習近平体制、左傾化が鮮明に─対外政策では海洋進出拡大(2013年6月)
習近平国家主席率いる中国の新体制はイデオロギー面で左傾化が鮮明になってきた。3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で新体制が本格的に始動してから、さまざまな指示や文書で思想の引き締めを指示。改革派知識人からは「毛沢東時代に回帰しようというのか」と懸念の声が上がっている。また、習主席は6月7日から8日にかけて、3月の就任以来初めてオバマ米大統領と会談し、「中華民族の偉大な復興」の一環として海洋進出を積極的に進める姿勢を示した。国内を政治的に引き締めて一党独裁を堅持し、対