WalkingWorld

街を歩いたり、旅行をしたり、本を読んだり・・・

WalkingWorld

街を歩いたり、旅行をしたり、本を読んだり・・・

記事一覧

父の生きた時代を想う 12

その1はこちらから バブル到来 「今度は小さな経営にする」と言ったのに・・・ 私が生まれて初めてアメリカに行った時、実は子供の頃抱いていたより「すごい国」に見えな…

WalkingWorld
6日前
8
+14

9月の東京散歩

WalkingWorld
2週間前
4

「父の生きた時代」を想う 11

その1はこちらから 再建 会社の再建にあたり、父は「もう小さくやろう」と母にいったそうだ。 倒産した時父はたぶん45歳ぐらいだったと思うが(つまり再建した時もそれぐ…

WalkingWorld
2週間前
4

「父の生きた時代」を想う 10

その1はこちらから 倒産 父の小さな会社は80年代前半に倒産した。他の会社の借金の連帯保証人になり、その他の会社が倒産して社長が逃げ、連鎖倒産したのだ。父の会社自…

WalkingWorld
3週間前
8

読書240915「モサドファイル2」

ガザのことがおきてから、これまで中東に関する知識があまりなかったので、パレスチナ側の本や映画も見るようにしていたのですが、イスラエル側の歴史も少し知りたく読んで…

WalkingWorld
1か月前
5

「父の生きた時代」を想う 9

その1はこちらから 火事とボロ家 夏の朝(7月30日か31日)、車のドアが開く音で目が覚めた。気がつくと車の運転席の後ろに放り込まれた。弟が隣に、やはり助手席の後ろ…

WalkingWorld
1か月前
6

#夏の1コマ に応募

WalkingWorld
1か月前
10

夏の1コマに応募

#夏の1コマ

WalkingWorld
1か月前
6

#夏の1コマ 応募

WalkingWorld
1か月前
3

#夏の1コマ 応募

WalkingWorld
1か月前
+12

8月の東京散歩

WalkingWorld
1か月前
9

「父の生きた時代」を想う 8

その1はこちらから 印刷屋はヒーローな時代 私が小学生の時、まだ授業で使うプリントはガリ版で印刷していた。いつの頃からかオフセット印刷機に置き換わったし、大学時…

WalkingWorld
1か月前
3
+6

7月の東京散歩

WalkingWorld
1か月前
27

読書240819「無形資産経済見えてきた5つの壁」

壁が5つだったかどうかわからないのですが、著者が言っているいくつかの点は非常に納得できました。 ①経済成長がずっと停滞している。   これは意外でしたが読んでい…

WalkingWorld
1か月前
9

「父の生きた時代」を想う 7

その1はこちらから 昭和だからできたこと 子供の頃よく父や母の話を面白く聞いて育ったが、自分が彼らの年を超えると、中には昭和だからできたことで今はできないなあ・…

WalkingWorld
1か月前
8

「父の生きた時代」を想う 6

その1はこちらから 昭和のビジネス 父は印刷業を起業したのだが、私が中学の頃一度倒産させてしまった。その後1年で再建するのだが、倒産までは両親は会社を大きくしよ…

WalkingWorld
2か月前
4
父の生きた時代を想う 12

父の生きた時代を想う 12

その1はこちらから

バブル到来
「今度は小さな経営にする」と言ったのに・・・
私が生まれて初めてアメリカに行った時、実は子供の頃抱いていたより「すごい国」に見えなかった。子供の頃はサンシャイン60に登って感激していたのに、その頃には気がつけば新宿に何本も60階を超えるビルが登場し”日本版スカイスクレイパー”になっていた。大学生になったころ、東京の日常はガラリと変わっていた。時代はバブル経済に突入

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 11

「父の生きた時代」を想う 11

その1はこちらから

再建
会社の再建にあたり、父は「もう小さくやろう」と母にいったそうだ。
倒産した時父はたぶん45歳ぐらいだったと思うが(つまり再建した時もそれぐらい)前の会社では工場を買い、人を多く雇った。おそらく印刷機を買うために借金をし、そのために他人の連帯保証人にもならなければならなくなった。40代の後半になってからの再起業には、もう大きなお金を借りたくない、という想いがあったと思う。

