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失うことと、失うことでしか手に入れることのできないもの。 - サウンド・オブ・メタル
驚くことに、聴覚を失うということを体験することができる映画だ。ダリウス・マーダー監督/共同脚本。
日常の外から聞こえる音と聴覚を失った主人公の聞こえる音が繰り返しカットされることで、聴覚を失うことが恐ろしいほどに見るものに迫ってくる。外音遮断性の高いヘッドホンをつけて見たい映画だ。
手話の会話は、会話もなく、音楽もなく、自然音と手や体の動きの音が聞こえる。
「このどうしようもなく平凡な世界が
マルコム&マリー Malcolm & Marie
Sam Levinson監督。二人の役者と、一つのロケーション、ブラック&ホワイト、特別なプロップ無し、一夜の出来事の106分。
美しい映像。劇作のような、こんな映画作りたいと思わせる。
映画好きならにやっとするセリフが散りばめられる。John David WashingtonとZendayaの演技も素晴らしい。
AINU MOSIR アイヌモシリ 映画
NetflixUSAでも公開された「アイヌモシリ」。リベリアのゴムプランテーションを描いたOut of My Handの福永 壮志監督。
アイヌと現代社会の中でアイデンティを築く14歳の少年の目を通して物語が進む。
小熊を世話し、神の国に送る儀式。イオマンテ。
熊の魂を盛大にもてなし、神の国に帰ることで、アイヌの大地がとても楽しかったと他の神々に伝えてくれる。それが神と人間の関わり方という。
ニーナ・シモン 私にとって自由が何か教えるわ。
Liz Garbus監督のニーナ・シモンの素晴らしいドキュメンタリ。
- New York, 1968
自由とは?
それは感覚なの。本当にそれは感覚なの。
人を愛したことのない人に愛するという気持ちをどうやって説明する?
言葉にできないでしょう、物事の説明はでできても、こういう感覚は。
でもそうなれば、わかる。
それが私の意味する’自由’。
私にとって自由が何か教えるわ。
’恐れのないこと’
ブルースは人生を語る手段だ。楽しむためじゃなくて人生を理解するためにある。 マ・レイニーのブラックボトム
アメリカの最も偉大な劇場作家の一人オーガスト・ウィルソン。20世紀の各年代ごとに1本の脚本を書こうと決めたのだ。
1900 - Gem of the Ocean
1910 - Joe Turne's Come and Gone
1920 - Ma Rainey's Black Bottom
1930 - The Piano Lesson
1940 - Seven Guitars
1950 Fen
ウィン・ハンドマン 人生は短いが芸術は長い
ウィン・ハンドマン 1922年生まれ。アメリカン・プレース・シアターのディレクター。Netflix ドキュメンタリ。
2020年4月になんとCovid19で亡くなっている。
彼は演じないことを求め、多くの名優を育てた。
不気味で変わっている彼が知的だからこそ、人生の本質を見抜く力を持っている
ウィンは何よりも作品の中で真実を語ることを求めた
真実の一部は自分を知ること
正直でいなければなら
想田和弘監督 - 観察する ドキュメンタリの手法
想田和弘監督がフランスの映画祭のグランプリ取ったと言うニュース見た。フィルム・ヴェリテの監督が好きだ。
ドキュメンタリーのスタイルにはざっくりこんな種類がある
1. Verite
2. Re-enactment
3. Talking head
4. Expository
5. Performative/participatory
6. Reflexive
7. Impressionisti
幸せな偶然の瞬間がカメラの前で起こるまでひたすら撮影を続ける - エマニュエル・ルベツキ によるiPhone12Pro
シネマト グラファーの巨匠エマニュエル・ルベツキがiPhone12Proで撮影している非常に美しい映像が公開されています。
”僕がシネマト グラファーとして働き始めた時、カメラは機械的だった。映画を撮影したければ、とても高価な機材をレンタルし、フィルムを購入し、現像し、編集のための専用機材が必要だった。
iPhone12は世界中で誰もが映画を作れるようにすると思う。小型でいますぐに映画を撮り始
圧倒的な映像の力。FOR SAMA ドキュメンタリ
見終わって、外を見ると子供達が遊んでいて、近所の人が庭の手入れをしている。心の中で思う。
なぜ逃げないのか。
現実が遠ざかるほど、圧倒的なリアリティでシリア・アレッポの徹底的に破壊され、毎日何十発もの爆弾が落ちる中で生活をする普通の家族や子供達。
これはそこで暮らす者でなければ撮ることができないドキュメンタリだ。そこに暮らす、母であり、女性でなければ撮ることができないドキュメンタリだ。
尊
世界の善は歴史に残らないような行動によって支えられている - A HIDDEN LIFE - テレンス・マリック
あまりに美しいテレンス・マリックのA Hidden Life。
テレンス・マリックはハイデガー哲学を学び、哲学者にならずに映画監督となった。
周りの世界が流れる方向に流れる中で、ノー。と言い続けた名もなき一人の農夫と家族の実話を元にした映画。
”過ちだと信じていることをすることはできません”
DPはJoerg Widmer。カメラはRed HeliumとDragon 。12mmの超広角レン
テレビや商業映画で多用される手法です。 映像に言葉がないのです - アルフォンソ・キュアロン ROMA
NetflixROMAのメイキング映像が面白い。アルフォンソ・キュアロンはここで、彼が本当に作りたい映画を作れた最初の映画と語っています。
彼の記憶だけを頼りに、演者はほぼ演技経験のないものばかり、シナリオもなく、演出もなく、できる限り当時の街や部屋を再現した中でできる限りリアルに撮影された。
当時そのものは存在したか、当時その言葉、言い回しは存在したか、エクストラもその当時の人種や年齢の割合
ドキュメンタリ映画とは人生の交換なのだ - アート・オブ・ドキュメンタリー・フィルムメイキング
複数のドキュメンタリ監督による素晴らしいインタビュー。
ダイレクティング、カメラワーク、編集、サウンド、サウンドデザイン、サウンドトラック、ナレーションなどのテーマごとに会話が進みます。
映像があまりに軽くなる前の2008年公開という時代のドキュメンタリ映画監督達の貴重な言葉に勇気づけられもします。
"ドキュメンタリ映画とは人生の交換なのだ。"
"撮るものが誰なのか、私自身が誰なのか強く問い