで行くところ


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