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アウトドア

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バックパックキャンパーのUL系な話多め
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#キャンプ

テントが燃えて無くなっていた景色の話

テントが燃えて無くなっていた景色の話

「あれは焚き火?すごい燃えてない?」
木々の隙間をぬって、林の奥の方からオレンジ色のメラメラとしたかなり強い光が見える。まるでステージ照明がついているか、車のヘッドライトがこちらへ向けられているようだ。

寒さの抜けきらない三月上旬だった。その日は場所と日程だけ合わせた4人のソロキャンプ。いわゆるソログルキャン。前日より天候はすぐれず、やっと雨が上がったところだ。到着は各々の都合次第で、自分は日も

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6グラムのランタンフックを作ってみる

6グラムのランタンフックを作ってみる

Six Moon Designs のカーボンポール用のランタンフック。前回作ったものを踏まえて新しいフックを作った。

今回のものは、短く細く。「ミニ」といったところか。

直径2mmのステンレス丸棒を使って、長さは180mm。重さはなんと6g。
前作の直径3mm棒、450mm、30gと比べるとかなりのサイズダウン。ウルトラライトとなった。

2mmの棒にしたことでいくぶん加工もしやすくなり、ポー

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焚き火コーヒーを淹れてみる

焚き火コーヒーを淹れてみる

焚き火コーヒー、煮だしコーヒーなんと呼ぶのかわからない、沸かせたお湯にコーヒー粉をぶち込んだだけのコーヒー。
この原始的な淹れ方は、おそらく本家本流など無く各地で自然発生的にできたものなのだろう。
北極圏ではkokkaffe(コッカフェ)、北欧ではフィールドコーヒー、アメリカ西部ではカウボーイコーヒーなどと呼ぶらしい。

あまり詳しくは無いが、方式に若干の差はあれど基本は同じようだ。
お湯を沸かし

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煮出しコーヒーを淹れてみる

煮出しコーヒーを淹れてみる

以前に焚き火コーヒーの淹れ方を書いたが、今回は時間をかけて煮込む煮出しコーヒー篇。

基本は同じでお湯を沸かして挽いたコーヒー豆をそのまま入れる、それだけ。
今回はそこから煮込んで煮出しコーヒーにする。

お湯を沸かす

ケトルでも鍋でも何でもいいのでお湯を沸かす。まずはそこから。最初から豆を入れて煮たたせる方式もあるようだが、今回は沸騰してからの後入れ。
多めのお湯の方が、後述する煮込みコーヒー

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ウォータージャグを超軽量コンパクトにしてみる

ウォータージャグを超軽量コンパクトにしてみる

ジャグでは無い、かな…
いや、水を貯めておいてコックを使って出せるというのがジャグの定義なら、これはジャグ。

HydraPakのSEEKERというウォーターストレージにオプション品をつけるとジャグのような使い方ができる。

SEEKER 3L(2、3、4Lのラインナップあり)。公称92g。実測94g。吊るし用に小さめのカラビナつけてちょうど100gくらい。

柔らかい素材なので、小さく折り畳める

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VDV飯盒を熱々の湯たんぽにしてみる

VDV飯盒を熱々の湯たんぽにしてみる

ソビエト連邦空挺軍(VDV)のメスキット。通称VDV飯盒。このメスキットは大鍋、小鍋、水筒という3つのパーツの構成になっている。

なんと言っても特徴は、水筒がキャップも含めて全てが金属製であること(※パッキンは除く)。

この水筒を湯たんぽにしてみたい。

今回使うのは、この水筒とトランギアのラージメスティン用収納袋。この袋がこのメスキットにぴったりなので、普段からこの袋を使っている。

いわゆ

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燻製をチタン鍋にしてみたらウルトラライトでお手軽すぎた

燻製をチタン鍋にしてみたらウルトラライトでお手軽すぎた

以前に作った燻製チタン鍋を実際に試してきた。

チタン鍋を使っている先人が見当たらず、何か致命的な欠点があるのかとびくびくしていたが、何にも無かった。
いや、何も無かったというと語弊があるかもしれない。注意点はある。

