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二次創作の下準備の完成

1 挨拶

 皆さん今晩は。
 今現在、自分はこよなく愛する祖国ベトナムのハノイにて、研究活動と執筆活動を行っております。
 さて、以前にも紹介させて頂いた拙作の二次創作の下準備を、先程、遂に完成させましたので、以下の通り、文献と共にご紹介いたします。なお、インターネット環境の不足や不良により、アップロードするものや記述内容等にエラーが多少あるかもしれませんので、ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。
 なお、以下の二次創作の為の研究活動・執筆活動・サイトの開設と運営活動は、今年度末から開始します。

2 拙作『トロピコ市民共和国 人間工学とその哲学的応用』(全5巻)

2.1 表紙(全5巻)

2.2 トロピコ市民共和国の国旗と標語

☆自体の意味; 右上: 自然科学・左上: 形式科学右下: 社会科学・左下: 人文科学頂点: 応用科学・中央: 基礎科学全体: 総合科学
右上の☆ の意味; 学ぶこと・右下の☆⤴ の意味; 更に学ぶこと・左の☆∞の意味; 常しえに学ぶこと

一年の計は物の生成 十年の計は事の生成 百年の計は徳の生成
学んでは、更に学んで、常しえに学ぶ。

トロピコ共和国の標語

2.3 上巻の解題

 哲学者を志している在日ベトナム人である自分は、こよなく愛するここ第二の祖国日本の代表的な文学・文化である「マンガ・アニメ・同人」を、心の底から誠に深く愛しており、また大変誇らしく思っており、そして自分の哲学に絶大な影響を与え続けている。

 その中で、ZUN(太田 順也)先生並びに上海アリス幻樂団の代表作である『東方Project』もまた、傑作の一つであり、2022年の初め頃から、自分はこの傑作に深い感銘を受けた。そして周知の通り、『東方Project』の二次創作の盛んぶりは、大変広範囲で、極めて多様性に富んだものである。自分はそれらの数々の優作にも、深い感銘を受けた。

そして2022年末頃、自分は遂に『東方Project』の二次創作に挑戦することを、哲学者として志し、そして、この解題を著述している2023年02月03日から下準備を開始し、今年度末から研究活動と執筆活動を本格的に開始する。

 哲学者としての志を以て創作する、拙作『トロピコ市民共和国 人間工学とその哲学的応用』〈全5巻; 本巻3巻+補巻+別館〉は、『東方Project』の二次創作と、「Limbic Entertainment GmbH」が開発した経営シミュレーションゲーム『トロピコ6』を融合させた政治小説・哲学小説・歴史小説(フィクション)であり、全巻合わせて3900頁以上にも及ぶ長大な『東方Project』の二次創作である。

 この拙作の創作動機は『東方Project』の二次創作である数多くの「ゆっくり解説」・「東方MMD紙芝居」・『幽閉サテライト』のボーカルアレンジ、そして前述の『トロピコ6』のゲームプレイからの絶大な影響である。そして拙作は、全5巻の紙版書籍と、自分が開設して運営しているサイト「(未完成)」、この二つの形態で公開する。読者の方々には、紙版書籍とサイトのそれぞれの利点や長所を活用して、楽しんで頂けるように奮励努力と創意工夫した。

 2019年末より始まった、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行」という世界史・人類史に残る極めて深刻な大災害から数多の教訓、そして、著しい成長と発展を遂げ続けている我が祖国ベトナムと、著しい停滞と衰退を辿り続けている我が第二の祖国日本に対する憂慮の念に満ち溢れた愛国心から、自分は改めて深く『論語』(衛霊公 15:29)の「人、能く道を弘む。道、人を弘むに非ず。」という箴言を痛感し、また、技能実習生制度・外国人留学制度・特定技能制度の下で勤務していた時代に見聞きした、数多くの搾取、そして科学に人の能力や身体・性格や精神・感情や理性・良心や生命を軽視に蔑視や無視等した数多の惨状の改めて思い出して深く再考し、そしてこの深い痛感と深い再考から、大学時代に読破した『管子』(権修)の「一年の計は穀を樹うるに如く莫く、十年の計は木を樹うるに如く莫く、終身の計は人を樹うるに如く莫し。一樹一穫なる者は穀なり、一樹十穫なる者は木なり、一樹百穫なる者は人なり。」という名言を改めて深く覚え、この深い覚えから探求を開始して、遂に自分は「人間工学」と「感性工学」という学問に辿り着き、そこから、ますます利便化に自動化や機械化していく日常生活から生産活動に社会活動、そしてますます躍進し続ける機械に人工知能が激増し続ける中、それと反比例するかのように、人間の生物学的なコミュニケーション能力に社会的な言語能力、現実的な認識力に主体的な適応力等が激減し続けている時流に、自分は猛烈な危機感を懐いている。

