雲東興

旅行記メインの雑記帳。基本的には自分用。

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マガジン

  • 2023-2024年イベリア半島周遊

    2023年末から2024年始にかけてイベリア半島3ヵ国(スペイン、ポルトガル、ジブラルタル)に行った際の旅行記です。

  • 弾丸旅行記

    比較的短期で行った旅行の記録です。

  • 2023年GWインド・パキスタン遠征

    2023年GWにインド・パキスタン(とドバイ)に行った際の旅行記です。

  • 2015年四川・陝西の旅

    2015年9月、中国四川省・陝西省を一人旅した時の記録です。 ※この旅行記ははてなブログに掲載していた記事を再編集したものです。

  • 漢検1級進捗日記

    漢検1級の勉強の記録をまとめています。

記事一覧

2023-24年イベリア半島周遊その7(マドリード・トレド)

 コルドバから2時間ほどでマドリードに到着した。言わずと知れたスペインの首都で、この旅の最終目的地だ。  宿に荷物を置いた後、再びアトーチャ駅方面に向かう。目的…

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4か月前
8

2023-24年イベリア半島周遊その6(コルドバ)

 早くもグラナダを発つ日が来た。とはいえ次なる町・コルドバへ向かう電車までは余裕があるので、いくつかの教会・修道院を巡ってみることにした。  まず訪れたのは王室…

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5か月前
2

2023-24年イベリア半島周遊その5(グラナダ)

 まだ日の昇らないうちにアルヘシラスを発ち、グラナダへ向かう。スペイン最南部とはいえ、冬の朝はなかなかに冷える。  途中のアンテケラ駅で乗り換え、計4時間ほどか…

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5か月前
4

2023-24年イベリア半島周遊その4(ジブラルタル)

 5日目の朝、数時間前に着いたばかりのマラガを後にして慌ただしく長距離バスに乗り込む。目指すは「ヨーロッパ最後の植民地」と名高い(?)、英領ジブラルタルだ。  ス…

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6か月前
2

2023-24年イベリア半島周遊その3(リスボン3日目)

 あっという間にリスボン最終日。いよいよ念願のジェロニモス修道院、それにベレンの塔とご対面だ。市電でベレン地区に向かい、早速ジェロニモス修道院へ。遠くからでも分…

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7か月前
6

2023-24年イベリア半島周遊その2(リスボン2日目)

 2日目は朝から郊外のシントラへ向かう。宮殿や山々が「シントラの文化的景観」として世界文化遺産に登録されている他、ユーラシア大陸最西端として有名なロカ岬への起点…

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7か月前
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2023-24年イベリア半島周遊その1(リスボン1日目)

 2023年末から24年始にかけて、スペイン、ポルトガル、ジブラルタルに行った。学生時代からコーエーの大航海時代シリーズが好きで、その影響で地中海の港湾都市、特にスペ…

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7か月前
4

2023年12月北京旅行記

 2023年12月、留学中のオタクの誘いを受け、5年ぶりに北京に行くことになった。実は今夏、仕事で上海には行っているのだが、観光旅行としての中国は4年ぶり。冬の中国は初…

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7か月前
4

俺的Game of The Year2023

 12/8はThe Game Awards 2023ということで、それに合わせて2023年にプレイしたゲームの中から個人的に面白かったものをジャンル別にいくつかピックアップした。ジャンル分…

雲東興
8か月前
4

2015年四川・陝西中国史遺跡の旅7日目 ~西安・茂陵編~

西安2日目のこの日は、朝から郊外の茂陵へ。 前漢の武帝の陵墓である。途中タクシーに乗り合わせた女の人と話したのだが、学校の先生だそうで英語が堪能だった。 前述のと…

雲東興
11か月前
2

漢検1級進捗日記(一旦最終回)

・今日本番でした! ・3級のキッズたちと同じ部屋での受検だった。1級は自分入れて30人いかないぐらいで、ほとんどおじいさん。 ・まぁたぶん落ちました。次回に期待。 …

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1年前

漢検1級進捗日記6/13

・時間がない!!!! ・黔驢(けんろ)の技:見かけ倒しで思ったよりも能力がないこと ・君子は屋漏に愧じず:立派な人間は人が見ていない場所でも恥ずかしい行いをしない…

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1年前
1

漢検1級進捗日記6/8-12

・試験まで1週間なのにめちゃくちゃバタバタしていた! ・殷鑑(いんかん)遠からず:戒めとすべきものは、すぐ目の前にあるということ ・「殷」は古代中国の王朝、「鑑」…

雲東興
1年前
1

漢検1級進捗日記6/1,4

・色々あって金土は全く勉強できなかった。試験が迫っているのにこれはまずい ・桑楡(そうゆ):夕日が樹木の枝にかかること。転じて夕方 ・対義語は「鶏晨」 ・反噬(は…

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1年前

漢検1級進捗日記5/31

・なんだかんだで試験日が近づいている。危機感だけが募っています ・膏腴(こうゆ):土地がよく肥えていること ・類義語は「肥沃」。「腴」は豊かの意 ・毫釐(ごうり):…