チタンの熱伝導率の悪さよりも、薄さが勝るようで熱の回りがすごく速い。鍋自体も燻製用とするとかなり小さいので、Esbit燃料の4gで十分。つまり5分くらい熱するだけ。それ以上やると食

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アルミホイルを畳んでコンパクトパッキング

アルミホイルを畳んでコンパクトパッキング

キャンプの時に何かと重宝するアルミホイル。
ただ、筒状だとパッキングがしづらい。
畳んでしまおう。

アルミホイルには、芯が接着しているものとしてないものがある。このアルミホイルは無接着。

接着されていると剥がして抜く手間がかかるが、このアルミホイルならするっと芯が抜ける。

芯を抜いてそのまま畳む。畳むというより潰す。

かなりぎゅっと押しても大丈夫。

体積比だと、
箱まま、4 × 4 ×

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ピコグリルのフレームを使ったULテーブル(プロトタイプ)

ピコグリルのフレームを使ったULテーブル(プロトタイプ)

ピコグリルは本当によく出来てる。金属の弾性と歪み、復元力をうまく使って図面上の寸法だけでは畳めないようなものを畳む。
このフレームを焚き火台以外にも使えないだろうか。
アウトドア用小型テーブルにしてみよう。

アルミ板を上段下段と2枚乗せた。とりあえず上段だけを考えていたが、フレームに横の張りがあり下段をかけた。

上段は出っ張りに合うように穴を開けてただ乗っている状態。持ち上げようとすると外れる

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お手軽スモーク!燻製鍋のチタン軽量化を考えてみる

お手軽スモーク!燻製鍋のチタン軽量化を考えてみる

燻製となると燻製鍋だキャメロンズだとどうしても大仰に。かと言って、メスティン燻製などは空焚きに気を使うし、と。
お手軽にちょっとできればいいんだけど。
そこでチタンはどうだろうと思って組んでみた。しかも2段構成。

数々のチタンクッカーはあるが、網は逆に選択肢が少ない。網のサイズからクッカーサイズを考える。
『サザエ焼網』というものを見つけたので、これを中心に考える。直径110mmで、6Pチーズを

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ちょっとだけ使いたい!テープ類をキャンプ用の小巻にしてみる

ちょっとだけ使いたい!テープ類をキャンプ用の小巻にしてみる

ダクトテープ、梱包テープ、テーピングテープ。あると便利なんだけど、一巻き丸ごと持ってくのはちょっと。嵩張るし。
そんな時の小巻。

クリアファイル芯

厚手のクリアファイル(つまりPPポリプロピレン の板)を切って芯にする。
後は全集中と多少のずれなど気にしないおおらかな心で巻く。

平たくなって格段に収納性があがる。
強いて言うなら、角の部分があるので一気に長く取り出せないのが難点か。ちょっとづ

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割り箸はやっぱり便利!キャンプ用にパッキングしてみる

割り箸はやっぱり便利!キャンプ用にパッキングしてみる

キャンプでは何かと便利な割り箸。
数本あればいい、そんな時のためにパッキングしておく。

割り箸を袋の形に折って、OPP袋に詰める。
細い方太い方を交互になるように。理論上は偶数本であれば長方形となって落ち着くはずだ。

自分の使用的には大概4本もあれば足りる。
携帯用の折り畳み箸もあるので使わない時もある。なかなかこの使わない時というのが厄介で、しばらく持ち歩いてると知らぬ間に汚れていたり袋が破

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ライトにも雰囲気が欲しい!COBライトをランタン色にしてみる

ライトにも雰囲気が欲しい!COBライトをランタン色にしてみる

小型軽量高光度のCOB LED LIGHT。
コンパクトなのでキャンプの時にテントの室内灯などに使っている。ただワークライトの類なのでLEDランタンのように暖色にしたり、低照度にしたりと器用なことはできない。白色高照度(弱モードでもかなり明るい)のみ。
そこで、色温度変換シートを貼って電球色の光に。ランタンぽくしてみた。

LED面より少し大きめに切って、霧吹きで濡らし貼り付け。あとは接合部の溝に

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