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【#Real Voice 2023】 「うまくいかないあなたへ、そしてみんなへ」 4年・奥田陽琉

卒業見込み判定不可
11/1の練習後に気がつき、11/2の所沢キャンパスに向かうバスの絶対絶命な状況でブログを書いていく。こういう時に人間は本性が出るからReal Voiceにぴったりですね。(何とか卒業できそうです。お騒がせしました。)

拙い文章ですし、構成や順序は、頭がいい人には伝わらない文章になると思います。
書きたい言葉、伝えたい想い重視です。
そんな自分の4回目の魂の部員ブログ、楽しんでいただけたらなと思います。


自分は、スポーツ推薦で早稲田大学に来ました。
サッカーをやって来ただけの僕が、
早稲田がどれだけすごいか知らなかった僕が、
早稲田大学ア式蹴球部に
全国で3枠しかないスポーツ推薦で入学した。

早稲田は大学サッカー、日本サッカーのトップオブトップ。
サッカーがなくても、
早稲田大学は、日本最高峰の大学。

他の人から見ればうまくいってるように見えただろう。
でも自分は、
「プロになれずに早稲田に来た」

他の人から見れば成功者に見えても、
自分からしてみれば、敗北者だった。
世の中でも
自分みたいな人はたくさんいると思うし、
逆に他人から見れば敗北者で
自分からしてみれば、成功者だったりする人もいる。

それでも自分は、
大学こそはと意気込んで、
一度負けた自分にもう一度期待して、
もう4年目を終えるところまで来ました。

本当にうまく行かない大学生活でした。
誰かに対する申し訳なさと
不甲斐ない自分に嫌気が差した。
何度諦めかけたか、
何度落ち込んだか。
正直わかりません。

でも辞めなかった。
引退しても辞める気はない。

多くの人がこのタイミングでサッカーを辞める。
いや辞めざるを得ないのか。
自分の限界を自分で決めて終わりにしたのか。
ここまで本気でやり切って辞めたのか。
100人いたら100通りあって。
その人にしかわからない。

自分は、プロサッカー選手になりたい。いやなる。
その為にこの4年間を捧げてきた。
どんなにうまく行かなくても
どんな使われ方をしても
どんな扱いをされても

自分だけは、
自分を信じて続けてきた。
期待してやってきた。
信じなければ終わってしまう気がして、
心にある熱いものが冷めてしまう気がした。

競技や業種が違えど、
同じような、理想とはかけ離れている人や
もう諦めかけてる人、
既に諦めている人がいると思う。
でも僕が思う、
最後に笑うのは、
「諦めの悪いやつ」
だと思う。
諦めた瞬間、終わり。
あと1歩で変わるかもしれない。
あと1日で変わるかもしれない。
でもそこで諦めたら、
1歩出さずに、
1日頑張れずに、
目標を達成できず、
夢を叶えられない。

今日うまくいかないから、
1週間うまくいかないから
1年うまくいかないから、
辞めるのか?

俺は4年間、本当にうまくいかなかった。
多少うまくいくこともあったけど、
うまくいかないことの方が多かった。
普通だったらこのタイミングで夢を諦めて引退を決意するのかも。

でも俺は、絶対に辞めない。
絶対に諦めない。

少なくとも4年は辞めなかった。
このうまくいかない時期の先に、
絶対に最高の景色が見えてくる。
根拠はないよ、でもそんな気がする。
高くジャンプするためには、
大きく沈まないと。
うまくいかないときには、
たくさん積み上げないと。

俺はもう4年沈んでる。
このあとどんな景色が観れるのだろう。
逆境こそが人を強くする。
間違いない。

みんなもそうだろ?
自分の叶えたい夢、目標あるよね?
絶対叶えようぜ。
そのためには、
「諦めないこと」「やり続ける事」

諦められないことを
諦められないという理由で
諦めることさえも忘れた時に奇跡は起こるし夢が叶う。

自分もまだ夢を叶えられていない。
目標を達成できていない。
でも、
夢、目標を叶える自信がある。
自分を信じている。
諦めなきゃ絶対に叶う。
そして、
自分が今現在うまくいかない人達の光になりたい。
そんな人達の希望になりたい。
そんな人達に感動を与え、
一緒に頑張りたいと思える活力になりたい。

今うまくいかないからって
絶対辞めるな。
諦めるな。
俺らなら絶対できる。
やってやろうぜ。

見てる人からすれば、
今は何の根拠もない
ただの大学生の戯言でしかないと思う。
でもこのReal Voiceがその通りだと言われるように
ほらねって言えるように
もっと頑張っていく。
苦しくなったらこのブログを見て、奮い立たせて欲しい。
自分だけじゃない、誰かも一緒に頑張ってるんだと思って欲しい。