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1年前

漢検1級進捗日記5/29

・微恙(びよう):軽い病気 ・対義語は「重痾(じゅうあ)」 ・伉儷(こうれい):夫婦関係 ・躑躅(てきちょく):足踏みすること、ためらうこと ・諷誦(ふうじゅ):経文を唱…

雲東興
1年前
2023-24年イベリア半島周遊その7(マドリード・トレド)

2023-24年イベリア半島周遊その7(マドリード・トレド)

 コルドバから2時間ほどでマドリードに到着した。言わずと知れたスペインの首都で、この旅の最終目的地だ。

 宿に荷物を置いた後、再びアトーチャ駅方面に向かう。目的はプラド美術館だ。

 ベラスケスの『ラス・メニーナス』、ゴヤの『裸のマハ』、『我が子を食らうサトゥルヌス』など、誰もが知る有名絵画が数多く展示されているプラド美術館は、平日の18時以降は無料で入館可能となっている。それなりに並ぶが、有名

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2023-24年イベリア半島周遊その6(コルドバ)

2023-24年イベリア半島周遊その6(コルドバ)

 早くもグラナダを発つ日が来た。とはいえ次なる町・コルドバへ向かう電車までは余裕があるので、いくつかの教会・修道院を巡ってみることにした。
 まず訪れたのは王室礼拝堂。グラナダ大聖堂に隣接する礼拝堂で、実は大聖堂よりも古い歴史を持つ。ここにはカトリック両王(イサベル1世とフェルナンド2世)の遺骸が安置されており、今でも人々の尊崇を集めているのか、二人の棺の前で十字を切っている人も多く見かけた。

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2023-24年イベリア半島周遊その5(グラナダ)

2023-24年イベリア半島周遊その5(グラナダ)

 まだ日の昇らないうちにアルヘシラスを発ち、グラナダへ向かう。スペイン最南部とはいえ、冬の朝はなかなかに冷える。

 途中のアンテケラ駅で乗り換え、計4時間ほどかけてグラナダに到着。早速中心街に向かう。

 アルハンブラ宮殿については日本でチケットを予約済みだったが、指定の入場時間まで若干の時間があったため、一度宿に荷物を預けてグラナダ市街を散策することにした。
 711年のウマイヤ朝による占領以

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2023-24年イベリア半島周遊その4(ジブラルタル)

2023-24年イベリア半島周遊その4(ジブラルタル)

 5日目の朝、数時間前に着いたばかりのマラガを後にして慌ただしく長距離バスに乗り込む。目指すは「ヨーロッパ最後の植民地」と名高い(?)、英領ジブラルタルだ。

 スペイン国内からジブラルタルへの直通バスはなく、ジブラルタルの隣町ラ・リネアまでバスで行って、そこから国境を越えて入る必要がある。普段はマラガからラ・リネアまでの直通バスが出ているようだが、この日は元日とあってか直通バスは運休中。このため

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2023-24年イベリア半島周遊その3(リスボン3日目)

2023-24年イベリア半島周遊その3(リスボン3日目)

 あっという間にリスボン最終日。いよいよ念願のジェロニモス修道院、それにベレンの塔とご対面だ。市電でベレン地区に向かい、早速ジェロニモス修道院へ。遠くからでも分かるその威容に期待が高まる。

 勇んで入場列に並ぶこと5分程度。何かがおかしい。確かに列は進んでいるが、人が修道院内に入っている形跡はなく、代わりに列から離れていっているのだ。筆者も一旦列を離れて様子を伺ったところ、どうやらこの日(12/

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2023-24年イベリア半島周遊その2(リスボン2日目)

2023-24年イベリア半島周遊その2(リスボン2日目)

 2日目は朝から郊外のシントラへ向かう。宮殿や山々が「シントラの文化的景観」として世界文化遺産に登録されている他、ユーラシア大陸最西端として有名なロカ岬への起点としても知られている。筆者はどちらかといえば後者が目当てだったが、前者も魅力十分な観光地だ。

 シントラに移動する前に、早朝のリスボンを少しぶらつく。学生時代は町歩きというものの楽しさをイマイチ理解できていなかったが、最近ようやく理解でき

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2023-24年イベリア半島周遊その1(リスボン1日目)

2023-24年イベリア半島周遊その1(リスボン1日目)

 2023年末から24年始にかけて、スペイン、ポルトガル、ジブラルタルに行った。学生時代からコーエーの大航海時代シリーズが好きで、その影響で地中海の港湾都市、特にスペインやポルトガルといった大航海時代に黄金期を謳歌していた国々には憧れを持っていた。もともとは2022年末に行く計画を立てていたのだが、あまりにも高すぎる航空券の前に断念せざるを得ず、1年越しでの実現となった。

 12/28の朝に日本

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2023年12月北京旅行記

2023年12月北京旅行記

 2023年12月、留学中のオタクの誘いを受け、5年ぶりに北京に行くことになった。実は今夏、仕事で上海には行っているのだが、観光旅行としての中国は4年ぶり。冬の中国は初めてだ。