 「疎外」と言う言葉があるが、その意味は、以下の通りである。

人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想などが、逆に人間を支配するような疎遠な力として現出すること。また、その中での、人間が本来あるべき自己の本質を喪失した非人間的状態。

疎外(そがい)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

 思うに、前世紀の20世紀は、民族主義と全体主義・資本主義と社会主義・植民地主義と脱植民地主義等・自由主義と権威主義等、人類は自分達が創り出した思想や主義等に盲信に妄信や狂信しては、狂喜・狂想・狂気等に陥って、狂乱に暴走し、こうして疎外に陥ってしまった世紀であり、そして今世紀の21世紀は、機械(マシーン)、特に電子計算機(コンピューター)や世界的情報通信網(インターネット)に人工知能(エーアイ)に依存しては、過剰な程までに効率化・能率化・利便化等を強行し続けて、人間自身が弱体化に堕落し、こうして疎外に陥っていくことであろう。

 以上の自分個人の考察・危機感・先見の明等から、人間が自ら自分達自身を生物学的かつ社会学的に猛省しては、批判的かつ文化的な成長を実現して、歴史的かつ哲学的な進歩をも実現していくことが大切であると考え、そのことに貢献する為に、自分はこの拙作の創作したのである。

 さて、以下の通り、拙作の概要を説明する。言うまでも無く、拙作は『東方Project』の二次創作であり、上海アリス幻樂団とその原作『東方Project』とは全く以て一切関係無い。

 まず、拙作の舞台は、太平洋に存在する「トロピコ島」であり、この島は、天命に因って、「選ばれた島」・「現実世界と幻想郷を繋ぐ島」となっている。
 この島は、現実世界にて、かつて現実世界から完全に隔離された「幻想郷」と唯一、未だに精神的・心霊的に往来できる場所であり、また数多くの種類の資源が膨大かつ半永久的に潜在している。更に、この島は19世紀初め頃から、「波蘭(ポーラン)=(ド)欧羅巴(ヨーロッパ)共和国」・「大日本帝国連邦」・「大越合衆国」の三大超大国の圧政・悪政・暴政等から逃れる為に亡命した来た極貧民が数多く移住しており、そして19世紀終わり頃にポーランド本国に発見されて、植民地として開発され始めている。そしてこの島に、世界中の人類の計り知れない程の膨大な貪欲・邪悪・暴力の念が集まり、それらの念が蓄積した結果、その念は現実から幻想へと転移しては、博麗大結界を突破して大爆発し、幻想郷史上、最大にして最悪な大異変となり、幻想郷は全壊寸前の状態までに陥った。この時、幻想郷の守護者である「博麗霊夢」の命懸けの死守をはじめ、霊夢の恋人にして婚約者である「霧雨魔理沙」の援護、また幻想郷の全員の一致団結と徹底抗戦、そして最終的に幻想郷の創造者にして管理者である「八雲紫」が猛反撃の開始を命じ、それと同時に、長年に亘って極秘に隠していた預かりもの「仁」を霊夢と魔理沙に授け、それが二人の相思相愛と融合し、そして二人は一緒に突貫して、遂に大異変を終結させ、間一髪で幻想郷の全壊を阻止した。この「仁」とは、実は、かつてトロピコ島で生きた魔理沙の実父の実娘への遺愛であり、人類と世界に絶望しては憎悪しつつも、人類の改善と世界の改進を最期まで懐き続けたことで、遂に「仁」を達成させては、「理想」を創造して、娘への「愛」を至誠なものにし、こうして人道が完成して天道と一体化し、当時、重病で瀕死状態だった魔理沙は、「奇跡と希望の娘」として、実父の全ての生命力を受け取って全治し、実父の「仁」に護持されながら、現実世界と幻想郷を繋ぐ「理想」という架け橋を通じて運ばれ、幻想郷に到着したのであった。こうして魔理沙の実父は自分の命と引き換えに愛娘を救命した上に、幻想郷の御守と現実世界と幻想郷を繋ぐ道を創ったのであった。

