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映画あれこれ

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2022年5月の記事一覧

映画『ミセス・ノイズィ』と分別の不確かさ

映画『ミセス・ノイズィ』と分別の不確かさ

Lawrenceさんの記事で映画「ミセス・ノイズィ」について書いていらしたので、さっそく観ることにした。
現在、Netflixにて公開中である。

Lawrenceさんの記事はこちら

この映画は20年くらい前にニュースになった「騒音おばさん」をモチーフにしている。

朝から布団を叩く迷惑なおばさんと、子育てしながら小説を書く女流作家のバトル、すなわちご近所トラブルが主なテーマだ。

『ミセス・ノ

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映画『シン・ウルトラマン』を観てきた

映画『シン・ウルトラマン』を観てきた

『シン・ウルトラマン』観てきたので紹介したいと思う。
いつの間にか映画noteみたいになっているが、まあ許してください。

ちなみに僕は幼少時代、ウルトラマンを通ってない。どちらかというと仮面ライダー派である。

そんな非ウルトラマンファンの僕だが、『エヴァンゲリオン』や『シン・ゴジラ』は大好きだ。
なので、庵野監督のファンとして映画に興味があった。

※以下、多少ネタバレを含みます

面白かった

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映画『珈琲時光』の魅力について語りたい

映画『珈琲時光』の魅力について語りたい

台湾出身の映画監督 侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)の映画はとても退屈だ。
事件は何も起きない。説明もほとんど無い。物語にはほとんど起伏が無い。
運転中、渋滞にハマったようなじれったさを感じる。

世界的な映画監督ではあるが、好き嫌いが分かれる。
僕自身は何作か観たが、どの作品にも入り込めなかった。

しかし、この『珈琲時光』だけは数年に一度、見返すほど心に残った作品である。
この機会に『珈琲時光』

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映画『浅草キッド』を観て

映画『浅草キッド』を観て

またまたNetflixの映画について書こうと思う。

劇団ひとりが監督した『浅草キッド』だ。

劇団ひとりの初監督作品『晴天の霹靂』が面白かったので、今回も期待していた。

『浅草キッド』はビートたけしが描く同名の自伝小説が原作である。
彼の下積み時代を描く青春ドラマだ。
ビートたけしが深見千三郎の下で修行を始め、やがて芸人として頭角を表していく姿を描いている。

面白かったところ1.役者の演技力

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