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テュル活マガジン

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テュル活とは、テュルク的活動のこと。「日常に、ほんの少しテュルクがあると、少しだけ幸福感が増す。」という趣旨でやっている、趣味と実益を兼ねたライフスタイルともいえましょう。 こ…
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2021年12月の記事一覧

【シリーズ】あるじとしもべのダイアローグ(9)

【シリーズ】あるじとしもべのダイアローグ(9)

「あるじ」
「…」
「あるじ ねえあるじったらあるじ ただいま帰りましたよあるじ」
「…」
「あるじ?私が戻ってきたと言うのにどうして口をきいてくれないので?」
「うるさい ワイはもうおまいのパパンとママンのあるじになったんや」
「そんな 1ヶ月ぶりの再会だというのに もうちょっとうれしそうにしてくださいよ 私などはもう最後の1週間はあるじに会いたすぎて眠れませんでした」
「寝てないんかぇ」
「い

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なりゆきでフェスに参加することになった件

以前も言及したことのあるこのオンラインイベント。今年も自分にはたいしたネタはないし、オーディエンスとして参加しようかなあと漠然と考えていたところに、主催者の一人であり同い年でありなんかいつのまにか大学のえらい先生であり先日の言語学アドベンターの仕掛け人であり、そしてTwitterでカエルのアイコンを長らく続けていらっしゃるまつーらさんから直接DMを賜ったのです。いわく、その「アドベンターの続きでも

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公式の記録をシェアします

先日、2021年を振り返ったばかりでしたが、note公式もユーザーごとにまとめてくれているようです。以下から、私の今年のnoteの成績を参照できます。

他人と競っているわけではないので、したがって誰かと比較する意味もなく、数字というか成績としてどう評価したらよいのかはなんとも言えません。

ですが、書き続けていてそれなりによいこともたくさんありました。それは間違いないでしょう。(これまでも何度も

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【業務連絡】「オフィスぴの吉」の年末年始休業期間のおしらせ

【業務連絡】「オフィスぴの吉」の年末年始休業期間のおしらせ

ご存じでしたか?「オフィスぴの吉」は実在します!この間、とある知り合いに「オフィスぴの吉」は開業届を出してある、と言ったらびっくりされました。そう、しかしこれは本当の話。「オフィスぴの吉」を屋号として、個人事業として税務署に届出をしてあります。

ですので、もちろん自分の趣味と実益を兼ねているのは間違いないのですが、「オフィスぴの吉」は6月以降、ありがたいことに順調に営業を続けております。

ただ

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いつかは、一人で。

いつかは、一人で。

バクーからイスタンブルを経由しての、羽田への帰国便のことです。当然のことなのでしょうが、バクーからイスタンブルへの便よりも、イスタンブルから日本への便は日本人旅行客が圧倒的に多くなりました。

なかには、小さいお子様連れのご家族も。
この大変な時期にご家族での移動、ご両親はたいへんご苦労なさったことだろうなと思います。そんな、帰りのターキッシュエアラインズの機内でのこと。座席に座った小さな子の声が

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ちょっと早いですが、2021年の振り返り

ちょっと早いですが、2021年の振り返り

気がつけば、12月22日ですか。2021年もあっという間に過ぎていったなという感があります。雑文を書くということを日課にしていたこともあって、書いていったものを読み返せば大体の流れはわかるかなと思うので、少し振り返ってみようかなと思います。

まだ今年は9日ほど残っているわけですが、おそらく年の瀬には私もうまくいけば、自主隔離期間が明けて長崎に戻る戻らないというあたりでばたばたしそうなので。

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グタブも食べずして日本には帰れまい:アゼルバイジャンめし入門

グタブも食べずして日本には帰れまい:アゼルバイジャンめし入門

12月前半のアゼルバイジャンでの行動の様子はすでに下記のマガジンにもしてありますので、よければぜひそちらのほうもご覧いただきたいと思うのです。

さて絶賛自主隔離中の昨今、現地で食したアゼルバイジャン料理がことさら懐かしく思えます。ということで、紹介がてら今月外食で口にした「アゼルバイジャンめし」を、あらためて写真で紹介してみようと思います。

スープ(Şorba)スープはアゼルバイジャン語ではシ

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記念の日に彼の地を憂う

記念の日に彼の地を憂う

すっかり忘れていました。

今日12月19日は、私が2014年にアンカラでの生活を始めた記念すべき日だったようです(Facebookに教えてもらいました。このSNSの数少ないよいところの一つですね)。

アンカラにいた頃は、あれだけこの日をはっきりと認識していたのに。本帰国してしまったのち、たった2年でそのことを忘れてしまうのかと思うと、人間の(…というか自分の)いい加減さを痛感します。

そんな

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「いつまでもあると思うな体力と気力」説

「いつまでもあると思うな体力と気力」説

イスタンブル経由での日本帰国便、バクー→イスタンブル間はとんでもない満席ぶりでした(この時節にそんな行き来することがあるんだ、と)。しかしさすがにイスタンブル-羽田の便は、日本が入国制限をかけていたこともあって相当空席がありました。私の隣どころか、前後の列にも人が乗っていない。

航空会社には申し訳ないですが、人がいない分大変快適なフライトでした。隣の座席に人がいると言うこと自体がなかなかにストレ

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「トルコ語がわかれば、他のテュルク諸語もわかる」説はどこまで本当なのか?

「トルコ語がわかれば、他のテュルク諸語もわかる」説はどこまで本当なのか?

かつて白水社から発売されていた、『エクスプレス トルコ語』(大島直政著、1988年。のちに2004年に『CDエクスプレス トルコ語』)の「まえがき」は、次のような文章で始まっています。

なんもかんも「トルコ語」じゃあないんだよォ!!大島氏は故人であり、また当時は今ほど(今もどうだか、という話はありますがそれもおいといて)認知度も人気も高くなかったであろうトルコ語学習のメリットということで、意識的

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