 次に、拙作は、1900年1月1日~2000年1月1日までの100年間の現実世界の歴史、つまり、霊夢等が幻想郷からトロピコ島に来臨しては開発して、後に独立戦争を経て、人民と共に建国しては、治国して、護国と愛国する「トロピコ市民共和国」の国史、そして前述した、ポーランド=ヨーロッパ共和国・大日本帝国連邦・大越合衆国の三大大国による激しい覇権争い、更には、トロピコ市民共和国への大規模な侵略戦争が繰り広げられ、そして、魔理沙の実父の悲願であった人類の改善と世界の改進が、着実に成就していく世界史を著述する。紙版書籍の各巻の物語の概要は、それぞれ以下の通りとなっている。

 上巻
・霊夢等の移住にポーランドの植民地統治への参加と自治権の確保
・霊夢等による島の開拓に人心収攬(らん)や人材育成と利用厚生の実現
・トロピコ島の住民達の独立心や民族意識に主体性の萌芽と向上
・「トロピコ独立宣言」の公開とトロピコ独立戦争に向けての軍拡
・トロピコ独立戦争の勝利後の戦後処理と戦後復興
・本格的な建国、治国、護国の開始とその進展

中巻
・トロピコ人達の独立心や民族意識に愛国心の確立と向上
・「トロピコ武装中立宣言」の公開とトロピコ自衛戦争の下準備
・トロピコ自衛戦争の勝利後の戦後処理と戦後復興
・数多くの創意工夫(イノベーション)と国力の激増の実現、持続可能な開発の開始
・大越合衆国との冷戦、国家主権の死守、重武装中立の確立と堅持
・大越合衆国の最後通牒の拒絶とトロピコ愛国戦争の決死の決行

下巻
・トロピコ愛国戦争の勝利後の戦後処理と戦後復興
・焦土と化した祖国の再建と再興、荒廃し切った自然の完治
・改めて新たに数多くの創意工夫(イノベーション)の実現と国力の激増を実現
・持続可能な開発の実現とその進展
・多国間主義、積極的平和主義、国際協調主義等の実現とその進展
・霊夢等の幻想郷への帰還、トロピコ島と幻想郷の完全隔離

補巻
・上巻、中巻、下巻の物語とその内容を具体的かつ詳細に補完する

別巻
・トロピコ独立戦争; 波蘭(ポーラン)=(ド)欧羅巴(ヨーロッパ)共和国の支配に対する独立戦争
・トロピコ自衛戦争; 大日本帝国連邦の侵略に対する自衛戦争
・トロピコ愛国戦争; 大越合衆国の侵略に対する自衛戦争
・トロピコ市民共和国軍の創設、教練、改善、増強と「五基大義」
・「愛国的国防・民主的抗戦/義民の義戦・義民の義軍」の完遂

