見出し画像

システムエンジニア5年目で将来が不安になって、そこからどう立ち直ったかという話

20代後半、男性、システムエンジニア、趣味:ゲーム
最近あった出来事、考えたこと、悟りを紹介します。

病気をきっかけに将来が不安になった

2024年。
システムエンジニアになって5年が経とうとしています。
経験5年となると、中堅かそのちょっと手前くらいでしょうか。

3月の頭にインフルB型を患ってしまい、家に籠ったりでメンタル的に落ち込みました。

身体が病むと心も病んでいき、ネガティブ思考になって漠然と将来が不安になってしまいました。

「将来、システムエンジニアとして食っていけるだろうか?」
「今の現場に1年半いるけど、スキルアップできてないんじゃないか?」
「報酬が3年前と大して変わらないどころか、少し下がってるぞ…」
「現状、同期と同じくらい稼げているんだろうか?」
みたいな考えがぶわーっと浮かぶわけです。

今は大丈夫になりましたが、結構悩んでました。
人間不思議なもので、こういう時って誰かに話したくなるんです。

というわけで、色んな人に話を聞きました。
①エンジニア1年目の時に一緒に働いていた4コ上の先輩
②↑と同じ現場で働いていたフリーランスのベテランエンジニア
③僕の所属会社の営業兼社長さん
④大学時代の同期(営業職。エンジニア全く関係ない)

①エンジニア1年目の時に一緒に働いていた4コ上の先輩

転職先で社内SEになったそうで、「社内SEおすすめだよ」という話をしてくれました。

社内SEは開発エンジニアと比べて、
・仕事の難易度が低い(プログラミングほとんどやらないから)
・要求されるスキルが低い(簡単なVBAとか書ければOK)
・感謝されることしかない、怒られることもない
・納期がないから、プレッシャーがない
・給料は少ないし、微増しかしない
・現場が変わることがないから安定
※あくまでこの先輩の仕事はこんな感じです、という話で、社内SEみんながみんな↑のようではありません

「社内SEって魅力的だなぁ」と一瞬思ってしまいました。
でも、よく考えてみたら僕の性格に合ってなさそう!と思い留まりました。
・仕事の難易度は高くてもいい→できた時の喜びがデカいから
・要求スキルは高くてもいい→現場に必要とされている実感が沸くから
・感謝されたいし、怒られたくはない→これはそうw
・プレッシャーはない方がいい→これもそうw
・給料は高い方がいい→老後資金を貯めたい
・現場は変わった方がいい→ずっと同じ場所だと飽きちゃう

あと先輩は、現在の年収や貯蓄まで教えてくれました。
年収も貯蓄も、僕の方が多かったです。

「同期と同じくらい稼いでいたいなぁ」という漠然とした気持ちはあったんですが、4コ上の先輩より稼いでいて、貯蓄もあってちょっと安心しました。(この話はまた後ほど出てきます)

②同じ現場で働いていたフリーランスのベテランエンジニア

いま多分30代後半の韓国人で、日本で10年以上は開発エンジニアとして働いている方。

僕の現場はいわゆる「人が良くて居心地が良いけど、スキルアップはできない」といった状況です。これをそのままベテランさんに相談したら「すぐに現場変えた方がいいですね」とアドバイスしてくれました。

「今はいいかもしれないけど、後々困るのは自分」って内心分かってはいたけど、行動に移さないまま1年半が過ぎていました。そんな停滞気味の僕に、ベテランさんのアドバイスはガツンと響きました。

早速行動に移そうと思って「現場変えたいです、相談させてください」と所属会社の営業兼社長さんにLINEしました。

ちなみに、ベテランさんの現在の報酬は僕と変わらないくらいでした。
そう考えたら、僕は割とやれている方なのでは?と思いました。
(この話も後で出てきます)

