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気持ちを代弁してくれているものもあれば、ただひたすらに読んで打ちひしがれたもののような。
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2021年3月の記事一覧

【はじめに全文公開】佐渡島庸平氏が“羨ましい”とさえ思った、多様性の時代を最も象徴する、アイデアのつくり方

【はじめに全文公開】佐渡島庸平氏が“羨ましい”とさえ思った、多様性の時代を最も象徴する、アイデアのつくり方

『マイノリティデザイン
弱さを生かせる社会をつくろう』
澤田智洋(ライツ社)2021/3/3発売

「いい仕事をしたい」と願う、すべての人へ。
むなしさの頂点のようなこの時代に「マイノリティデザイン」という宝物のような考え方を、まずはひとりでも多くの人に届けたいと思い、本の中身がギュッと要約された「はじめに」を無料で全文公開いたします。興味を持っていただけましたら、お近くの書店やAmazonでお買

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違う話

違う話

数日前からシェアハウスに人が来ているのだけど、誤解を恐れずに、失礼を承知で言うと、めちゃくちゃ変わっている人だ。彼のこれまでの人生の生きづらさをどうしようもなく感じさせられて、多様性を受け容れられる社会って難しいなあと思う。

僕自身、久しぶりに違和と出会って、いろいろなことを感じた。もちろん僕が感じている彼の生きづらさは僕目線のものでしかなくて、彼の口から「生きづらい」に相当する言葉は一度も聞か

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その前向きな言葉が、誰かを傷つけることがある。

その前向きな言葉が、誰かを傷つけることがある。

やさしいって、むずい。

「山中さんはやさしいですね」なんてたまーに言われる。そんなことないっす! と思う。僕はやさしさってなんなのか、32年生きてきていまだによくわからないのだ。

たとえば。

人生に悩んでいたり、なにか病気にかかっていたりする人がいると、「元気だして!」「この経験には意味があるよ!」なんてつい言ってしまったりする。

でも、バラに棘があるみたいに、みかんの汁が目に入ると痛いみ

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