 そして拙作は、「東方Projectの二次創作ガイドライン」を遵守した二次創作小説として創作・完成・公開する。拙作は、政治小説・哲学小説・歴史小説であり、『管子』と『晏子春秋』の思想を批判的・発展的・現代的に継いでは、人間工学と感性工学に基づいて物語・解説・歴史を著述して、東方Projectのキャラクター達の個性を活用しつつ拙作の内容とその思想を哲学的に完成させた。包み隠さずに真正直に述べると、上記の二次創作ガイドラインの禁止事項の一つに、「個人の思想を発信する行為」がある為、後述の通り、参考文献に他の拙作を一切入れず、「『管子』と『晏子春秋』の思想(戦争を主題とした別巻では、ヴォー・グエン・ザップ大将の軍事思想)を、人間工学と感性工学を以て批判的・発展的・現代的に継承して、物語風と解説風に著述した、政治的で哲学的な歴史小説。」として完成させることを志したが、個人の思想を全て排除して完成させることは、事実上不可能であった。最善を尽くして排除したものの、どうしても自分個人の思想が少々ある為、この点については、大変苦悩した末、ガイドラインと読者の方々に対して御寛恕(かんじょ)を請う念をここに示す。

 以上が拙作の概要である。さて、以下が拙作の参考文献である。

―『管子』と『晏子春秋』に関する参考文献-
『管子の研究 中国古代思想史の一面』(金谷 治⦅著⦆、岩波書店、1987)
『管子 新釈漢文大系』〈42/43/52〉(遠藤 哲夫⦅著⦆、明治書院、1989-1992)
『古代中国の開発と環境 『管子』地員篇研究』(原 宗子⦅著⦆、研文出版、1994)
『晏子春秋 新編漢文選 思想・歴史シリーズ』〈全2巻〉(谷中 信一⦅著⦆、明治書院、2000-2001)
『Guanzi: Political, Economic, And Philosophical Essays From Early China; A Study And Translation』(W. Allyn Rickett、Zhong Guan⦅訳⦆、Cheng & Tsui Co; Revised版、2001)
『Original Tao: Inward Training And The Foundations Of Taoist Mysticism』(Harold David Roth⦅著⦆、Columbia Univ Pr; Bilingual版、2004)
『「農本」主義と「黄土」の発生 古代中国の開発と環境 2』(原 宗子⦅著⦆、研文出版、2005)
『鑑の近代 「法の支配」をめぐる日本と中国』(古賀 勝次郎⦅著⦆、春秋社、2014)
『The Thread of Dao: Unraveling early Daoist oral traditions in Guan Zi's Purifying the Heart-Mind (Bai Xin), Art of the Heart-Mind (Xin Shu), and Internal Cultivation (Nei Ye)』(Dan G. Reid⦅訳注・解説⦆、Center Ring Publications; Illustrated版、2019)
『図説 管子 生涯と功績』(宣 兆琦⦅著⦆、浅野 裕一⦅監修⦆、三浦 吉明⦅訳⦆、国書刊行会、2020)

-人間工学に関する参考文献-
『人間工学ハンドブック』(人間工学ハンドブック編集委員会⦅編⦆、金原出版、1969)
『人間工学データブック 機器設計の人間工学指針』(C.T. Morgan、[他]⦅編⦆、近藤 武、[他]⦅編⦆、金原出版、1969)
『図解 人間工学用語辞典』(大川 雅司⦅著⦆、日刊工業新聞社、1976)
『人間工学事典』(人間工学用語研究会⦅編⦆、日刊工業新聞社、1983)
『人間の許容限界ハンドブック』(山崎 昌廣、坂本 和義、関 邦博⦅編⦆、朝倉書店、1990)
『人間工学の百科事典』(大島 正光⦅監修⦆、大久保 堯夫⦅編集委員長⦆、丸善、2005)
『人間工学とユニバーサルデザイン ユーザビリティ・アクセシビリティ中心・ものづくりマニュアル』(ユニバーサルデザイン研究会⦅編⦆、日本工業出版、2008)
『人間工学ハンドブック』(伊藤 謙治、桑野 園子、小松原 明哲⦅編⦆、朝倉書店、2012)
『感性工学ハンドブック』(椎塚 久雄⦅編⦆、朝倉書店、2013)

