奈良に愛知?八坂じゃないし「津島神社/田原本えびす/豊受大神宮」【田原本町シリーズ】
大きな公園があり、古墳と思ってしまうものも！地元では「祇園さん」の愛称で親しまれている。現在の祭神はスサノオ、イナダヒメ、応神天皇ことホンダワケ、天児屋根命（アメノコヤネノミコト）となっている。なぜ？愛知の津島がここに鎮座したのか？八坂神社じゃないのはなぜ？
変更履歴
2024/02/19 初版
▼HP
▼アクセス
奈良県磯城郡田原本町大門西５４９
※車一台分の道幅に駐車場は車1.3倍の幅に縦列で２台分しかない。公園近く路駐したほうが良いかも。擦らないように要注意で！
▼祭神・本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
地元では「祇園さん」の愛称で親しまれている。現在の祭神はスサノオ、イナダヒメ、応神天皇ことホンダワケ、天児屋根命（アマノコヤネノミコト）となっている。
本来は、牛頭天王（ごずてんのう）を祭神とするとされ、産土神だったと考えられている。その理由として、領主平野家（私のNOTE「浄照寺/本誓寺」）の本貫地である尾張国・津島の津島神社（私のNOTE）との繋がりからのようだ。それを証拠に、1869年に社名を津島神社と改めている。地理的には「八坂神社」だが、領主の影響で「津島神社」になったようですね。
出雲始まりの祭神ですね。
毎年７月に田原本町で開催される県中部一の夏祭りがある
五穀豊穣と疫病退散を祈念して江戸時代から続く「祇園祭」
平安時代、荘園管理を行なう寺の鎮守社として祇園社が創建された
社殿の棟札に1125年再建との記録がある
江戸時代初期、領主・平野長勝は故郷の津島神社の祭神・牛頭天王と同じ祭神だったことから、毎年米を寄進していた
祇園社はその後、石清水八幡宮（私のNOTE）から八幡神を、春日大社（私のNOTE）から春日大明神を勧請して現在の形に整った
1869年、津島神社（私のNOTE）に改称
2008年、拝殿・社務所・戎神社の「平成の⼤修理」が⾏われる
社殿には「賤ケ岳の七本槍」を描いた明治時代の絵⾺も掲げられている
2014年、本殿、拝殿、社務所、戎神社、玉垣の修復事業を終える
夏祭りでは、立山や子ども神輿が町内を練り歩き、神社隣のイベント広場では漫才・演劇などが華やかに行われるようだ
ということで、元々はスサノオ＆牛頭天王を祀っていたのは分かったが、八坂神社から勧請か？廣峯神社から勧請か？はたまた津島神社から勧請かは気になるところ。
→拝殿
→拝殿から本殿右へ
→拝殿裏と本殿
はい鬱蒼とした杜と高台にある本殿で、囲われているので見れなかったですね。。
→戎神社
コトシロヌシですね。戎神社に向かって左脇には七福神が並んでいる。
1月に、商売繁盛・家内安全を祈る「田原本初えびす祭」が開催される。稚児を乗せた3台の宝恵籠と、2人の福娘を乗せた人力車が、行列とともに神社を出発し練り歩く。
→豊受大神宮
伊勢神宮125社で内宮より格式が高い外宮。そうなんですよね、このトヨウケは、保食神でもトヨウケにしていたり、ウカノミタマ＠稲荷社、オオゲツヒメなどの食物系も同一神にしたり。ニギハヤヒ、ホアカリなど京都の天橋立の元伊勢籠神社と何かあったのかと思ってしまうのだが。。
→祖霊社、英霊社
→厳島神社、金毘羅神社
境内右手に池があり、向かって左にお約束の「厳島神社」があり、右に「金毘羅神社」が鎮座する。
→そのほか
厳島神社（私のNOTE）・金毘羅神社の池の裏手に「瘡神（くさがみ）」の祠を発見！ 疫病封じが祈られていたんでしょうか…？境内の隅に「瘡神」（疫病神）がある。祭神は、疫病からのお守りの茅の輪を思い起こさせる「茅之姫の命」とある。
神仏分離で、仏教の牛頭天王を捨てスサノオにしたが、祟りを恐れ隠し持ったのかもと思ってしまう。
本殿背後は公園である。
▼メディア情報（主に毎年7月中旬の土日「祇園祭」）
結構盛大ですね。有名人も来るようで。
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼旅行記
初版以降の参拝は以下の旅行記の纏めで参照です。
▼セットで行くところ
▼仏像展
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