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 10

「父の生きた時代」を想う 10

その1はこちらから

倒産
父の小さな会社は80年代前半に倒産した。他の会社の借金の連帯保証人になり、その他の会社が倒産して社長が逃げ、連鎖倒産したのだ。父の会社自体は受注もあり、納品後は入金もあり、問題なく社員を雇っていた。それでも自分もお金を借りる時に必要だから、互いに他の人の連帯保証人にならなければならない時代だった。子供心に「この社会、何かおかしい」と憤りを感じた。将来金融制度をよくするこ

もっとみる
読書240915「モサドファイル2」

読書240915「モサドファイル2」

ガザのことがおきてから、これまで中東に関する知識があまりなかったので、パレスチナ側の本や映画も見るようにしていたのですが、イスラエル側の歴史も少し知りたく読んでみました。第2次世界大戦後、モサドで活躍した実際に活躍した女性スパイたちの実話です。

モサドでは早くから女性スパイが活躍していました。私が子供の頃はまだベルリンの壁があり、東西のスパイの映画やマンガも流行っていましたが、その中で女性スパイ

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 9

「父の生きた時代」を想う 9

その1はこちらから

火事とボロ家

夏の朝(7月30日か31日)、車のドアが開く音で目が覚めた。気がつくと車の運転席の後ろに放り込まれた。弟が隣に、やはり助手席の後ろに放り込まれた。あたりはまだ暗く、子供二人を駐車場の車に放り込んで、親二人が家に向かって走っていくのがわかった。すでに人が出ていて、祖母がお経を唱えていた。自宅が火事になったのだと、すぐにわかった。小学校入学前だったが、”姉”を気取

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 8

「父の生きた時代」を想う 8

その1はこちらから

印刷屋はヒーローな時代

私が小学生の時、まだ授業で使うプリントはガリ版で印刷していた。いつの頃からかオフセット印刷機に置き換わったし、大学時代にはノートのコピーをコンビニでとっていたけれど、安価ではなかったように覚えている。
そんな時代、父の会社が印刷屋であったことは、幼稚園のころからなんとなく自分たち子供が”特別扱いを受ける”理由になった。

通っている幼稚園の運動会、習

もっとみる
読書240819「無形資産経済見えてきた5つの壁」

読書240819「無形資産経済見えてきた5つの壁」

壁が5つだったかどうかわからないのですが、著者が言っているいくつかの点は非常に納得できました。

①経済成長がずっと停滞している。
  これは意外でしたが読んでいるうちのよくわかりました。たしかに両親の世代が子供の時から親になる間に遂げた経済成長は、今は多くの国ではおおらず、日本では30年間大半の人は生活が向上していません。

②産業が無形資産化し、富を生み出す資産がわかりづらくなり、全体成長に問

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 7

「父の生きた時代」を想う 7

その1はこちらから

昭和だからできたこと

子供の頃よく父や母の話を面白く聞いて育ったが、自分が彼らの年を超えると、中には昭和だからできたことで今はできないなあ・・・と思うこともある。ちょっと寂しいなと思うが。

子供の頃、朝食はいつも”昨日のエピソードタイム”だったが、父のしでかしたことがたいてい食卓の話題だった。
「昨日午後ちょっとおなかがすいたねということになって、ラーメンでもとうろうか言

もっとみる
「父の生きた時代」を想う 6

「父の生きた時代」を想う 6

その1はこちらから

昭和のビジネス

父は印刷業を起業したのだが、私が中学の頃一度倒産させてしまった。その後1年で再建するのだが、倒産までは両親は会社を大きくしようと頑張っていたようだった。赤坂、青山、六本木で配る広告誌を看板商品にし、木場に工場を買って当時高価だった4色機を導入した。印刷機は昭和の頃、2色機が主流で、2色一度に入れることができるが、カラー印刷には2回機械を通さないといけない。

もっとみる