記事一覧
【私の読書記録】#6 朝が来るまでそばにいる/彩瀬まる
私は夜があまり好きではありません。暗くて静かで、永遠に感じるほど長くて、孤独を感じているはずなのに、目に見えないなにかにじっと見つめられているような感じがするから。
この作品は、夜に重くのしかかってくる"湿度"のような不安が、「人ではないなにか」とともにもたらされ、そして、その中でほんの少しだけれど、たしかな光を見つけられるような作品だと感じました🪞
この作品は、以上の6編で構成されて
【私の読書記録】#4 大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした/著:クルベウ 訳:藤田麗子
あてもなく書店を彷徨っていたとき、作品名がパッと目に入って気になったけれども、「最近本買いすぎだな…」と思ってその日は買うのをやめて帰宅しました。でも、数週間経ってもその作品の名前を忘れられなくて、本が私のためにあるようにそこにいた気がして、再びその書店に足を運びました。
「貴方、大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしているでしょう?」と問いかけてくるように、ひっそりと、でも確かにその書店の一角に