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【中医学】高血圧と糖尿病の関係

【質問】
母が高血圧と2型糖尿病です。食生活も本人なりに気をつけていますが、甘いものばかり食べています。
高血圧とは中医学ではどのような状態ですか?

【結論】
高血圧は、足元の冷えやむくみと食べ過ぎが最も多い原因です。

✅1)高血圧の原因は

①下半身のむくみから、血液が上半身に持ち上げられた状態。
例えるなら、下半身は、圧縮袋に入った状態。
血液が上半身だけを流れるので、血圧が高くなります。

②食べ過ぎから胃停滞を起こし、停滞した食べ物が熱化し、血液を上半身にビュンビュン回した状態

停滞した食べ物が熱化するとは、食べ物を消化するために、胃に気血が集まります。
気はエネルギー熱いエネルギーを持っているので、胃熱という状態になります。

熱い血液は、勢いよく流れるので高血圧となります。

更年期の女性に、上半身の汗が止まらない、足がむくんでこむら返りを起こすなどがあります。

✅2)糖尿病なのに甘いのが食べたくなるのは?

糖尿病の血液は、その名のごとく血に糖が混ざっているのでネバネバします。

ネバネバした血液は、赤血球や、白血球、タンパク質、脂肪をくっ付けながら流れます。

しかし、ネバネバして流れにくいので、流すために、さらに食べて「気血」をチャージして、気を増やし流そうとします。

そのため、糖尿病患者さんは、ダメとわかっていても食べたくなります。

また、血液がネバネバして流れにくいので、気滞(気の停滞)から鬱にもなりやすいです。

✅3)親子であっても人は変えられない

厳しい言葉ですが、大切な家族ほど感情が入るため、見守ることが難しく、強く言ってしまいがちです。

しかし、人は変えられませんが、良い影響は与えられます。

ご相談者さんが、健康で生き生きと自分らしく生きている背中をお母さんに見せることで、良い影響を与えることはできます。

また、体が喜ぶものを一緒に食べに行くこともできます。

糖尿病患者さんは、心の奥底に満たされない感情がありますので、時間をかけてゆっくり、理解し合う時間が必要となります。

そうは言っても親子なので、感情が入ります。
ご自身が疲弊しないように、自分を1番に守ってください。

以上、参考になれば嬉しいです。
問題は、感情と課題がくっついて起こります。


【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産4児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
このブログは、美容健康インストラクター、教育者、医療従事者向けです。
生徒さんからの健康相談やご家族・ペットの健康管理に、中医学の基礎知識をぜひ活用して、健康を守ってください。

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