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自分を取り戻すための日記 25

2022.5.23 痛み

最近体調がすこぶる悪い。
2月に一週間寝込んだ強烈なギックリ腰をやってから、ずっとギックリ一歩手前の状態で、自分の体をだましだまし生活している。
昨夜も激痛で眠れなかった。

それなのに現場では重い荷物を運ぶ仕事が多い。
「私、ギックリ一歩手前だから、力仕事を免除してください」なんて死んでも言えない雰囲気。
言ったら「いますぐ辞めて」とクビを切られるのが目に見えている。
フリーの日雇い労働者の悲しさ。

私の代わりはどこにでもいる。
腰を痛めたおばさんより体力のある若い子のほうがいいに決まっている。
弱音を吐いた瞬間に「明日から来なくていい」と言われる。
私の痛みなど誰も考慮してくれない。

だから今日も痛みを我慢しながら1日中働く。

病院に行っても治らない。
少し良くなってもすぐにぶり返す。
同じ状態を何度も繰り返し、完治する気配もない。
年々状態は酷くなってきて、もう気力だけでは誤魔化すことができない。

誰かが「腰の痛みは怒りを溜めすぎたせいだ」と言う。
この話は何かの本で読んだことがある。
その本には「腰痛は怒りである」とはっきりと書いてあった。
身体の中のあらゆる臓器は感情とリンクしていて、心に強いストレスがかかったときに体に支障がでると。
つまり「心因性腰痛」。
心に強いストレスがかかった時に腰に痛みが出るということ。

なぜストレスを抱えると腰に症状が出るのか。
はっきりとした原因はまだ解明されていないが、以下のような2つの説が唱えられている。

①ストレスによって筋肉が硬くなってしまい、腰のトラブルが発生する
②強いストレスに気が付かないように、腰のトラブルを代わりに発生させる。

②を読んで、私はハッとした。
自分の過大なストレスに気づかないように、勝手に身体がわかりやすいトラブルを発生させる。
それほどまでにして気づきたくない心のストレス。
ストレスの原因。

人間の体はそれほどまでして、自分の心を守る。
壊れないように、先に体が犠牲になる。体に傷みが出る。
でも、やがて心も必ず壊れるのだ。
時間の問題。

人間の体は本当に優秀だ。

そんなにしてまで気づきたくないストレスとは何か?
私の奥底に溜まっているものは何か?
虐待の精神的後遺症はまだそんなにも癒えていないのか。
私の中の怒りは内部から体を壊滅するほどにまだ抑え込まれているのか。

私の中の怒りが、私の体に痛みとなって現れる。
「私はここにいる」「私は忘れていない」と主張する。

私の中には青黒く静かに燃え続ける怒りの炎がある。
その炎が私の体を焼き尽くす前に、痛みで正常な意識を失う前に、
私は私を取り戻したい。

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