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現代結婚の初!スサノオ💛イナダヒメの縁結び「八重垣神社」水みくじ池はヤマタノオロチ退治伝承!意宇六社!龍神がいる・・

ヤハタノオロチと戦うスサノオは言う「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣つくるその八重垣を」と。見事倒してクシナダと結婚!という記紀の場所はココ!!収蔵庫には893年に描かれた本殿内の壁画がある。出雲地域の民謡では「早く出雲の八重垣様に、縁の結びを願いたい」というのがあるらしい。

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2013年
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2015年
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◆意宇六社
熊野大社(松江市八雲町)
真名井神社(松江市山代町)
揖夜神社(八束郡東出雲町)
六所神社(松江市大草町)
八重垣神社(松江市佐草町)
神魂神社(松江市大庭町)

出雲国風土記・延喜式神名帳に「佐久佐社」と記されており、佐久佐社は六所神社説と八重垣神社説があるのだが、私見では八重垣神社と思っている。

佐久佐社って?
 スサノオとイナダヒメの生活は「須我神社」なのだが、「佐久佐神社」に遷座した歴史がある。私見では、出雲では超有名だが須我神社は遠いので近場で祈りたいと、奥宮と里宮の感じにしたと解釈している。かつ、神仏習合もしていたのかもしれない。とすると、明治の神仏分離がポイントになるだろう。
 歴史的にも明治時代に合祀し、あわせて現在の名称に変えたとするのが八重垣神社の言い分である。名前の由来はスサノオの歌からいただいているのは言うまでもないだろうけど。
 一方、六所神社は総社でもあるので、佐久佐社も入ってるわ!というのもわからなくはない。
 ということで、佐久佐神社=八重垣神社で、途中に六所神社に分霊もしたでよいかと思っている。

変更履歴
2022/10/15 「▼お水取りの儀」追加
2022/09/22 参拝したので写真増量

参拝記録 2013年、2015年、2022年

▼HP

▼アクセス

島根県松江市佐草町227

▼祭神

スサノオ、妻・稲田姫命(イナダヒメ)

▼見どころ

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◆記紀の名シーン「八岐大蛇」
 高天原から出雲国の肥の川(斐伊川)の上流に降り立ったスサノオは、川から流れてきた箸を見つけ辿って行くと、嘆き悲しんでいる老夫婦に出会う。
 この老夫婦は国津神・大山津見神(オオヤマツミ)の子、脚摩乳(アシナヅチ)手摩乳(テナヅチ)で、8人の姫がいたのだが、山や田畑を根こそぎ荒らして暴れる大蛇・ヤマタノオロチ(8つの頭と尻尾を持ち、目が赤い)の怒りを静めるために、毎年一人ずつ生贄として捧げ、とうとう八年目に末娘・稲田姫命(イナダヒメ)の番に。そこでスサノオは、稲田姫命を妻にすることを条件に大蛇退治を請け負う
 スサノオは、まず佐草にある「佐久佐女の森(さくさめ)」の大杉を中心に八重垣を造って、稲田姫命の身を隠す。そして次に用意したのは、強い酒が入った8つの桶。大蛇は、スサノオの作戦どおり8つの頭をそれぞれの桶に突っ込んで酒をあおり、酔っぱらってその場で眠ってしまう。スサノオはすかさず剣を抜き、大蛇をズタズタに切り裂いて見事に退治し、二人は夫婦となったとさ。
 晴れてイナダヒメと結ばれ、この八重垣の里で幸せに満ちた結婚生活を送ることとなりました。そして、夫婦になったときの話は「須我神社」に続きます。

 なお、この話は斐伊川の氾濫に寄り田畑の作物が無くなるのを恐れて、神を祀っていたことを物語にしたとも言われる。ヤマタノオロチは赤い目をしていたのだが、これは斐伊川は赤い濁流になることを指しているとか。

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 宝物館には893年に巨勢金岡筆と伝わる、素戔嗚命、稲田姫命、天照大神などが描かれています。太古の昔の人の人物画であるので、ことさら引き込まれます。ぜひご覧になってください。

▽山神神社・夫婦杉

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 祭神は山の神「オオヤマツミ」と長女「イワコリイワナガヒメ」である。妹はニニギの妻になった、美女・コナハナサクヤヒメです。

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基本、山の神は女神なので、お約束なんですよね。女人禁止も女性が入ると嫉妬するからとも言われている。

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横に夫婦椿。根元は2本、地上で幹が1本にくっついている珍しい椿の木。

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▽拝殿・本殿

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↑↓どちらかが2013年、2015年。同じところで撮る感性ww

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▽本殿右:脚摩乳(アシナヅチ)社、伊勢宮

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本殿側に親の脚摩乳社で、右に伊勢宮。出雲に伊勢と違和感があるが、出雲大社の社家は伊勢神宮・アマテラスの息子だと分かると違和感はない。

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▽本殿左:貴布禰社、手摩乳社(テナヅチ)

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本殿よりは親・手摩乳を祀り、一番左に貴船系となっている。

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出雲って貴船系が多い気がする。そして、貴船といえば京都・貴船神社で、奥宮に行くと出雲の神様・アジスキなどこちらも出雲。貴船神社は上賀茂神社の摂社・末社だった時代もある。やはり京都と出雲は繋がりが強いのか・・?

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▽古代祭祀の依代

 占いの池に行くまでにあります。古代祭祀の依代が見えます。
 佐久佐女の森とよばれる奥院の森は、稲田姫命が八岐大蛇の難を避けるために八重垣を築いて避難したところといわれる。

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 『出雲国風土記鈔』や『出雲神社巡拝記』などは、八重垣神社はもと出雲国大原郡の海潮郷にあった須我社で、のち佐草の地に進出して佐久佐社(佐草社)を吸収、これを末社のごとき小社としたと説いている。ということで、これは須我神社と思われる。

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▽水みくじ「鏡の池」・天鏡神社

 大蛇から避難していた稲田姫命が日々の飲み水とし、また姿を写す鏡としていたという言い伝えがあり、「姿見の池」ともいわれている。

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 観光の人気スポットですね。言うまでもなく有名&観光パワースポット!! 女性陣が多く、占いの紙を池に浮かべると文字が出て、早く沈むとよいそうです。

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15分以内に紙が沈めば、その縁は早く結ばれ、30分以上かかれば、その縁を結ぶには時間がかかる。また、手前で沈めば近くの人と縁があって、流れて遠くで沈めば遠くの人と縁がある。

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 ちなみに池の奥の社はクシイナダとなっていますが、よくよく見ると龍神だったようですが、流行りに負けてクシナダにしたのかな。。

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 占いの池を見守る社で、クシナダとなっていますが、写真右下の通り、本来は龍神を祭り、雨ごいをしていたのかなと思います。妖精が現れました!?

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○2013年

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○2015年

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○2022年

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▽夫婦椿-連理玉椿

 ハートの葉を見つけたら縁起が良いと言われている。この椿は2本の木が途中で1つの木となった「連理の木」。鳥居の向かいにある石垣の上に植えられた夫婦椿。別名は「連理玉椿」

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▼お水取りの儀

良縁などを願い毎年神在月に行われています。イナタヒメが姿を映したとされる「鏡の池」から宮司が水をくみ上げ、隣接する結婚式場の神殿に注ぎ入れるもので新郎新婦の繁栄やさらなる良縁などを願う儀式です

↓引用元

▼旅行記

↓NOTE版はこってり。↓じゃらん版はあっさり。

▼セットで行くところ

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