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マーケに役立つ豆知識

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2019年11月の記事一覧

売上は「変化」を生み出すためのゆとり

売上は「変化」を生み出すためのゆとり

皆さんこんにちは。
ギャプライズ鎌田(@kamatec)と申します。

先日こちらのイベントに参加しました。

キレキレなお二人のトークに終始刺激を受けまくったのですが、その中で心に残ったのが深津さんが放った「利益はガソリンみたいなもの」というフレーズでした。

それからちょっと気になっていろんな方の「売上・利益」に関する捉え方を調べてみました。

いくつかあげると

ピーター・ドラッカー
「利益

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許容CACと戦略の自由度 1125

許容CACと戦略の自由度 1125

今日、某SaaS事業の経営者と話していて、「ACV(Average Customer Value:平均顧客単価)が低いと、許容できるCAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得単価)、CPA(Cost Per Action:コンバージョン獲得単価)が低くなって、やれること少なくなりますね」という話になった。

『LTVの高さが、BtoBマーケティングの自由度を決める』でも書

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質問ドリブンコンテンツのすゝめ 1126

質問ドリブンコンテンツのすゝめ 1126

BtoBマーケティングにおいて、良質なコンテンツを書くコツや方法論は多々ありますが、今日おすすめしたいのは、インサイドセールスやフィールドセールス時にお客さんから聞かれたことへの回答をコンテンツとしてまとめる方法です。

「お客さんに質問されたこと=少なくとも一人以上がニーズを持ち、未だ課題解決されていないこと」なので、それをコンテンツにできれば、お客さんにとって役立つ情報を提供できます。

「具

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何がユーザーの再訪や開封やクリックを促すのか 1127

何がユーザーの再訪や開封やクリックを促すのか 1127

メールの開封率やクリック率を上げたり、リードからの商談化率を上げるには何が必要だろうか?

メールに限って言えば、

・リストの質
・配信時のセグメントとコンテンツのマッチ度
・件名
・配信時間
・個人名で送るか

などは開封率やクリック率に影響を与える。

リードからの商談化率に限って言えば、

・初動対応の速さ
・架電してる人とお客さんとの会話のスピードが合っているか(ペーシング
・ニーズが高

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イベント「noteの躍進を支えた”定性と定量の甘い関係” 」の資料と動画を公開します

イベント「noteの躍進を支えた”定性と定量の甘い関係” 」の資料と動画を公開します

こんにちはHikaru Kashidaです。

先日、noteを運営しているピースオブケイク社で、講演イベント「noteの躍進を支えた”定性と定量の甘い関係” 」を開催しました。

これは、noteの成長にそれぞれ違った面からコミットしている樫田(主に定量/データ/グロースなどを担当)と 深津 (主に定性/世界観/UXを担当)がそれぞれの立場からサービスを成長させるための考えを語るといったものにな

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1106 自社サービスに対するお客さんの頭の中での優先順位

たまに社内・社外で話す「お客さんの頭の中での優先順位」という話があって、自社が提供しているサービスが、顧客担当者/意思決定者の頭の中での優先順位にどう影響されるか?を考えるのは、重要な問いだと思う。

お客さんの頭の中での優先順位の高低に影響を受ける領域と、受けにくい領域では、戦い方が大きく変わってくる。

例えば、当社が属するデジタルマーケティングの業界では、10年ぐらい前はSEOやWebサイト

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1107 なぜ顧客獲得コストは低く見積もられるのか

1107 なぜ顧客獲得コストは低く見積もられるのか

以前、MarkeZineの連載記事『LTVの高さが、BtoBマーケティングの自由度を決める』でも書きましたが、BtoBマーケティングにおいて、CAC(Customer Acquisition Cost。1顧客獲得あたりのコスト)は一定以下には下がらず、直感的に思う以上にコストがかかります。

ですが、自分自身含めて、多くの経営者・マーケターはCACを低く見積もる傾向があります。世の中にBtoB商材

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1108 良いDMクリエイティブの考え方

1108 良いDMクリエイティブの考え方

先日、FAX DMや郵送DMでどんなメッセージを伝えるか、どんなフォーマットが良いか?ということを話していて、こういうアナログな施策も、デジタルマーケの領域で使われているABテスト的な手法が使えるなと思った。

Facebook広告やディスプレイ広告などのデジタルマーケの世界では、クリエイティブを1パターンだけ作って入稿、というようなことはあまりなくて、複数パータンのクリエイティブを作って配信し、

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1109 受注・失注分析のすすめ

1109 受注・失注分析のすすめ

通常、外れ値として処理されてしまうような飛び抜けたパフォーマンスを記録した8社を分析し、共通点を紹介する『破天荒な経営者たち』を読んでいて、以下のような記述があった。

アンダースが着任する前は、ゼネラル・ダイナミクスも他社と同様にさまざまな案件に積極的に入札していた。しかし、アンダースとメローは十分な利益が見込めて、落札できる可能性が高い案件のみに絞るべきだと主張した。その結果、入札件数は大幅に

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話題の行動経済学の基礎を約10000文字でまとめました

話題の行動経済学の基礎を約10000文字でまとめました

最近、行動経済学の勉強を始めました。このnoteでは、今までの成果をまとめたいと思います。

中には、意味を取り間違えたり、解釈を勘違いしたり、読み間違えている点もあるかもしれません。その際は「何間違ってんだよ」とお叱り下さい。でもキレないで。怒らないで…。優しく叱って下さい。

なお、私が勉強に使った教材は大竹文雄先生(大阪大学)の刊行された「行動経済学の使い方」です。行動経済学面白い!と思われ

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