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エッセイ・感想文

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自身のエッセイ(モドキ)、読書感想文・コンサート感想文などをまとめました。
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#クラシック音楽

【感想文】ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチ@上野東京文化会館5.3(後半)

【感想文】ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチ@上野東京文化会館5.3(後半)

休憩を挟んで、2曲目は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番ニ短調。芸術劇場の時はラヴェル「ラ・ヴァルス」が主目的だったが、この日はこの曲が目的だったと言ってもいい。特に、有名な第四楽章。しかし、有名だからというよりは、小さい頃から数えきれないほど聞かされてきたから、というのが本当のところだ。私が小学生当時、父はまだオケに入っておらず(もちろん趣味で、だが)、吹奏楽団に所属していたが、胎教からしてクラ

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【感想文】ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチ@上野東京文化会館5.3(前半)

【感想文】ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチ@上野東京文化会館5.3(前半)

今回は上野の東京文化会館、大ホール。N響、指揮は坂入健司郎氏。
芸術劇場とはまた全く違う座席構成・座席数。私は一階席の中央から少し後ろあたりに落ち着いた。
芸術劇場の時はだいぶ空席も見えたが、この日は満員御礼だったのではないか。しかも5階席まであり、隣のご婦人方も話していたが、席と席の、前後左右の間隔が狭い。こんな状態も手伝ってか、音響は良いと聞いていたこのホールだが、私にはあまり良好とは感じられ

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【感想文】ドビュッシーとラヴェル@芸術劇場4.13(後半)         

【感想文】ドビュッシーとラヴェル@芸術劇場4.13(後半)         

三曲目はサン=サーンスの「ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61」。1881年の作品。

独奏ヴァイオリンが上手だったので感動した。ヴァイオリン協奏曲というと、シベリウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47も有名だが、こちらの演奏を聴きに行った際、独奏ヴァイオリンの高音が耳をつんざくようで、しばらく独奏ヴァイオリンを聴くのが嫌になったことがあるのだ。

ドビュッシーの曲(演奏)に比べると、良い意味で

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【感想文】ドビュッシーとラヴェル@芸術劇場4.13(前半)

【感想文】ドビュッシーとラヴェル@芸術劇場4.13(前半)

先日、久しぶりに、一人でクラシック・コンサートに行ってきた。大学生の頃あたりは、かなり頻繁に様々な芸術に触れていたものだが、大学院に進んだ頃から、勉強で忙しくなり、いつの間にか遠のいてしまった。クラシック音楽だけでなく、クラシックバレエ、現代バレエ、絵画展、彫刻展、演劇など、古典・前衛問わず、場所も、色々な所に行った。
最近、またクラシック音楽を聴きに行きたくなり、詳しい友達から情報を得て、一人で

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