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I say Love!

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「愛」とか「性」とか「恋」とか。そんな諸々について勝手気ままに書きます。
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パートナーシップにおける対話の必要性について、結婚10年目の我が家の場合

パートナーシップにおける対話の必要性について、結婚10年目の我が家の場合

「対話が大切」「話し合うことが大切」

パートナーシップについて語られるときに言われることだ。ふむふむなるほど、そうだねそうだね、コミュニケーションは大切だね。……と、とりあえず何となく理解はできる。

ただ、我が家の場合はこれらが真逆に働いた時期がある。今日は、そんなことに関してつらつら書く。



まず、そもそも「対話」って何ぞや。辞書を引いてみた。ついでに、「話し合う」も。

【対話】向か

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コロナ離婚と我が家の現状

コロナ離婚と我が家の現状

コロナ離婚が、先日Twitterのトレンドに入っていた。

詳しく追ったわけではないけれど、コロナにより離婚に至ったのではなく、外出自粛により夫婦が一つ屋根の下にいる時間が長くなったがために離婚に至った、のだと理解している。夫の定年退職後、四六時中一緒にいる生活に妻が耐えきれなくなって離婚に至るケースと似たものなのだろうと。

かくいう我が家も、夫と過ごす時間が増えた。というより、4月から夫の仕事

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フェミニズム、というよりも

フェミニズム、というよりも

叔母は高卒だ。一方で、ひとつ年上の兄であるわたしの父は、地方から上京し私立大学に4年間通った。叔母は勉強が好きなわけではなかったらしいけれども、聞いた話では「兄ちゃんを希望大学に通わせてあげてよ。わたしは高卒でいいから」と祖父母に言ったらしい。

父・叔母が育った家庭では、精神的に調子を崩して仕事を辞めた祖父に代わり、途中から祖母が大黒柱を担っていた。けれども、そんな当時では珍しかったかもしれない

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夫婦の「それでも」を知りたい

夫婦の「それでも」を知りたい

先週、イライラを加工も包みもせずにぶちまけたのだろうなというLINEが夫から送られてきた。

どうやり取りしても火に油で、最後はヤケクソになったのか放り投げられて終了。コミュニケーションも何もあったものじゃないやり取りに疲弊して、心が無になった。

その後、狭苦しい2DKで家庭内別居状態に陥った。元から生活リズムが異なってはいたのだけれど、顔も合わさなければ会話も皆無に。

接しさえしなければわた

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祖父のこと

祖父のこと

「3」という数字を見ると、心がざわり、とする。

今日は祖父の命日だ。3月3日ひな祭り、午前3時頃に亡くなった。わたしが9歳、小学三年生の頃のことだ。

「お葬式」というものを言葉だけで聞いたことはあったけれど、「死んだ人」を見るのははじめてだったし、参列したのもはじめてだった。

突然の死だった。数え年で還暦の、急な死。駆けつけた親戚が祖父にすがって泣き崩れていたこと、通夜や葬儀で嫁である母が泣

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「天才作家の妻」とわたしの祖父母と。

「天才作家の妻」とわたしの祖父母と。

母の実家に帰省すると、夜はいつも酒盛りだった。祖父母はともに酒に強くて、母が子どもの頃から晩酌が恒例だったらしい。

母も酒には割と強い。そして、わたしもどちらかというなら強い方だ。

たくさんの刺身やカニ、寿司を食べ、満足したところで妹とトランプをしたり絵を描いたり。祖父母と両親は引き続き酒を飲みながらわいわいと盛り上がっている……というのがいつもの光景だった。

