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S/N比とは〜配信で重要なこと〜

S/N比とは〜配信で重要なこと〜

どーも、やもとです。
今回はS/N比と呼ばれるものを書いていこうと思います。最近では配信などに、関わる方は重要なポイントですよね。

1.S/N比とは?

実はこれ二つの英単語の頭文字からきてまして、

S/N比とは、信号(Signal)と雑音(Noise)の比率のことです。 SN比、SNRと書かれることもあります。 S/N比は元々、電気通信や信号処理といった、工学分野で使われてきた用語です。 一

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レベルの違い

レベルの違い

どーも、やもとです。
本日は入力や出力での音の大きさ(レベル)の違いについて
書いていこうと思います。

1.音声信号のレベルについて音響の音声信号で扱うレベルには大きく2つのパターンが存在します。
それが「マイクレベル」と「ラインレベル」です。
どちらもオーディオ信号の電圧レベルで、電圧はかなり異なるので
理解して使用することが大切です。
・マイクレベル
またはマイクロホンレベル信号とは、マイク

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オンラインでのマイナスワン

オンラインでのマイナスワン

どーも、やもとです。
今回は最近オンライン会議等を使用する際、会場スピーカーも鳴らす必要がある場合があると思います。その時必要なのが「マイナスワン」という設定です。

1.マイナスワンとは?複数の音声から、ある特定の一つの音声を消去した状態を示す。数学的概念からきており、N個の音声からひとつの音声を引く、すなわち「N-1」であり、「エヌマイナスワン」が元来の正式呼称である。(Wikipediaより

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ファンタム電源

ファンタム電源

どーも、やもとです。
最近は配信に追われててめっきりPAとしての感覚が鈍ってる今日この頃であります…
ではさっそく標題の件へ。

1.ファンタム電源とは
ファンタム電源って名前がかっこいいですがすごーく地味なんです。
ファンタム電源とは、

・ファンタム電源とは電源が必要なコンデンサーマイクやアクティブタイプのDI(ダイレクトボックス)に送る電源のこと

です。
ミキサーやオーディオインターフェー

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フィルター

フィルター

どーも、やもとです。
最近は更新率も低くなってもっと頑張らねばと思うんですが性格の問題もあってかなかなかうまくいかないですね…
では、今回の記事にはいります。今回は「フィルター」についてとりあげます!

1.フィルターとはさまざまなものがありますが音響的にいうと、

特定の周波数を成分をカットするもの

でしょうか。フィルターをかけて削りたい周波数をカットし、音作り、ハウリング防止などに使用してい

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仕込み

仕込み

どーも、やもとです。
最近は皮膚につきささるような日差しで歩いてるとぼーっとしてしまいますね。コロナと熱中症対策のどちらも気をつけないとです。
私の本日の業務が「仕込み」の日程でしたので、今回はこのタイトルで記事にしたいと思います。

1.仕込みとはなんとなくニュアンスでわかると思いますが、ようは「設営する」ってことです。本番前に機材の設営を行うこと、それが「仕込み」ですね。
逆に「撤去する」こと

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Rev

Rev

どーも、やもとです。
今回はリバーブ(Reverb)について書いていきたいと思います。よく「もっとレブ下さい」とか言われるやつです。ボーカルさんにとっては大事なポイントですよね。

1.リバーブとはリバーブ(Reverb)とは、

鳴ったオリジナル音に対する反射音を生成するエフェクターの一種

であります。簡単にいうと残響音ってことです。
リバーブは広がりや深さと言った印象を楽曲に与えるだけでなく

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ゲート

ゲート

どーも、やもとです。
少し前にコンプについての記事をかいたので、今回は「ゲート」について書いていこうと思います。

1.ゲートとはゲートとはエフェクターの一種です。
伝えるのが少し難しいのですが、

任意の値(スレッショルドレベル)を設定し、入力信号がそれ以下の場合はゲートを閉じてカットし、入力信号がスレッショルドレベルを上回る場合はゲートを開いて信号をパス(通過)させる機器

というかんじです。

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個人的ミキサー紹介part2

個人的ミキサー紹介part2

どーも、やもとです。
今回は音響ミキサー(mixing console)紹介の第二弾です。

第一回目のミキサー紹介はこちら

1.DiGiCo(デジコ)
コンサート向けミキサーを開発するために2002年にイギリスで設立されました。日本でも今ではメジャーになり、珍しくないメーカーになりました。

・SD7
デジコさんの卓はとりあえずガンダムみたいでいかついです。豊富なシステム系統からくる安心感がハ

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コンプ

コンプ

どうも、やもとです。
音響業界ではよく使用する「コンプ」について書いてみたいと思います。

1.コンプとは「コンプレッサー」の略称です。音響だけでなく様々な所でこの名前は使用されていますが、音響の「コンプレッサー」とは

音を圧縮することによりダイナミックレンジ(音量の大小の幅)を狭めるエフェクト

という意味で使用されます。コンプも実はエフェクトの一部なんです。
大きな音を圧縮して小さな音との音

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EQ〜イコライザー〜

EQ〜イコライザー〜

どーも、やもとです。
今回は音響さんがよく言う「EQ」についてかいていきます。

1.EQとはEQとは「イコライザー」の略です。
Wikipediaより引用させていただきますが、

音声信号の特定の周波数帯域 (倍音成分や高調波成分あるいはノイズ成分)を強調したり、逆に減少させる事ができ、全体的な音質の補正(平均化)や改善(音像の明確化など)、あるいは積極的な音作りに使用される。

ということにな

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サラウンド

サラウンド

どーも、やもとです。
今回はちょっと最近仕事で扱いそうなジャンルがあったのでみなさんにも伝えれたらいいなと思いこのタイトルにしました。映画好きな方だったら少しは興味あるのかなと勝手に思っております。

1.サラウンドとはなんとなく耳にしたことがある「サラウンド」とはなんなのでしょうか。簡単にいうと、

・本来の意味は包囲すること
・一般的には、複数のスピーカーを使用した音響システムのことを指す

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個人的ミキサー紹介part1

個人的ミキサー紹介part1

どーも、やもとです。
以前ミキサーについての記事を書きましたが、今回はミキサー(mixing console)を使用経験をふまえてご紹介していきたいと思います。かなりマニアックなとこなので興味ない方はほんとにごめんなさい…。種類が多いためpart1では2社のメーカーを取り上げさせていただきます。

1.YAMAHA(ヤマハ)もうここは絶対に外せませんね。音響さんなら必ずさわっているはずです。メジャ

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音響:エンジニアのそれぞれ

音響:エンジニアのそれぞれ

どーも、やもとです。
PAさんとは何かを以前ご紹介しましたが、もっと細かく知ってもらえたらなと思いこのタイトルにしました。PAさんと音響さんとか大まかな名前で呼んでいましたが実は、音響のスタッフを、「エンジニア」という肩書きであらわすことが多いです。今回は様々な音響現場の役割を紹介していこうと思います。

1.エンジニアの種類
どんな種類(名称)があるのか、まずご紹介していきます。

・ハウスエン

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