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随筆またはエッセイ

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躁状態で書いたものが多いです。(下にいくにつれて躁) ちょっと意味わからないかもです。
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#双極性障害

躁なんです。

躁なんです。

スーパーの商品ラインナップが、どの売り場も年末年始に向けて浮かれ気味だ。
この浮ついた空気がするりと身体に入り込んでしまえばどうなるか、想像にかたくない。

そう。
躁だ。今、限りなく“躁”に寄っている。

予兆は2週間くらい前だっただろうか。
先月は身近な人物が続いて亡くなるなど、気分の沈むことが多かった。
それで、一時鬱に寄っている気もしていた。

ところが、次第に躁の気配が濃くなってきている

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「元気です」と今日もわたしは嘘をつく。

「元気です」と今日もわたしは嘘をつく。

「お元気で、お変わりありませんか?」
電話越しの問いかけに
「元気です、変わりありません」
そう咄嗟に答えてしまう。

わたしはいつもそうだ。
何が元気なものか。
鬱の只中に居るというのに。

嘘は嫌いだ。
それでもこうして嘘をつく。
これを嘘と見なすのは少々厳しすぎるのかもしれない。
それでも、わたしはこれを嘘として咎めずにはいられない。

嘘が嫌いだからだ。
嘘をつくじぶんが嫌いだからだ。

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起業したくなる不治の病

今年の1月から3月の間、創業スクールなどに通い、自らの生まれてきた意味や、価値や、人生の目的、なすべきこと、その理由なんかを熱心に考えた。
その結果、自分の考えた事業を発表する3月の最終プレゼン前にはすっかり鬱になってしまった。
『嘔吐と悟り、メランコリア』

以前の記事の中で上記のように書いた。
せっかくなので、その創業スクールでどんな事業アイデアを創出したのかについても少し聞いてほしい。 

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死にたい君には、おにぎりを。

死にたい君には、おにぎりを。

『千と千尋の神隠し』をご存じだろうか。
そう、ジブリ映画の。
その中で、主人公の千尋がおにぎりを両手にがっつきながら号泣するシーンがあるだろう。
湯婆ぁばの元で働くことになった翌日のことなので、『千尋』ではなく正確には『千』が、ハクの持ってきてくれたおにぎりを食べる、そんなシーンだ。
千は、すぐには食べない。「食べたくない」と言う。
ハクは、「千尋が元気になるようにまじないをかけて作ったんだ、お食

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涼宮ハルヒと躁鬱

涼宮ハルヒシリーズファンのことを「ハルヒスト」と呼ぶのだろうか。
ふと思って調べてみたら、本当にそう呼ぶらしい。
ネットとは、実に便利だ。単語を検索窓に入れてみるだけで、どこまでも繋がっていく世界を探求することができる。
「言葉」を鍵として、新たな世界の扉を開くようである。

少し話がずれてきた。戻そう。

あなたが、もしもこの記事のタイトルやタグに釣られてやってきた「ハルヒスト」なら今すぐバック

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わたしの頭の中の語り部

躁状態になると、脳内に言葉が増える。
頭の中に常に言葉が流れている状態、それが躁状態のひとつなのかもしれない。 

言葉、というより声に近い。
大抵語るのは自分で、他の人の声を聴くことはめったにない。
他人の声で脳内が埋め尽くされるようになったら、いよいよヤバイのかもしれない。まだ大丈夫だ。 

それを考えると、双極性障害として自覚の歴史は浅くとも、実は病歴としてずいぶん長い可能性もある。
脳内に

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