最後に自分の大好きな歌詞を送ります。

人生楽しんだモン勝ちじゃねえ、苦しんだ俺らだから勝てるはずなんだって。

ここからは、そんな自分の原動力であり活力だったみんなに感謝を伝えたい。
長いので該当するところだけでも全然問題ないです。
長いのでここで閉じても大丈夫です。


先輩方へ
こんな自分を可愛がってくださり、ありがとうございました。別に生意気ではないし、礼儀正しくもない、とっつきにくい自分だと思いますが、皆さんに出会えたこと、皆さんがしてくれたことが僕が後輩に対して、参考にしていることです。急に相談したりしても対応してくれたり、話を聞いてくれたりする先輩達に心の底から感謝しています。ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!


後輩達へ
俺が話しかけたら基本的には笑ってくれる。愛想笑いかもしれないけど、相手してくれてありがとう。4年目は新人監督で頑張って距離感は意識していたけど、みんなが大好きすぎて、最後の方はそんなことを少しだけ忘れて、自然体で自由にやらせてもらってたよ。みんなはめちゃくちゃうまいし、日本一、リーグ制覇する力を持ってる。絶対できる。みんななら絶対にできる。100周年目!頼むぞ!!


同期へ
浅木(浅木柊人 / トレーナー)。ミスをたくさんして、同期にたくさん怒られてたね。でもそういうキャラクターの浅木のおかげでチームはより和むし、より引き締まるって思ってたよ。練習後スプリントトレーニングやマッサージ、シュート練習などたくさん付き合ってくれてありがとう。

植村(植村洋斗/ ジュビロ磐田内定)。共にスポーツ推薦で、学年をチームをサッカーで引っ張ってたね。4年間、継続して練習後にストレッチやら体幹やら筋トレしてるの目に焼き付いてるよ。DENSO、全日本、代表。常に前を行く植村がいたからこそ頑張れた。プロの舞台でやり合おう!

小倉(小倉陽太 / 横浜FC内定)。おぐもスポーツ推薦で入って、1年からスタメンで出続けてたな。開幕戦では2人でデビューして、俺が怪我をしてからもチームの勝利に貢献してた小倉が本当に眩しかったよ。植村と小倉がプロ決まって、俺がどれだけ刺激もらえたか。スポーツ推薦がお前ら2人で本当良かったよ。小倉もプロでやり合おう!

和(小泉和 / 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校)。 誰に対しても同じ対応をできる事、めちゃくちゃすごい事だと思う。誰に対しても優しくて、誰に対しても真剣に接する事ができる。プロになるとかかげ、自主練を人一倍してる和を見て、俺も頑張ろうと思えたし、俺の活力でした。

ともちか(小林朋睦 / 群馬県立前橋高校)。学連お疲れ様!本当に優しいよなともちかは。俺が落ち込んだ時は結構ともちかに話しちゃうよ。ともちかはいつだって、みんなの味方で、最高にいい奴。休日の楽しみが同期の試合観に行く事になりそうって思ってても言える事じゃないよ。筋トレは続けてくれよな。筋トレスナチャ送り合おうね!

小松(小松寛太 / 早稲田実業学校高等部)。実は早慶戦デビューが1番なのは小松。ランテストで爆速ゴールしたり、人と違う意見いう俺かっこいー!的な感じで変わってるヤツだな~って思ってたけど、サッカーへの想いは同じようなものがあって、今はプロになるぞ!って2人で掲げてやってる。小松!やってやろうぜ!!

けいいち(佐藤慧一 / マネージャー)。頭良すぎて、何もかも敵わない。学年ミーティング後に言われた国語を勉強した方がいいよって言葉、結構刺さったよ。今も成長してるかはわからんけど、けいいちがいる時の精神の安定感が全然違います。どんな局面でも求められるって本当にすごい事。尊敬してます。いつもありがとう。

英吉(藤間英吉 / マネージャー)。マネージャー業と審判業。寮にも入り、寮の仕事も。選手がやらなきゃいけない審判を何回やってくれたんだろう。寮の仕事を軽減してくれたんだろう。ミーティングの最後に共有事項言ったんだろう笑。いつも笑顔でなんでもこなす英吉がどれだけ学年の頼りになっていたか、わからないこともなんでもわかる英吉がいたおかげでチームが円滑に回っていたなと感じる。いつもありがとう。

戸部(戸部広大 / 早稲田大学本庄高等学院)。戸部の球際だったり、足出すとか、1歩寄せるとかそういう部分。本当にすごいなっていつも思ってる。練習終わってうまくいかなかったら、うまくいくにはどうしたらいいか考え続けて、誰かに教えてもらったり、聞きに行く傾聴力もすごい。でもピッチ内外の声掛けとかリーダーシップもものすごい。間違いなくチームに欠かせない存在だったなと感じてたよ!