 -国家に関する参考文献-
『民族とナショナリズム』(アーネスト・ゲルナー⦅著⦆、加藤 節⦅監訳⦆、岩波書店、2000)
『歴史序説』〈全4巻〉(イブン/ハルドゥーン⦅著⦆、森本 公誠⦅訳⦆、岩波書店、2001)
『国家論大綱』〈第1巻; 上下+第2巻〉(滝村 隆一⦅著⦆、勁草書房、2003-2014)
『パトリオティズムとナショナリズム 自由を守る祖国愛』(マウリツィオ・ヴィローリ⦅著⦆、佐藤 瑠威、佐藤 真喜子⦅訳⦆、日本経済評論社、2007)

-ヴォー・グエン・ザップ大将の参考文献-
『人民戦争論』(ボー・グエン・ザップ⦅著⦆、奥 源造、野波 勝三郎⦅訳⦆、新人物往来社、1971)
『Victory at Any Cost The Genius of Vietnam's Gen. Vo Nguyen Giap』(Cecil B. Currey⦅著⦆、John Keegan⦅端書⦆、Potomac Books Inc; Reprint版、2005)
『ベトナム人民軍隊 知られざる素顔と軌跡』(小高 泰⦅著⦆、暁印書館、2006)
『人民の戦争・人民の軍隊 ヴェトナム人民軍の戦略・戦術』(ヴォー・グエン ザップ⦅著⦆、眞保 潤一郎、三宅 蕗子⦅訳⦆、中央公論新社; 改版、2014)
『愛国とは何か ヴェトナム戦争回顧録を読む』(ヴォー・グエン ザップ⦅著⦆、古川 久雄⦅訳⦆、京都大学学術出版会、2014)

-その他の参考文献-
『トリーズ(TRIZ)の発明原理40 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考支援ツール』(高木 芳徳⦅著⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2014)
『働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える』(村山 昇⦅著⦆、若田 紗希⦅イラスト⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018)
『スキルペディア 360度の視点で能力を哲学する絵事典』(村山 昇⦅著⦆、サカイシ ヤスシ⦅イラスト⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018)
『ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』(株式会社アンド⦅著⦆、翔泳社、2018)
『思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60』(株式会社アンド⦅著⦆、翔泳社、2019)
『図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ』(坪谷 邦生⦅著⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020)
『グラフィックファシリテーションの教科書』(山田 夏子⦅著⦆、かんき出版、2021)
『トリーズの9画面法 問題解決・アイデア発想&伝達のための[科学的]思考支援ツール』(高木 芳徳⦅著⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2021)
『コンセプチュアル思考 物事の本質を見極め、解釈し、獲得する』(村山 昇⦅著⦆、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022)

-拙作の表紙の出典-
https://sozai-good.com/illust/free-frame/free-fopperyframe/85514

 ZUN先生と上海アリス幻樂団の関係者各位、数多くの『東方Project』の二次創作者の方々、Limbic Entertainment GmbHの関係者各位、先哲や諸賢、研究者や出版社の方々の碩学(せきがく)や偉業、出版サービス「MyISBN」、そして誰よりも、自分の父に、心底から誠に深謝の念を示す。そして拙作が、こよなく愛する祖国ベトナムと第二の祖国日本の国家的・民族的な成長と進歩、更には、人類の成長と進歩に善く貢献できることを、誠に願っている。

https://www.pixiv.net/artworks/27720505

2.4 中巻の解題

 この拙作は『東方Project』の二次創作であり、上海アリス幻樂団とその原作『東方Project』とは全く以て一切関係無い。

 この巻の主題は、国民国家の形成をはじめ、人民の独立心や民族意識に愛国心、国家主権や主権在民等、そして国家・民族の本質とその存在意義についてであり、またこれらを究明するに当たって、産業に経済の成長に発展についても究明していくことが、重要不可欠になる。そして産業に経済の成長に発展について究明するに当たって、創意工夫(イノベーション)の究明もまた、重要不可欠になる。

 思うに、前述の主題は、古代から近代に至るまで、学術的な研究においては「観念形態(イデオロギー)」に、社会的な活動においては、「選挙運動」に、偏重し過ぎてしまい、こうして、知識人達も政治家達も「疎外」に陥って、民俗の理解や民生の顧慮等が極めて疎かになり、こうして、やがて、恣意的で不毛な碩(せき)学や利己的で無責任な政治等が蔓延しては常態化してしまい、一般的な社会生活や私生活を送り、一般的な知識や見解等を持つ人民は、学術書や政治運動を無駄なものと思ったり、非現実的な机上の空論として関心を持たなかったり、関わると碌(ろく)でも無い危険なものとして忌避したりしてしまった。

