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自分がやらかしてきたことをちょっと振り返る【巻の8】 就職氷河期の就活篇



懲りずに

前回は、メーカーの技術職の話といいながら、半分愚痴のようなことを記事に認めてしまいました↓

今回は、1999年4月以降の失敗談を中心に書き連ねたいと思います。

指導教官からの激励もあり

前回↑もお示ししてしまったとおり、指導教官からのあたたかい激励のお言葉をいただきつつも、背に腹は変えられんと、就活に勤しんでおりました。

いくら研究が大事といっても、将来の生活に困るのは、本末転倒ですからね。

とりあえず総合職

さすがに製薬会社での採用活動は終了しており、他の業種も含めた総合職に片っ端からESを作成しました。

薄らぼんやりですが、

  • 水産・農林

  • 食料品

  • 繊維製品

  • ガラス・土石製品

  • 機械

  • 精密機器

  • その他製品

  • 電気・ガス

  • 陸運業(鉄道)

  • 卸売業(商社など)

  • 小売業

  • サービス業

あたりに、資料を請求したり、ESを提出していました。

もはや企業を研究して、自分を見つめ直して、面接対策をして、適性試験対策を重ねて、という現代の就活に求められることは、ほぼ出来てません。

とにかく、

内定

の言質を取るための作業と化していました。

強みを捨てる

総合職といえば聞こえもいいのですが、実際には文系の方と同じ土俵で戦うことになりました。

アホ学生だったので、余り誇るべきものはないです。誇れるものは、キツい仕事に耐性があることでしょうか。

理系大学、理系大学院生あるあるですが、(実際は授業料を納付しているので罰金を納めながらとも言えますが)研究室で長時間の無償労役をしていましたね。

ただし、採用面接やエントリーシートでは、全く評価されなかったです。

具体な企業はド忘れしましたが、現在東証プライムに上場している超有名企業であっても、質が悪い&態度が悪い面接官が登場し始めるのも、いわゆる総合職面接を始めたあたりからです。

ワイは体育会系ではなかったこともありますが、取りあえず上の発言には無抵抗に従う…と環境は苦手でした。

そして、質が悪い&態度が悪い面接官によるテキトーな対応には、大変ガッカリしたことは、薄らぼんやりと覚えています。

そんな中でも

ワイの総合職の就活は

資料請求→ES提出→落選
or
資料請求→ES提出→面接試験→落選

のコンボなんで、はっきり言って黒歴史です。

この時点で累計120社以上は「ご縁なし」の手紙をいただきました。

そんな中でも、ためになったこともあります(苦笑)。

某旅客鉄道の場合

ワイの中の人が軽めの鉄ヲ成分があったので、いろんな鉄道会社を応募してみました。

ほとんどが、ESの段階で弾かれましたが、1社だけ、

「君の地元でOB・OGとお話ししてみないか?」

というお誘いがありました。

実際は、これが一次面接だったことをあとで知ることになりますが…。

んで、ワイの地元の小洒落た喫茶店でOB・OGの方が3名と学生3名。学生はこの場で初めて会う方。

緊張の中、OB・OGが雰囲気を和ませようと会話が進み、いよいよ本題。

OB「山田(仮名)くんは、なぜうちの会社にエントリーしようとしたの?」

ワイ「はい、就活をしている中で、〇〇(某旅客鉄道)に関心を持ち、また今後の事業展開にもチャレンジしたく…」

OB「ウチ(〇〇)以外にも、陸運業っていっぱいあるじゃない。例えば××は鉄道事業やバス事業もやってるよ。そこにはエントリーしなかったの? あと、地元の▲▲もバス事業してるけどエントリーは?」

ワイ「それは…」

OB「だったら、別にウチ志望じゃなくてもいいじゃない? 多分、よそでもいいんじゃないの。」

このように言われ、恥ずかしながら、人目を憚らず、涙をこぼしてしまいました。

なんか、就活を舐めていたというか、気持ちが入っていないところを見透かされたというか。

その後、〇〇からは、無事「ご縁なし」通知をいただきました。

今になって思えば、敵を知らず、己も知らなければ、ただ危うくなることを、OBの目線で後輩に教えてくれたとも感じてます。

とある特殊法人の場合

次は、とある特殊法人の話。

現在は、スマホアプリをはじめとするメディアミックスを展開しているコンテンツのおかげか、ブームも再燃しているようです。

そんな特殊法人の企業説明会&適性試験を受験したことがあります。

もちろん、事前にESは提出したところ、説明会の案内が到着。

いざ、本番。

まず、特殊法人からの説明で、

当法人は、総合エンタメ企業です。

土曜・日曜はお客様のために全員出勤です。

特殊法人だからといって、いわゆるお役所仕事をやるわけじゃないんで、その点は気をつけてください。

ふむふむ、企業から説明があるとは親切だな。

では、これから適性試験を始めます。

配られた試験問題にビックリ。

もちろん、言語・非言語・構造的把握力などもありましたが、一番はコレ。

次のうち、モーニング娘。のメンバーではないのは誰か。
①…、②…、

エンタメ企業だから、エンタメの問題…の意図がよくわかりませんでした。

ちなみに、この特殊法人からも「ご縁なし」通知をいただきました。

しかし、総合職の募集要項を読むと、

大卒見込み
◯年4月2日以降に生まれた者(×歳以下)

って、当時、ワイはx+1歳で受験資格がないのに、何で説明会のご案内が来たのかが全く理解できずにおります。

この件があってから、QMAに入学し、現在も在学中であることは秘密です。

それでも明日はやってくる

ES→残念通知のコンボも、120回以上になると、さすがに心も折れてきます。

自己肯定感もすり減ってきますね。

この場面で敗戦分析を行うのが王道でしょう。ただ、いろんな企業を受けすぎたが故に、自分が社会人として通用しないという別の理解に繋がってしまいました。

些細なことではありますが、受験などで競争を経験しましたが、お金が絡む競争社会は優勝劣敗です。頭でわかっているつもりでも、腹の中では腑に落ちていなかった…そんな就活生の時期がまだまだ続くことになります。

(続く)

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