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疾病予防施設を運営するための組織作りその1

疾病予防施設の運営に当たって現場の中心となるのは、現場スタッフのトレーナーさん、マネジャーさんです。

もちろん医師の先生方、コメディカル、現場スタッフの連携はとても大切ですが、医師の先生方を中心とした医療従事者と健康・運動指導を中心としたフィットネス系の職員は、正直なところ住む世界や見える世界、価値観、使用言語、知識技術、仕事内容などの全てが全然違います。

学んできたことも違えば使う用語も違います。

人の身体を見る視点も違います。

ここをどのようにしてすり合わせていくかは、その後の事業の成否を左右するポイントの一つでもあります。

人材採用、配置、教育などの人事に関するところは、条件面を含めてよく考えなければいけません。

事業採算性とも整合させなければいけないでしょう。

この複雑な問題を如何にして解決するか、具体的に解決していい方向に向かわせるかについてはよく検討すべき重要な問題です。

求人広告で現場トレーナーや責任者を募集して、「ハイ!ではお願いね!」という訳には行きません。

医療に通じたスタッフを採用出来れば良いですが・・・。

理学療法士を配置するのか、健康運動指導士を配置するのか。

疾病予防施設では健康運動指導士は配置基準としてのルールがあります。

資格者の採用は簡単にいくようでなかなかいないところでもあります。

立ち上げスタッフとして採用しなければなりませんので、新卒という訳にもなかなかいかず・・・。

採用、人員体制の構築は課題としても残りやすいところです。

事前にある程度のプランを立ててから臨まないと、あとから「人がいない!」なんてことになります。

人がいなくても運営できる24時間ジムのようなところであれば問題ありませんが、疾病予防施設は施設基準として健康運動指導士の配置がありますのでそうはいきません。

開設を検討される際には十分に気を付けたいところです。


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