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自己紹介

【先生の種】

父が転勤族だったため、小学生の頃は町を転々としていた私。

ある学校では、リーダー。ある学校ではイジメにあう。

その環境に最適な自分は・・・。人の表情ばかり気にしていた私。

私はまるでカメレオン。

そんな私は同級生と遊ぶより、近所の子供を引き連れて遊んでいた。

「お兄ちゃんが帰ってきた。」そんな声がアパートから響く。

小学生の私の周りには、いつのまにか元気な子供たち。

私の小さな種、見つけた。

【先生の芽】

高校受験に失敗。滑り止めの高校生に入学した私。

勉強は苦手。いつも何かの理由をつけて逃げてきた。

数学の時間。たまたま解けた問題。

隣の友達が問題の解答を聞いてきた。

この問題を黒板を解かなければならないらしい。

教えようとした瞬間。数学の先生がこう言った。

「先生に聞いた方がわかるぞ。」

普通なら笑って流せた。でも、このときはどうしても許せなかった。

わからないことを教えるのが教員じゃないのか!

わからない生徒に徹底的に寄り添うのが教員じゃないのか!!

そんな先生がいないのなら、自分がなってやる!!!

小さな芽が飛び出した。

【先生としては伸びない茎】

大学に進学した私。

数学の教員を目指し、授業を受ける。

相変わらず、勉強は苦手。

同じく教員を目指す仲間。

話が合わない・・・。

同じ人間なのになぜこんなにも数学の話で盛り上がれる??

必死で話を合わせ、愛想笑い。

私はやっぱりカメレオン。

このまま先生になっても、彼らにはかなわない。

まっすぐ伸びるのがすべてじゃない。

一般企業への就職を目指す。

【社会人という根】

社会人になる。営業という仕事。

研修では2位の成績。自信はあった。

縁があり地元に就職。自信ははすぐに打ち砕かれた。

売れない・・・。

月末になるのがコワい・・・。

まだ・・・目標に未達・・・。

地道に営業。何かが足りない。

そうだ。私はカメレオン。

その環境に擬態をし、あわせる。

心も身体も染まっていきそう・・・。

何か忘れてる???

あぶない。染まりそうだった。

中途半端は嫌だった。

自分が納得のいく営業成績になるまで2年。

過去最高の売り上げ月に退職をした。

【先生の花が咲く】

無事学校の先生となる。

夢であった担任の先生にもなれた。

苦労も悔しい思いも沢山した。

出勤する。校舎を見あげる。

「本当に学校の教員になれたんだなぁ。」

それだけで幸せだ。いつまでも続くと思っていた。

【未来の種をまく】

突然、担任という夢を剥奪された。

これからは、学校全体を考えなければならない。

ふと思い出した。

私はカメレオン。

いったい私は何者なのだろうか。

これからは、それを探す旅にでる。

自分探究。

そして未来への種をまく。




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