③僕の所属会社の営業兼社長さん

エンジニアとして駆け出しだった頃、「フリーランスになりたい!」と思い、3社のフリーランスエンジニアエージェントに登録しました。

経験1年半のペーペーだったので、どのエージェントもあまり真剣に仕事を取りにいこうとはしてくれませんでした。

ただ、②のベテランさんに紹介してもらった営業兼社長さんは別でした。
現状のスキルセットでも受けれそうな案件を取ってきてくれて、無事にフリーランサーとしての道へ進めました。
(現在は所属会社の正社員となりましたが、報酬制なので変わらずフリーランスのような扱いです)

今回の件で社長さんに「現場変えたいです」とLINEしたら、すぐに会議の機会を設けてくれました。

その会議では
・今どんな仕事をしているか(いかにスキルアップに繋がってないか)
・次はどんな案件をやりたいのか(社長目線でどんな案件がいいと思うか)
・いま需要が高いスキル、技術、言語は何なのか
等について話しました。

将来が不安な中で、どんな道があるのか・どの道に進めば良さそうか。
僕には分かりませんでした。

社長が色々な道を提案してくれたので、将来の不安が少し緩和されました。

この会議で、社長は「今は○○が需要高いから、次は○○の案件に入れるように、今は勉強しよっか」と提案してくれました。

そして3月中旬現在、細々と勉強を続けています。

④大学時代の同期(営業職。エンジニア全く関係ない)

彼は今回話した唯一の同い年です。
収入を聞いたら、僕と同じくらいでした。
(このことも僕にとっては安心ポイントでしたw)

彼の話で印象的だったのは「人って不幸だと頑張れるんだよなぁ」という話でした。たしかに、幸せだったら別に何も変える必要ないから、頑張る必要もないしモチベも上がらないよなー。

彼も僕も20代後半で、ある程度貯金もあって、生活に困らないくらいの収入があると、「ある程度幸せだし、現状維持でいいんじゃないか」という思考になっちゃうんですよね。(実際この1年半はこの思考になっちゃってました)

それが3月頭にネガティブ思考に陥ったせいで「今は幸せなんだけど、将来的に不幸になりそうな危機感があるから、現状を変えたい」という思考にシフトしちゃってました。
※「将来的に不幸になりそう」というのは「将来稼げないエンジニアになっちゃうんじゃないか」ということです

ちなみにこの同期は、出会った当初(大学時代)から「下を見て安心する」をモットーに生きていましたw そのことで周りからイジられたりして、僕も当時は「いやいや、上を見ないと成長できないでしょ」と内心思っていました。

今回の件で、僕はいつも上を目指したり、横に抜かれないか心配になっていたことに気づきました。なぜならこの同期を見て「下を見るのは愚か」と思っていたからです。

ただ、今になって思い知らされた。
「下を見るのも時には大事」ってことに。

自分の現在地を知れるし、下には下がいるって考えたら、自分がいかに幸せか・恵まれてるか実感できるから。安心できるから。

これからは下"も"見ようと思いました。

かなり本音で言ってしまうと、①の先輩も②のベテランさんも金額だけで見たら下。(人間としては素晴らしすぎるし、尊敬しているし、今回の件で大分助けられたので感謝もしてます)④の同期は金額だけで見たら横並び。正直、安心してしまいました。

「案外自分って大丈夫なのかも!」と少しポジティブに考えられるようになりました。今後「このままで大丈夫かな…?」と不安に押しつぶされそうになったら、横や下を見ようと思いました。

一応、上も相変わらず見るんだけど、「あー、あいつらは次元がちげぇわ。あいつらにはならなくていいや」と諦めるようにしよう。今の僕にはこの思考が合ってる気がする。

あらぬプレッシャーを感じて、悩んで、心病んで、働けなくなったら元も子もない。そうなるくらいなら、上を目指そうとしなくていいし、横に抜かれたっていい。下を見て安心してもいい。

と悟った2024年の3月でした。

この記事を読んで、思考・行動が変わったよーとか、私・僕はこう思ったよーとかあったらコメントください。また、この記事が良かったらいいねもください。励みになります。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?