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virginwolfのエッセイ

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ここには純粋な詩は書かず、思ったことや、 感じたことなどを出来れば面白く。 エッセイとして書いていこうと思います。 良ければ見てください。
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#詩

夜の真ん中カモンカモン

夜の真ん中
星があった
空を眺める時
何もかも
奪われる
空は海賊だから
空に心を委ねる
宇宙だけは
本当のロマン
宇宙こそ
本当のロマン
星が瞬いてた
キラキラと
生きてるように
瞬いて
瞬いて
この星の光は
実はとっくに
死んだ光なのに
生きてるように見えた
死んでも
生きてるのかしらん?
それならば
人もそうかな
死んでも
瞬いてるのかもしれない
私には見えないだけで
何処かで
瞬いて
瞬い

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ノータイトル

ノータイトル

雨が降る

上から水が落ちてくる

息苦しいさを感じる

空気中の殆どが水で

溺れそう

溺れたナイフは

錆びる

溺れるナイフは

水中で錆びる

どこまでも

溺れて、溺れて

もう世界から消えてしまって

父に会いたい

生きてる時に

何も言えなかった

言葉を言いたい

愛してた、と

愛してる、と

神の横で寝

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ベアーフット(Bare feet)

ベアーフット(Bare feet)

私の薔薇
美しく
私の世界
悲しく
私の花
逞しく
私の人生
激しく
苦しい
何もかもに
疲れた時
靴を脱いで
花も捨てて
私は立ちたい
還元の海の前に
靴も脱いで
素足になり
ベアーフット(Bare feet)は
砂を感じるだろう
その時私の心は
何を映す
私の愛
あなたの愛
薔薇への愛
花への愛
鳥への愛
自然への
地球への
愛が全てを支配する
愛が全てを狂わせる
正しい道に誘う愛もあれば

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ノータイトル

ノータイトル

私たちが他人だということを
忘れてはならない
私たちは繋がらない個々であり
個々が何かの縁で点と点が接触して
線になるだけだ
その線もいつまで伸びるのかは分からない
いつだって線はなく
点だということを
一点だということを
忘れてはならない
決して誰ともわかちあえないのだ
余計な期待に胸を膨らませて
期待外れで絶望する前に
自分はたった一人であり
誰とも繋がっていないことを
認識しておかなければ

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