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【多忙な日本人必読】 執筆時間補完計画
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2ヶ月程前、
恩も義理もあるプロデューサーから、
某単館系映画のウェブデザインの依頼が舞い込んできた。
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漠然とした “違和感” を覚えた私は
暗に断りたい意志を示したのだが、
プロデューサーに頼み込まれ、
止む無く、お引き受けすることになった。
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私はTwitterで情報発信を始めて、
普通に会社員をやっていたら絶対に巡り合えなかったであろう方からのお誘いを受けて、
今後リリースするコンテンツの打ち合わせをする機会にも恵まれていた。
そして、
湯水のごとく湧き出てくる新作のアイデアの数々を目の前にして、
私は内心ワクワクすると同時に、
危機感を覚え始めていた。
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正直言って、
控えめに言って、
圧倒的に時間が足りないことは
目に見えていたからだ。
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丁度その頃、
会社員としてデザイナーをやっている私は、
新商品とフライヤーの制作に追われていた。
さらに残業後には、
一週間のメニューを考えながら2件のスーパーをハシゴして食材を買い出し。
それから食事を作り、
夫婦の時間も確保し、
それからようやくコンテンツの執筆を始めて、
さらにその合間を縫ってウェブデザインをして、
気がつけば…
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おはよう、 小鳥さんたち!
そんな “日常生活” を続けていて
ついに私は、
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己の活動限界の予感を察知するのであった。
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冷静に考えてみるに、
今の生活をこのまま続けても
時間が増えることは絶対にあり得ない。
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より現実的に意図的に、
[やるべきこと]と[やらないこと]を取捨選択する必要があることは明らかだった。
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では、
[やるべきこと]と[やらなくてもいいこと]
この2つを分つ境界線はどこにあるのだろう?
私はここで、
冒頭のウェブデザインの依頼に対して抱いていた “違和感の正体” にようやく気がついた。
“違和感の正体” それは…
「これって “私である必要性” ある…?」
これだったのだ。
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すでにメインビジュアルも完成しており、
当然、映画そのものも出来上がっている。
つまり、
私にとって今回の依頼は
「このプラモデル、代わりに組んでおいてよ」
と言われているようなもので、
普段、
無から有を生み出すことに生き甲斐を見出している私にとって、
これほどまでに耐え難い苦痛はなく、
本能的に拒否反応を起こしていたのだ。
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一難去ってまた一難、
問題はこれだけではない。
仮にウェブデザインの依頼を断ったとて、
私には日々、食材の買い出しと調理の時間がある。
食洗機 ・ ドラム式洗濯機 ・ ルンバ
時短家電 “三種の神器” をもってしても、
やはり食材の買い出しと調理には何やかんやと時間がかかる。
毎週1回の買い出しを30分と仮定すると、
1年間で約24時間。
毎晩1回の調理を40分と仮定すると、
さらに約243時間。
どう少なく見積もっても年間で約260時間以上、
私は買い出しと調理に掛けていた計算になる。
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そんな衝撃の事実に軽く戦慄していた矢先、
私は不意に、
Twitterで見かけた “とある記事の一文” に、
さらなる衝撃を受けることになる。
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思わず息が止まった。
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その記事では主に、
動画制作に関する[外注]を事細かに解説していたのだが、
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“誰かに何かを代行してもらう発想がなかった” 私にとって、
[外注する]というアイデアは革新的なものに他ならなかった。
そこで私は早速、
毎日の夕食を[外注]できないか、
電光石火の指さばきで検索。
そして、巷で話題の “とあるサービス” を発見。
早速、[外注]してみることにした。
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ちなみにこれらが
実際に食べてみて美味しかったメニューたち↓
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約2ヶ月ほど継続してみて、
一番最初に食べた『牛肉のコンソメ煮』なる謎の機内食風メニューを除けば、
「副菜も充実してて、わりと美味じゃね?」
というのが率直な感想だ。
しかも、
[牛肉/豚肉/魚/その他/朝食/デザート]という豊富なカテゴリーの中から選べる上に、毎週 新メニューまで出るという神対応ぶり。(鶏肉系は美味率高し)
栄養とマンネリ回避を考えながら買い出しと調理をすることに地味に限界を感じていた私にとってはまさに、
救世主 《メシア》 のような存在だった。
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一番最初、
専用容器のまま食卓に並べてみたところ
「まあ…機内食だよね、心が荒むよね。」
という妻からの酷評を一度は受けたものの、
これはお洒落な食器に盛りつけることで無事解決。
今では妻も新しいメニューを毎日楽しみにしており、単身者ならなおのこと問題なかろう。
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実際に食事を外注するようになってからというもの、約1ヶ月で、
大河名義のコンテンツ数本に加えて、別名義の記事を3本、約2万字のコンテンツを4本ほど書き上げることができるようになった。
とてもじゃないが、
食材の買い出しと調理までやっていたら、到底不可能な分量である。
さらに、
以前と比べて、睡眠時間も夫婦の時間も確保できるようになったことが個人的にはかなり大きい。
世間一般的な夫婦の場合、
単身者のようにはどうしても動けないことは、既婚者であれば痛いほどご理解いただけるはずだ。
お子さんがいるご家庭ならば、なおのこと難しい。
だからこそ私は、
誰かに “任せる/外注する” ことの重要性 を思い知ったのだ。
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あなたがもし、
何らかの執筆活動をしていて、
「時間がない…」
と感じているのならば、
あらゆるモノゴトを “外注” できないか?
「本当にこれは、“自分にしか” できないことなのか?」
「本当にこれは、“自分が” やるべきことなのか?」
明確な基準をもって取捨選択していかないと、
時間は勝手に増えてはくれない。
「可愛いは作れる」ならぬ、
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ということを実感した、そんなお話。
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