 現代である今世紀21世紀は、前世紀の20世紀にて、二度の世界大戦・脱植民地化と民族自決・冷戦での数多の代理戦争と冷戦の終結等を経て、民主主義・自由主義・個人主義・多元主義等の世界的な広がりにより、前述の深刻な問題は、極めて遅く、そして多大な犠牲や代償を伴いつつも、着実に改善・解決・克服していっている。とは言え、言うまでも無く、改善・解決・克服の道は極めて長大で至難であり、更に、時代が進むつれて、人口爆発に科学の躍進等に伴って、次々と新たな深刻な問題が、多発しては激増と拡大していっており、その速度もまた、人口爆発に科学の躍進等によって、加速し続けている。

 以上のことから、この巻が、前述の主題を、改めてかつ新たに、深く真摯に究明しては、「産学官民連携」即ち「学術的な研究・社会的な活動・政治的な運動・日常的な学習等、産業界・学界・官界・民間の各自の向学と協力的な連携。」を現実化して、国家・民族を有意義な存在にすることに善く貢献できることを、誠に願っている。

2.4 下巻の解題

 この拙作は『東方Project』の二次創作であり、上海アリス幻樂団とその原作『東方Project』とは全く以て一切関係無い。

 この巻の主題は、「グローバリゼーション」・「コスモポリタニズム」・「アルテルモンディアリスム」であり、そしてこれらを、懐疑的かつ批判的、そして肯定的かつ進歩的に、考察・詳解・改善等していくことを志して著述した。上記の四つの言葉の意味は以下の通りである。

国家などの境界を越えて広がり一体化していくこと。特に、経済活動やものの考え方などを世界的規模に広げること。グローバライゼーション。

グローバリゼーション(globalization)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

民族や国家を超越して、世界を一つの共同体とし、すべての人間が平等な立場でこれに所属するものであるという思想。古くは古代ギリシャから今日までみられる。世界主義。世界市民主義。世界公民主義。コスモポリティズム。

コスモポリタニズム(cosmopolitanism)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

アルテルモンディアリスム(フランス語: Altermondialisme, 英語: Alter-globalization)とは、アメリカ主導の新自由主義とは異なり、政治・経済・社会などにおける人権、民主主義、平和、社会的公正の構築などのグローバル化を模索・推進する諸運動の総称。

alter-globalizationとは意味・読み方・使い方 - Weblio辞書

 利害損得・賛否是非等が多々あり、激しい論争が繰り広げられ続けるであろうが、今や世界は、全体的にも総合的にも、そして、政治的にも経済的にも、国際化がますます進み、そして、国家や民俗等の意識に観念や概念等を超えた国際交流もますます進んでいる。この時流は不可避で不可逆なものであろう。

 故に、この巻が、以上の時流が正しくかつ善くなっていくための、国際理解教育・多文化教育・グローバル教育・持続可能な開発のための教育等に、善く貢献できることを、誠に願っている。

2.4 補巻の解題

 この拙作は『東方Project』の二次創作であり、上海アリス幻樂団とその原作『東方Project』とは全く以て一切関係無い。

 この巻は上巻・中巻・下巻の物語とその内容を具体的かつ詳細に補完した巻であり、前述の目次の通り、20種類の文集と合計400文辞、そして付録を収めた巻となっている。各文集と付録の主題は、以下の通りとなっている。