たいがい、飲みすぎて酔っ払った

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「いい」が指す条件の曖昧さ

「いい」が指す条件の曖昧さ

オリエンタルラジオの中田敦彦さん(あっちゃん)の、「いい夫やめます」という記事を読んだ。

記事はこちら。

妻がほかの女性たちと話す中で「いい夫」比較をしてしまい、求めるラインがどんどんうなぎのぼりになってしまっていたのでは、と。

妻のために求められることに応えてきたのに、結果的にそれが妻の中で「当たり前」になってしまい、夫婦にとってよくなかったのでは、と。

カウンセリングを受けてみたら、自

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#8 結婚前後の性のギャップ

#8 結婚前後の性のギャップ

少し前に、コンビニで売られているアダルト本の是非についての意見を見かけた。そうして、そういえばわたしが「性」に出会ったのは、コンビニではなく、通学路に捨てられていたアダルト本だったなあと思い出す。

そこは新興住宅地で、まだ道路の舗装工事も行われているような開発途中の時期のこと。わたしは小学校三、四年生だった。

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#7 かわいく頼むなんてできない

#7 かわいく頼むなんてできない

夫が家事や育児に非協力もいいところだった時期のこと。わたしは高さ180cm、幅50cmほどの本棚をひとりで組み立てた。

そのことを、何とはなしに友達(ママ仲間)に話したら、「そこで頼らなきゃー!」と言われて、「ええ……」と思った。

「できない。やって♡」という妻の方が、夫は頼られていると思ってやる気が出るよ、ということだった。うーん、まあ、頼られたら嬉しい、という気持ちはわからなくもないけれど

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#6 あえてスルーする必要性

#6 あえてスルーする必要性

先日、朝っぱらから子どもたちが用意をしなかったり喧嘩をしたりとややこしかった日に、夫が暴発した。

それまでにすでにわたしが叱り散らしていたので、偉そうなことは言えない。だけど、「いや、ふたりで怒るのはダメだろ」と思い、わたしが何とか怒りを抑えて送っていった。(本当は夫に送りを頼んでいた日だった)

夫は夫で、「そっちだって怒っていたくせに、俺が怒り出したら不満そうにするのはおかしい」と苛立ったら

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#5 ポリアモリーとセフレの違いがわからなくなった話

#5 ポリアモリーとセフレの違いがわからなくなった話

人の愛し方には、その人それぞれの形がある。……という当たり前のことを知ったのは、大学に入ってしばらく経った頃だった。

同性を好きになる人がいることを知ったのは、中学生時代のこと。当事者に知り合って、「いろんな形」を体験的に知ったのが大学入学後のことだ。

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#3 いい加減に「あさ」を迎えようよ

#3 いい加減に「あさ」を迎えようよ

医大の受験判定で、女性が差別されていたらしい。発覚後、憤りを感じている言葉を多数目にし続けている。

理由は「女性は結婚や出産で退職してしまうから」。まあ、退職「してしまう」女性がいないとは言わない。でも、退職「せざるを得ない」女性の存在が黙殺されている現実に、これまで受験して落ちた女性の悔しさを思った。

わたしの友人にも、子どもの頃から医師を目指していた子がいる。お金の事情で私学医大は不可。国

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#2 寝耳に水が信頼を害する

#2 寝耳に水が信頼を害する

※このnoteは「半分、青い」のネタバレを含みます。

朝ドラ「半分、青い」を毎日見ている。ヒロイン鈴女の結婚の行く末は事前に知っていたのだけれど、いざ「別れてくれ」と言われるシーンが訪れたとき、わたしの頭の中には「報連相……」という言葉がぐるぐると巡っていた。

一気に時が過ぎる展開で、間の時間が描かれていないから、その間の夫婦関係はわからない。けれど、いくらなんでも夫婦間で大切な話がなされてい

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#1 積み重ねたものが愛とは限らないけれど

#1 積み重ねたものが愛とは限らないけれど

その場でしか関わらない人の話を聞くのが好きだ。たとえば、タクシー運転手であったり、指名制ではないところの美容師であったり。積極的に話してくれる人、寡黙な人。当たり前だけれどさまざまな人がいて、盛り上がるかどうかはそのときどきだけれど、営業トークではない会話は楽しい。

その夜、ママ飲み会の帰りに乗ったタクシー運転手(50〜60代)は、最近では珍しいくらいによく話す人だった。

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