とうご(富永東吾 / 早稲田大学本庄高等学院)。去年、あんな大怪我をしてから、頑張ってリハビリしてた姿を見てた。だからこそあの復帰戦はなんとしても行きたかった。誰もが辞めたくなるような怪我をしたのにも関わらず、プロ志望ではないとうごが頑張って復帰した事。めちゃくちゃ意味のある事だと思う。そしていつもゴール決めてねって応援してくれてありがとう。

そうしん(中谷颯辰 / 静岡学園高校)。ピッチ内外で喋り続ける俺らの闘将。恥ずかしがり屋で保険かけがちだけど、熱い想いを持ってサッカーしてるよな。プロになりたくない奴は、毎日ヘディング練習しないし、怪我を押して、全国大会で強行復帰しない笑。小松と3人でプロ行こうぜ!
あとそうしんパパの応援最高です!

こう(平川功 / マネージャー)。1年の頃の縦割り班から始まり、もう4年目まで来ちゃったんか。自分の夢に対してのアクションだったり、行動は半端ないなって思う。誰になんと言われようと、自分の目標、夢にぶれずに突き進んだ、こうの姿勢は俺にも必要だなって感じてた。俺も絶対に夢を叶えます。有名になったらテレビ呼んでね。いつもありがとう。

平山(平山怜央 / マネージャー)。天才レフティー。マネージャーだけど。いつも誰かの相談相手になって、誰かと話してるれお。「心は熱く、頭は冷静に」の先駆者。我が強い俺らのマネージャーをうまく中和させてたのは、平山なのかな。みんな違ってみんないい。最高のマネージャー陣の裏ボス的存在。4年間ありがとう!!サッカーやれ!

福井(福井寿俊 / 國學院大學久我山高校)。今年から4年に上がってきた、天才プレーヤー。センスの塊。かずはいつも笑顔で接してくれて、たくさんいいパスくれて、同じピッチにいると一層サッカーが楽しかった。かずは怒ることあるの?俺はパスくれなかっただけで怒ってごめんね。聞き上手の黒髪マッシュ。サッカーも上手い。かっこよすぎだろ。絶対サッカー続けろ。フジモン頼んだよ。

右京(平野右京 / 滝川高校)。右京がいたからこの学年が成り立ってると思ってるし、右京のおかげでたくさんみんなで笑ってきたな。一発芸もできるし学年で何かする時の幹事もできる。でもおちゃらけてると思いきや、チームの勝利のために行動できるのは、すごいかっこいいよ。印象的だったのは、去年の国士舘グラウンドでの桐蔭横浜戦。俺らはスタンドにいて負けてる状況で、スタンドから今日も負けかみたいな雰囲気が流れてる時に、右京が応援するぞ!勝つぞ!って言って、そのあと本当に逆転して勝った試合。締めるとこ締めて、緩めるとこ緩めて、たまに緩めすぎちゃう右京は本当に最高だよ。

遥(松沢遥 / 松本山雅FCユース)。まずはありがとう。遥がいなかったら本気で卒業できなかった笑。遥は、一応1個上だけど、ア式では1個下の学年だった、そして今年から4年に上がってきた大バグ。須藤班から一緒で基本的には笑顔で楽しそうだけど、スイッチが入ると誰も寄せ付けないくらいの雰囲気で練習してた。球際すごいし、走るし、強度が本当高い。下とも仲が良くて繋いでくれる、遥見たいな立ち位置の人間はチームにとって欠かせない存在。

山田(山田怜於 / 鎌倉高校)。山爺、まずは激動の副務、主務お疲れ様です。俺なんかには想像できないくらい大変なんだろうな。本当にありがとう。リーグ3連敗後のアミノから俺らでスタメン出場、スタメンの試合は負けなしで、関東3位、全国出場権獲得したな。4年としての責任をピッチ内で示せて、それを山爺とできて、本当嬉しかった。日本一はなれなかったけど、スーパー主務だよお前は!!