対談集
コミュニケーションを通じての相互の適確な理解・批判・尊重
演説集
力強い雄弁と感情の有効性や重要性とその鍛錬
講演集
理に適う雄弁と理性の有効性や重要性とその鍛錬
書簡集
著述と言葉の偉力と読解に熟慮の重要性とその鍛錬
小論集
論述と修辞の偉力と読解に詳解の重要性とその鍛錬
喜劇集
娯楽に愉快・喜悦・悦楽等の重要性とその鍛錬
悲劇集
哀悼に公憤・哀愁・悲痛等の重要性とその鍛錬
事例集
数多くの深刻な事例とその抜本的かつ徹底的な猛省に教訓
手引集
適応学習に課題解決型学習等、成人教育に生涯学習の手引集
箴言集
社会契約・社会道徳・社会倫理等の鍛錬と実現の箴言集
格言集
社会正義・社会福祉・社会変革等の鍛錬と実現の格言集
檄文集
自己啓発・自己主張・自己反省等の鍛錬と実現の檄文集
詩文集
詩作と教養講座に情操教育や人格教育等の重要性とその鍛錬
問答集
可謬(びゅう)主義や懐疑主義に批判的思考の重要性とその鍛錬
講義録
説得力に省みる力、そして傾聴力に問う力の重要性とその鍛錬
議事録
会議に議論の重要性とその鍛錬
備忘録
「初心忘るべからず」や「油断大敵」に「熟慮断行」の鍛錬
言行録
有言実行・不言実行・知行合一・名実一体の鍛錬と実現
随筆録
批判や猛省の完遂と進歩主義の実現
祭文集
心霊主義に神秘主義と現実主義に実用主義の科学的な融合
レイマリの遺言
法治主義と徳治主義・愛国主義と個人主義・国家の利益と人民の幸福の両立と融合に格致日新の継続と中庸の体得

2.4 別巻の解題

 この拙作は『東方Project』の二次創作であり、上海アリス幻樂団とその原作『東方Project』とは全く以て一切関係無い。

 この巻は、トロピコ市民共和国の戦史であり、そしてこの巻では、ヴォー・グエン・ザップ大将の軍事業績並びに軍事思想を、人間工学と感性工学を以て批判的・発展的・進歩的に継承した戦争小説(フィクション)となっている。その内容は、本編の三つの戦争の物語と、トロピコ市民共和国軍の理念「五礎大義」と国防戦略「愛国的国防・民主的抗戦/義民の義戦・義民の義軍」にてそれぞれ詳述されている。三つの戦争の概要は、以下の通りとなっている。

トロピコ独立戦争
霊夢等とトロピコ人達は遂に、波蘭(ポーラン)=(ド)欧羅巴(ヨーロッパ)共和国の植民地統治を完全に打破して、民族自決と主権を有する独立国を建てることを決行し、共和国に対して独立戦争を起こした。
後にこれに続いて、世界中の植民地が波蘭(ポーラン)=(ド)欧羅巴(ヨーロッパ)共和国に対して独立戦争を起こし、脱植民地化と第一世界大戦が勃発した。

トロピコ自衛戦争
大日本帝国連邦と大越合衆国が遂に冷戦を終わらせて、世界の覇権を巡って大戦を開始し、それと同時に、第二次世界大戦が勃発した。両国はトロピコ市民共和国を味方にする為に引き入れようとするも、トロピコ市民共和国は両国を拒絶して武装中立を貫徹した。
やがて、大日本帝国連邦の戦術的優勢と大越合衆国の戦略的陰謀により、大日本帝国連邦はトロピコ市民共和国に侵略した。トロピコ市民共和国は大越合衆国の援助を全て拒絶して単独で自衛戦争を開始した。

トロピコ愛国戦争
大越合衆国が、遂に世界制覇して、世界の超大国にして覇者となり、世界史・人類史上最大にして最強の国として、帝国主義と一極体制を完成させた。唯一の独立国・主権国だったトロピコ市民共和国は、大越合衆国の新植民地主義に対抗しつつ新冷戦を繰り広げて、重武装中立と平和外交を駆使しつつ戦争の抑止力を確りと高め続けた。
最終的に、大越合衆国がトロピコ市民共和国への侵略戦争を起こし、トロピコ市民共和国は徹底抗戦を貫徹する自衛戦争を開始した。

Tổng Tập Hồi Ký Của Đại Tướng Võ Nguyên Giáp

 3 結語

 明日から、再び詩作活動を再開します。

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ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。