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「小説を書いてみたい」と言ったとき、笑いながら「良い趣味だね」と言われた。だが、書き上げた長編小説を読むと黙り込んだ。

「小説を書いてみたい」
 長年思っていた。
 書き出しを、10年以上前に構想していた。
 ネタは自分の青春である。
 ほとんど遺書に近い。
 残さずに死ぬわけにはいかなかった。
 だが、タイミングが突然やってきた。
 長編の原稿を10日で書き上げてしまった。
 1日約3時間ずつ。
 仕事から帰って時間を作り、
 朝4時に起きて続きを書いて出勤する。
 休日に遅れを取り戻す。
「忙しいから書けない」
 とは、ただの言い訳であった。
 それから、半年ほどで数十本の小説を世に送り出した。
 結果もついてきた。
 何より、没頭している自分に驚いた。
 創作は、楽しすぎる。
 苦しみ抜いて発想することが、自分の肌に合う。
 休日に、ゆっくり休みたいと思わなくなった。

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。