平松(平松柚佑 / 山梨学院高校)。主将。本当にお疲れ様。自分がやりたいポジションじゃなくても文句ひとつ言わずに、やり続けたね。2年の時から、ベンチで声出し、盛り上げ隊長としてやらせてもらってた。平松の、どんな状況でもサッカーを楽しみ、本気でやり続けるその姿勢は、誰かに火を付け、誰かの活力になっていたと思う。少なくとも俺はそう。学年全員が信頼する、安心できる最高の主将だった。平松が主将で、同期で本当に良かった!

ふじもん(藤本隼斗 / 柏レイソルU-18)。中学からの10年間、ありがとう。常にどこかの輪の中心にいて、いじりもいじられもでき、みんなから愛されてる。サッカーではフジのサイドからはなかなか崩されない、カイル・ウォーカー。何をやってもうまくやるし、何をやってもトップレベル。フジならサッカーを辞めても間違いなく成功するね。とりあえず、また泊まりに行くわ。

大橋(大橋優貴 / 早稲田実業学校高等部)。寮外リーダー、新人監督。何回チームのことについて話したか、どれだけコミュニケーションを取ったか。大橋がいたおかげで、ここまでやってこれた。俺だけじゃ出来なかった事、大橋に救われた事、大橋がやってるから俺も頑張ろうと思えた事が数え切れないほどあった。最初の御殿場合宿では苦手な人だなって感じてたけど、こんなに尊敬できて、こんなに信頼できる人はなかなかいない。感謝しても仕切れない程助けられました。

りーた(森璃太 / アルビレックス新潟内定)。4年間302号室ありがとう。中学2年のJリーグ選抜で一緒になってからまさかここで一緒になるとは。全てを話してきたし聞いてきたと思う。俺らはプロになるという目標が一緒で、就活しないでプロ一本というのも一緒で、考え方も似てて、気が合わないことを見つける方が難しいくらい。4年間という時間を無駄にせずできることは全部やってきた。部屋で一緒なんて、寝る時くらいでお互いがいつも何かをやっていたね。りーたは一足先にプロサッカー選手という夢を叶えて、自分のことのように嬉しかった。それと同時に焦りが生まれたのも正直あった。俺も絶対にプロになります。絶対にプロの舞台でやろう。4年間同じ部屋なんてこの先いないよ。りーたがいたから、ここまで頑張れたよ。自分にベクトル向け続けれたよ。最高の相棒だよ。りーたと出会えて、同部屋で本当に良かった。俺らならできる。やってやろうぜ。

みんながいたから頑張れた。
最高の同期。本当にありがとう。

そして、今まで僕に関わってくれ、支えてくれ、応援してくれた幼稚園、小、中、高、大の先生や友達、サッカーのコーチや仲間、習い事やパーソナル、整骨院の先生、他にもあげたらキリがないですが、全ての人に感謝しています。その全ての人の想いや期待に応えられるようにこれからも頑張ります。


最後に家族へ。
生まれ変わっても奥田家に生まれたいと本気で思える自慢の家族です。昔から泣き虫でしたが、もっと涙もろくなったようで、このような文を書きながら涙が溢れてきます。いつだって俺の味方で、時には厳しい言葉もかけてくれて、何不自由なくここまで育ててくれた。俺がレイソルに入る時は、引っ越しをして通えるようにしてくれた。高いお金を払い、大学に入学させてくれてサッカーをやらせてくれて、本当に頭が上がらないです。だからこそ、苦しいことがあっても4年間足を止めずに頑張れたし、プロになるためにもがけた。俺が就活をせずにプロサッカー選手だけにこだわる理由は、間違いなく家族のためです。家族の楽しみが自分のサッカーを観に来る事で、俺が点を取るのを見る事なのを知っています。自分の夢が家族の夢となり、毎週の楽しみを自分の試合と言ってくれた事、楽しみにしてくれた事、こんなに嬉しいことはないし、原動力でした。ここ最近は、スタメンで出れることも多くは無く、少し退屈な日々を送っているかと思うと、胸が痛くなりますが、自分は歩みを絶対に止めません。プロになってまた楽しい日々を送ってもらえるように頑張ります。
22年間本当にありがとう!!!これからは一生かけて、恩返し、親孝行していきます!!


大学4年間が、人生22年目が終わります。節目ですがおそらくこの先の方が長いです。
奥田陽琉という一度きりの人生を最高に楽しんでいきたいと思います。
どんな明日が待ってるのか、楽しみで仕方ないです。
全ての人に感謝しています。また逢いましょう。

◇奥田陽琉(おくだひりゅう)◇
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:柏レイソルU-18

【過去の対談記事(早稲田スポーツ新聞会 企画・編集)はコチラ☟】


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