 ちょうど寒波が到来し、最高気温が氷点下の日が続いている北京。地下鉄の駅を出ると冷たい空気が顔面を襲う。天安門広場で別途先に北京入りしていたオタクと合流し、早速国家博物館に向かう。前回訪問時は火災設備の点検日にあたってお

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俺的Game of The Year2023

俺的Game of The Year2023

 12/8はThe Game Awards 2023ということで、それに合わせて2023年にプレイしたゲームの中から個人的に面白かったものをジャンル別にいくつかピックアップした。ジャンル分けと選考基準は完全に筆者個人の主観に基づいており、所属組織等は一切関係ございません。

ベストシナリオ賞:Baldur's Gate 3  ベルギーのLarian Studiosによる超大作RPG。既にGolde

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2015年四川・陝西中国史遺跡の旅7日目 ~西安・茂陵編~

2015年四川・陝西中国史遺跡の旅7日目 ~西安・茂陵編~

西安2日目のこの日は、朝から郊外の茂陵へ。
前漢の武帝の陵墓である。途中タクシーに乗り合わせた女の人と話したのだが、学校の先生だそうで英語が堪能だった。

前述のとおり、茂陵は前漢の武帝の墓だが、茂陵博物館自体は霍去病の墓を中心に展開されている。

茂陵周辺には徒歩で到達できるようだったので、博物館の脇道から進入を試みたが、地面が悪く撤退せざるを得なかった。

茂陵から西安に戻るためにタクシーを待

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漢検1級進捗日記(一旦最終回)

・今日本番でした!

・3級のキッズたちと同じ部屋での受検だった。1級は自分入れて30人いかないぐらいで、ほとんどおじいさん。

・まぁたぶん落ちました。次回に期待。

・というわけで問題の振り返りをしていきます。

・缶(ふ):酒や水を入れた土・青銅製のうつわ

・「撃缶」は缶を楽器の代わりに打って拍子を取ること

・枹鼓(ふこ):太鼓とバチ

・鷽替え(うそかえ):天満宮で行われる特殊神事

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漢検1級進捗日記6/13

・時間がない!!!!

・黔驢(けんろ)の技:見かけ倒しで思ったよりも能力がないこと

・君子は屋漏に愧じず:立派な人間は人が見ていない場所でも恥ずかしい行いをしないということ

・「屋漏」は家の一番奥まった場所のこと

・枳棘は欒鳳の棲む所に非ず:賢人は居所を選ぶということ

・「枳棘」はからたちといばら、「欒鳳」は高貴な霊鳥のこと

・立錐の地無し:人や物が詰まっていて少しの余裕もない

・端

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漢検1級進捗日記6/8-12

・試験まで1週間なのにめちゃくちゃバタバタしていた!

・殷鑑(いんかん)遠からず:戒めとすべきものは、すぐ目の前にあるということ

・「殷」は古代中国の王朝、「鑑」は手本とすべき例のこと

・遏雲(あつうん)の曲:素晴らしい音楽・歌声のこと

・「遏」は止めるの意。雲の流れを止めるほど素晴らしい音楽のこと

・薫蕕(くんゆう)は器を同じくせず:善人と悪人は同一の場所にいることができないことの例え

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漢検1級進捗日記6/1,4

・色々あって金土は全く勉強できなかった。試験が迫っているのにこれはまずい

・桑楡(そうゆ):夕日が樹木の枝にかかること。転じて夕方

・対義語は「鶏晨」

・反噬(はんぜい):恩のある人に反抗すること

・「噬」は噛みつくの意

・菁莪(せいが):優れた才能を持つ人材を育成すること

・類義語は「育英」。

・妹背(いもせ):夫婦のこと

・曩昔(のうせき):以前、昔の意

・対義語は「当来」

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漢検1級進捗日記5/31

・なんだかんだで試験日が近づいている。危機感だけが募っています

・膏腴(こうゆ):土地がよく肥えていること

・類義語は「肥沃」。「腴」は豊かの意

・毫釐(ごうり):わずかなこと

・類義語は「錙銖(ししゅ)」

・陳套(ちんとう):古臭いこと、陳腐であること

・対義語は「斬新」

・恪勤(かくごん):なまけず真面目に働くこと

・対義語は「懶惰(らんだ)」

・僻陬(へきすう):辺鄙な土地

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漢検1級進捗日記5/29

・微恙(びよう):軽い病気

・対義語は「重痾(じゅうあ)」

・伉儷(こうれい):夫婦関係

・躑躅(てきちょく):足踏みすること、ためらうこと

・諷誦(ふうじゅ):経文を唱えること

・瞬息:わずかの間

・類義語は「咄嗟」

・廁牀(ししょう):便所のこと

・戒飭(かいちょく):戒めて慎ませること

・類義語は「譴責」

・坦夷(たんい):土地が平らであること

・対義語は「嶮岨(けんそ

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